★MotoGP2016オーストラリアGP ミシュラン フィリップアイランド専用タイヤを投入
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今週末のオーストラリアGPの舞台となるフィリップアイランドで、ミシュランはフィリップアイランド用の特別なリアタイヤを投入します。当然かなりハードなタイヤになることが予想されますが、どの選手がいち早くこのタイヤの性質を理解して使いこなせるか?で勝敗が分かれそうです。 ミシュランはタイヤへの要求が高いフィリップアイランドにおいて、完全に新しいコンパウンド、完全に新作となる2種類のリアタイヤを投入することを認めた。今までMotoGPにタイヤを供給していたブリジストンは、フィリップアイランドが2013年に再舗装されたことを受けて、タイヤのライフがレース全体で保たないことから、レース中のバイク交換という処置を取ったことがあった。
ミシュランにとっても、オーストラリアGPのタイトルスポンサーとして大きなチャレンジとなる。プレシーズンテストで回収したデータにより、ミシュランはフィリップアイランドのアスファルトに適したコンパウンドを開発。フロントのスリックタイヤはソフト、ミディアム、ハードの3種類。ソフトとハードはアシンメトリックデザインとなる。これは、長い高速コーナーに対応してタイヤの左側がハードとなるもの。リアタイヤには完全に新しい2つのリアタイヤが投入される。これはハードとミディアムコンパウンドで、いずれもアシンメトリックデザインで、フロントと同じくタイヤの左側がハードとなる。
ピエロ・タラマッソ
「ミシュランがタイトルスポンサーとなることで大きな注目を集めるでしょうし、フィリップアイランドで課されたタスクについては幻想を抱いているわけではありません。ここは最も過酷なサーキットの1つで、タイヤにもハードなトラックです。これを念頭に入れてこのトラックのためのタイヤを開発しました。過去7年にわたりここでのレースの情報がありません。自分達が持っているのはほんの僅かの関連データのみです。ただ今年始めのテストでは、雨にも関わらずポジティブな結果を得ることが出来ました。そして全てのライダー、チームから多くのデータを得ることが出来ました。ここで機能するだろうと考えているタイヤを開発ました。これはまったく新しいコンパウンドのもので、フィリップアイランド専用タイヤと言えるでしょう。ここ以外では使用しません。トラックは非常に粗く、これに対応出来る事を念頭にいれています。そして高速コーナーもありますので、フロントもアシンメトリックタイヤとし、この特別なトラックでライダーが必要とするグリップを得られるようにしています。」
また、3種類のレイン用フロント、2種類のレイン用リア、インターミディエイトタイヤも利用可能となる。