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★スズキ 2017年型GSX-R1000とGSX-R1000Rを発表

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スズキから2017年型のGSX-R1000とGSX-R1000Rが発表されました。「リッタークラストップの栄冠を取り戻す」というコンセプトのもと、エンジン、シャーシのコンパクト化などで最大出力、最軽量を愚直なまでに追求しています。メーター周りには金をかけないところといい、ヌメヌメしたデザインといい、スズキらしさ全開で素晴らしいですね。さらに慣性計測ユニットも装備されたとのことで、一気に最新のスーパースポーツモデルのライバル相手に戦えるバイクとなりました。 f:id:teletele916:20161004203019p:plain 新型のGSX-R1000にはGSX-R1000とGSX-R1000Rの2バージョンが存在する。スズキによると、この新型は今までに作られた中で最もパワフルで、最もハードに加速し、クリーンな走りをし、最もエアロダイナミクスに優れ、最高のハンドリングのGSX-R1000だという。

エンジン

f:id:teletele916:20161004203109p:plain GSX-R1000は新型の999.8ccのDOHC直列4気筒エンジンを搭載。199.27馬力、86.73lb/ftのトルクを発生し、今までのGSX-R1000の中で最もパワフルだ。スズキは低中速を犠牲にすることなくトップエンドパワーの増大を目指したということで、新しいエレクトロニクスパッケージによってドライバビリティー、信頼性が向上しているという。またエンジンはコーナリングパーフォーマンスを向上させるためレイアウトを見直し、6.6mm幅が狭く、22.2mm短くなっており、6度後ろ向きに倒れている。


圧縮率は高く、既存の12.9:1から13.2:1となった。ボアは拡大され、ストロークはショートになり、74.5 x 57.3mmから76 x 55.1mmとなった。エンジンはさらに1,000回転回るようになり、レッドラインは14,500回転となる。


さらに回るようになったエンジンは、新しくなったバルブトレインのおかげでもあり、既存のバケットタペットシステムからフィンガーフォローロッカーアーム式へと変更されたことで、バルブのリフト量が上がり、さらなる高回転エンジンとなった。カムシャフトもデザインが改められている。バルブ、トランスミッションギアも新型だ。


新型のGSX-R1000はスズキが言うところの「ブロードパワーシステム」を使用している。これはMotoGPからもたらされたテクノロジーで、可変バルブタイミング(スズキレーシングVVT)、フィンガーフォロワーバルブトレインシステム、ライドバイワイヤ電子制御スロットルボディ、エキゾーストパイプバルブ(スズキエキゾーストチューニングアルファ)などの総称。


新型のGSX-R1000が装備しているのはライドバイワイヤ ダウンドラフトスロットルボディ。これは先代のモデルより19mm短く、44mmから46mmへとボア径も拡大されている。これはミッドレンジを犠牲にすることなくトップエンドのパワーをさらに生み出すために設計されたもの。エアフィルターも、さらに抵抗の少ないものになっている。サーボモーターによって稼働するエキゾーストバルブも同様に、トップエンドのパワーをさらに得るための装備となる。

エレクトロニクス

f:id:teletele916:20161004203237p:plain 新型のGSX-R1000は想像どおり大量のエレクトロニクスを装備している。 中心となるのは慣性計測ユニットで、これにより10段階のトラクションコントロール(モーショントラックTCS)とABSをコントロールする。


またスズキのドライブモードセレクター(S-DMS)も装備しており、ライダーはマップとパワーデリバリーのキャラクターを変更する事が可能。調製は3段階で、トラック、もしくはドライ路面用のA、トラックもしくは一般道用のB、レインモードとなるCだ。

f:id:teletele916:20161004203351p:plain 新型のGSX-R1000はクイックシフターも装備しており、クラッチを使用せずにシフトアップ/ダウンが可能で、ローンチコントロールも装備している。全ての情報は新しいLCDインストゥルメンタルパネルに表示される。

シャーシ&ボディワーク

f:id:teletele916:20161004203306p:plain 全長1,425mm、ホイールベースは20mm長く、空車状態の車重は202kgと既存モデルより3kg軽量になっている。


シャーシは完全な新型となり、10%軽量、フレームの最大幅の部分絵20mm幅が狭くなっている。スイングアームも新型で、剛性を最適化されている。サブフレームも同じく新型だ。スズキによるとサブフレーム単体で1kg軽量になっているという。


コーナリングパフォーアンスを最適化するために、電子制御のステアリングダンパーも装備される。 サスペンションはShowaのビッグピストンフォークで、GSX-R1000RにはShowaのバランスフリーフォークが装備される。GSX-R1000にはプログレッシブリンクのShowaのリアショックが装備されており、GSX-R1000RにはShowaのBFRCライト(バランスフリークッションLite)ショックが装備される。これはダンピングコントロールを独立化させたもので、ライダーにさらなるフィーリングを提供するためのもの。S

f:id:teletele916:20161004212529p:plain ブレーキはブレンボ製320mmディスクとラジアルマウントのモノブロックキャリパーが装備される。リアはニッシンのシングルピストンキャリパーに220mmディスクという組み合わせ。ブレーキシステムはハードブレーキングの最中のリアのリフト量を減少し、RモデルにはコーナリングABSが装備される。


ホイールには新型の6本スポークのアルミホイールが装備され、タイヤはブリヂストンのRS10だ。

f:id:teletele916:20161004203336p:plain 新型のGSX-R1000は未だにしっかりとGSX-Rの顔をしている。より親しいやすいスタイルとなり、造形を変え、曲線が多く、幅が狭くなり、エアロダイナミクスを意識したデザインとなった。 フロントフェアリングはLEDヘッドライトとLEDポジションライトを装備している。リアも同様にLEDのテールライトとブレーキライトを装備する。またウインカーも全てLEDだ。

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