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★MotoGP2016 セパン・インターナショナル・サーキット 再舗装のポイント

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セパンの舗装が改修され、ターン15は路面のキャンバーが大きく変更となり排水性が大幅に向上しているようです。また、ランオフエリアの拡大もされたということで、全体的に安全性が大きく向上しました。 f:id:teletele916:20161010194333p:plain セパンインターナショナルサーキットが再舗装されてから初めての世界選手権レースとなったのが、5月開催されたWSBKだった。そしてMotoGPは2015年に騒動のきっかけとなったセパンを迎える。セパンで行われた作業は再舗装に加えて排水性の向上、キャンバーの変更、ランオフエリアの変更などだ。


主な狙いはトラックをより高速にスムーズにすること。さらにコンスタントなグリップレベルに加えて優れた排水性を発揮すること。最も大きな変更点は最終コーナーのキャンバーが調製されたことだ。これは水の流れがトラックを跨いで流れる事を予防するためで、レーシングラインを変更し、最終コーナーでのオーバーテイクの機会を増すもの。そしてアペックススピードを落とすことで、メインストレートでのスピードをコントロールする狙いもある。ラップタイムは同程度ではあるが、ターン15はこれからは異なる形でアタックする必要がある。


トラックの排水性は大きく向上。これは最終コーナーもそうだ。キャンバーの変更によって水の流れの方向が変わり、トラック上に水たまりが出来ないようになっている。加えてセパンの問題であったバンプは取り除かれスムーズになっている。特に問題となっていた箇所はターン12だった。縁石もトラックのいくつもの箇所で変更され、あらたに接地されている。その他の特徴として、ターン1、4、9はランオフエリアが改修され、2輪、4輪ともに安全性が向上。いくつかの舗装部分はグラベルに改められ、ランオフの有効性が向上している。


MotoGPは10月30日にセパン・インターナショナル・サーキットに戻ってくる。マルク・マルケスはチャンピオンシップ優勝に近づいており。セパンもその準備は万端だ。

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