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★MotoGP2016 ユージン・ラバティ「なぜ自分がMotoGPを離れるのか」

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結果だけを見ているとバウティスタ選手よりもラバティ選手のほうが結果を残しているような気がしますが、ラバティ選手が来年MotoGPで走る場合はGP15で参戦せざるを得ないとの事で、ラバティ選手はWSBK行きを決心したようです。確定はまだですが、アプリリアから参戦するものと予想されています。 f:id:teletele916:20160825015613p:plain ユージンはCrash.netに2016年のDucati機を来年に向けて確保出来なかった事を受け、MotoGPを去ることになったと語った。ラバティはこれから2013年にチャンピオンシップ2位を獲得したWSBKに参戦する。ラバティの参戦チームは明らかになっていないが、どうやらファクトリーアプリリアにSMRと共に参戦するようだ。ラバティは2017年のタイトル争いが出来ると考えており、「これが明確な目標」と語る。


6月のアッセンでは彼はWSBKのファクトリーチームからいくつか声がかかっている中、MotoGPに残りたいとしていた。30歳の彼は現在の2年契約のMotoGPに加えてさらにMotoGPのキャリアを積もうと考えていたため、タイトル獲得チームであるカワサキの、ジョナサン・レイのチームメイトになるという話を断っていた。しかしAspar Ducatiは2017年についてはアルヴァロ・バウティスタと契約を交わし、ラバティの希望は打ち砕かれた。


スペイン人のバウティスタはAsparで10年前に125ccタイトルを獲得しており、2016年型のデスモセディチを使用することになる。なおこのマシンはアンドレア・イアンノーネによってオーストリアGPで優勝を獲得している。しかしながらDucatiは同じ装備をバウティスタのチームメイトには提供する事が出来ない。

Ducatiコルセ パオロ・チャバッティ

「2017年はAvintiaとAsparのマシンは1台のGP16と1台のGP15となります。これは既に決定されている内容です。」

ユージン・ラバティ

「カワサキのWSBKシートで走れるという話があった時もWSBKに戻ることを考えていました。WSBKではやり残した仕事がありますからね。その時点ではMotoGPでどんな体制で走れるかわからなかったんです。ですからMotoGPでどのようなオファーとなるかがわかるまでは、その話には飛びつかなかったんです。GP16を確保出来るように頑張ってきました。ただチームメイトがGP16を使用することがわかり、となると自分が使用するマシンはGP15なわけです。最終的にはマシンの戦闘力なんです。もしMotoGPで走るとしたら、2年遅れのバイクでレースをするという事になるわけですが、WSBKではバイク、そしてチームも毎戦勝利出来る可能性のあるものなわけです。結局自分がレースを続けているのは勝つためですからね。」


「最も辛かった事は6人のメカニックに、今季限りでMotoGPを去ると伝えたことでした。彼らはこの18ヶ月自分のために本当に頑張ってきてくれました。そして常に自分の信頼に応えてくれたんです。自分が怪我から復帰してペースが無かった時もね。彼らは辛抱強く自分を助けてくれましたし、彼には本当に感謝しています。過去2シーズンで本当に結果を出してきたと思っています。ライダーとしても更に完成されたライダーになりました。過去の自分はワールドタイトルをかけて戦う準備が出来ていなかったかもしれません。自分の弱みを正して、挑戦する準備が整ったと思います。いつの日かWSBKチャンピオンとしてMotoGPに戻ってこれるかもしれません。そうなったら最高ですね。」


ラバティは現在チャンピオンシップ11位で、6台のサテライトDucatiの中で2番手。彼はアルゼンチンでキャリア最高となる4位で完走、ブルノでは6位で完走している。ラバティが去ることで、ヨニー・ヘルナンデスがバウティスタのチームメイトとしてAsparに残るとされている。

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