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★MotoGP2016 アレックス・ローズ スミスの代役としてシルバーストーン、ミサノに参戦

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シルバーストーン戦の参戦が危惧されていたブラッドリー・スミス選手ですが、やはり参戦が難しかったようで、シルバーストーン、ミサノを連続して欠場します。代役として走るのは、8耐優勝のご褒美でブルノテストに参加していたアレックス・ローズ選手。どのような走りを披露してくれるか、期待が高まります。スミス選手は治療に専念して、9月23日からスタートするアラゴン戦での復帰を目指す事になります。 f:id:teletele916:20160830013002p:plain MotoGPバイクを初めて試してから1週間後、アレックス・ローズはブラッドリー・スミスの代役として2週間連続してモンスターテック3ヤマハのバイクを操縦する事になる。スミスは世界耐久選手権の最終ラウンドで激しく転倒して怪我をした。スミスは友人でありワールドスーパースポーツレーサーのブロック・パークスの要請をうけてYARTヤマハチームに参加していた。


彼の目的としてはYARTチームのFIM世界耐久選手権のタイトル獲得を手助けすることだった。しかしスミスのアシストはレースが始まる前に終わってしまった。彼は他のライダーと接触し、非常に深い切り傷を負い、膝にもダメージを受けた。ただ、幸運にも大腿骨へのダメージは見つからなかった。彼はこの怪我によりシルバーストーンとミサノを欠場する。アレックス・ローズはスミスの代役としては適任で、スミスが怪我をした時から、Pata YamahaのSBKライダーがスミスの代役として参戦するのではないかと言われていた。


ローズはモンスターの強力なサポートを受けており、スポンサーがぶつかることもない。そしてヤマハにとってもWSBKのチャンピオンシップを戦うライダーという意味でも問題がない。ローズは7月にポル・エスパルガロと中須賀克行のチームメイトとして鈴鹿8耐を戦い、ヤマハの2連続優勝に貢献した。レースの後にエスパルガロはアレックス・ローズのスピードと才能について高く評価した。


これらの出来事があり、ローズは(決勝レース後の)月曜日に行われたMotoGPのブルノテストで、テック3のバイクを操縦するという機会を得た。テスト自体はプラン通りには進まなかった。ローズは15周を走行し、1:59.558のベストタイムを記録。これはロレンゾのトップタイムから4秒遅れのタイムだ。ローズはターン3を走行中にフロントを失ってグラベルに突っ込んだ。バイクと彼自身のダメージは最小限で、ローズはM1がピットに帰ってくる前に、恥ずかしそうにピットに戻った。ローズは重ね重ねチームにバイクの損傷について謝罪を行った。この転倒は、ローズがバイクを良く理解しようとしてプッシュした事によるもの。

アレックス・ローズ

「カーボンブレーキは非常に強力ですね。最後の周回に近いところで、全てを理解する前にプッシュしようとしてしまったんです。もう少しブレーキをかけようとしてリアが浮き上がってしまい、ワイドになってしまいました。トラックが汚れていてフロントを失ったんです。次に乗る機会があるかわかりませんから、試してみて全てを理解したかったんです。」


そのチャンスはローズが思っていたよりも早めに訪れた。彼は金曜日のシルバーストーンの練習走行で再びモンスターテック3ヤマハのバイクに跨る。