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★MotoGP2016 ロッシ「新しいシャーシとスイングアームを早く使いたい」

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ブルノテストで新しいシャーシとスイングアームを試したロッシ選手。かなり気に入った様子で、すぐにでも使いたいということです。シルバーストーンで早速投入されるなんて事はあるのでしょうか? f:id:teletele916:20160830064742p:plain ヴァレンティーノ・ロッシはブルノテストの後に、出来るだけ早く新しいシャーシとスイングアームを使用したいと語る。この日のテストは路面に燃料が漏れた事で開始が遅れていたが、ロッシがチームメイトのホルヘ・ロレンゾより0.371秒遅い2位タイムを出した午後にはコンディションは改善した。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「最終的には良いテストでしたね。今日は皆路面のコンディションが悪いのでガッカリしていたんです。自分達がトラック入りした時は、重要なテストがあるからいずれにしてもテストを開始しようという事になったんです。ラップタイムは非常に良かったですね。ただトラックに4台、5台、8台とバイクが増えていくとトラックは綺麗になって、最後の2時間は本当に良いテストが出来ました。自分達はプッシュしましたから早いタイムで走行出来ました。それに最後に行ったタイムアタックも悪くなかったですね。ただ新しいパーツが非常に良くて、多くのパーツを試しました。特にシャーシとスイングアームは良いですね。気に入りました。バイクのフィーリングが向上してコーナーに素早く進入する事が出来ます。ブレーキングの挙動も好きです。非常に良い感触ですし、出来るだけ早く使用したいですね。ヤマハと相談する必要がありますが、今シーズン中に使えるといいですね。」


ロッシは日曜のレースで2位を獲得し、ロレンゾに変わってチャンピオンシップ2位を獲得した。彼はシャーシとコーナー進入で違いを生み出し、スイングアームがコーナー出口で効果を発揮すると語る。


「スイングアームは加速でも少しメリットがあります。ただコーナーエントリーの安定性はシャーシによるものです。新しいパーツとノーマルタイヤでベストラップを記録しましたが、古いシャーシと新しいスイングアームを組み合わせることも出来るので、自分で決める事が出来ます。」


その他の向上点としては、ミシュランの新しいタイヤだ。シャーシとスイングアームのように、ロッシはこのタイヤについても高く評価したが、このタイヤは今シーズン中には投入されないようだ。


「ミシュランの新しいフロントタイヤを2種類試しました。ただこれは残念ながら来年ですね。良いタイヤなんですけどね。タイムもフィーリングも向上しました。もっとプッシュ出来ますし、良いフィーリングを与えてくれます。これはとても重要な事で、ラップタイムも上がっていますから、良い方向性だと思います。その後はエレクトロニクスの作業をして、ECUに関して少し向上がありました。」


ロッシはマルケスから53ポイント離されており、残りは7戦だ。マルケスは日曜のレースに3位で完走しており、テストでも3位タイムだった。ロッシはバルセロナの開幕前テスト、そしてアッセンでも新しいシャーシを試していたが、そのシャーシは採用されなかった。ロッシはアッセンで次のように語っていた。


「今日はまたこうして別のトラックでまた試してみましたが、やはりスタンダードシャーシのほうが好きですね。ミシュランのフロントのフィーリングを向上しようと試していましたが、残念ながら安定性が失われてしまいました。ノーマルのほうが良いですね。」

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