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★MotoGP エアロダイナミクスデバイスに関してのレギュレーションを発表

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2017年のMotoGPクラスのウイングレット禁止について、グランプリコミッションからレギュレーションが発表されました。ポイントとしては、ウイングレットではない、フロントフェアリングと一体化した突起物の類も全て禁止するために、定義の範囲がかなり曖昧で広く、最終的にはテクニカル・ディレクターがレギュレーションに沿っているかを判断するという部分です。こうしておくことで、メーカー(特にDucati)は「これならレギュレーションの範囲に収まっているはず」という形で開発がしにくくなるという狙いがあると思われます。 f:id:teletele916:20160914054518j:plain なお、今回発表されたレギュレーションは下記のようなものです。

「フェアリング、ボディーワークから飛び出しているデバイスもしくは鋭角な突起物、ボディの流線型の中に収まっていないパーツでエアロダイナミクスの効果を発揮する可能性がある(ダウンフォースを発生させる、エアロダイナミクスにおいて後流を乱す)ものは禁止とする。テクニカル・ディレクターのみが、こうしたデバイス、フェアリングのデザインが規定範囲を超えているかどうかを判断出来る。予測出来ない安全上の結果を避け、フロントフェアリングがウイング形状とならないよう、フェアリングの先端はフロントホイールのスピンドル(※アクスル軸)から垂直に引いた線より150mm以上突き出ていてはいけない。(なお、現在使用されているフェアリングは全てこの規定沿っている。」


2017年のMotoGPにおけるエアロダイナミクスとそれらにまつわるルールが公表された。ミサノで開かれたグランプリコミッションの話し合いで、ドルナのテクニカルチームからの提案が受け入れられ、エアロダイナミクスデバイスと、そう定義出来るもの全てが禁止となった。ウイング、(ボディワークからの)膨らみ、フロントフェアリングからのあらゆる突起物が禁止される。この提案は、技術ディレクターのコラード・チェッキネーリ、テクニカルディレクターのダニー・アルドリッジ、レースディレクターのマイク・ウェッブからなる少人数のグループによって作成されたもの。


主な狙いは、言葉の定義を可能な限り曖昧にすることだ。(※この部分の原文の意味を日本語に置き換えにくかったので、嫁さん[英語ネイティブ/ロッシファン]に確認しました。)そうすることで、エンジニアがレギュレーションの抜け道をついて開発をすることを避ける事が出来る。テクニカルディレクターのダニー・アルドリッジがフェアリングからの突起物について、レギュレーションからの回避策をしっかりと防ぐため最終的な判断を下す事になる。今回のルールはまた、フロントフェアリングのスペースを、エアロダイナミクス・ダウンフォースを生み出すために使用する可能性をも排除した。


フェアリングの先端はフロントホイールのアクスル軸よりも150mm以上飛び出していてはいけない。このルールはWCMチームが2000年の終わりに試していたような過度のフェアリングに関する実験をも防ぐことになるだろう。もしくは、エアインテークの先端が、いくつかのロードバイクのようなくちばしのような造形になるかもしれない。

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