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★MotoGP2016 ブレンボが分析するブルノGP

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本国のBrembo (@BremboBrakes) | Twitterさんから先週末のブルノGPについてデータをいただいていたのですが、管理人のミスでご紹介出来ておりませんでした。。「もうGP終わってるけど、興味があれば紹介してどうぞ。」とのことでしたので改めてご紹介させていただきます。 f:id:teletele916:20160825000423p:plain ブルノサーキットはMotoGP第11戦を8月19日から21日に開催します。このサーキットは初代大統領であるトマーシュ・マサリクにちなんでマサリクサーキットとして知られ、1930年台に作らえれた29kmのサーキットを改装して作られたサーキットで、1965年から世界選手権の舞台となっています。


5.4kmのサーキットにも関わらず、幾つかの有名なコーナー、そしていくつかのストレートから構成されています。最長のストレートはわずかに636m。技術的に難しさを上げているのがスロープの変化で、最も急な上り坂は7.52度になり、ダウンヒルの角度は5度となります。


MotoGPクラスのライダー全てにブレーキを供給しているブレンボの技術者によると、(ブレンボは最高峰クラスの全てのライダーにブレーキを供給しています)ブルノサーキットはブレーキへの要求が厳しいサーキットと言えます。難易度指数1~5のうち、難易度は4とされ、これはオーストリアのレッドブルリンク、スペインのヘレス、アラゴンなどと同様です。

レース中のブレーキの使い方

14のコーナーのほぼ全てでブレーキングが必要となり、そのためライダーはレースの中で13分もブレーキを使用する事となります。 別の意味では300km/h以上のスピードからブレーキングをしなければならないセクションは1箇所しかないことから、平均減速Gは1.17Gに留まります。 レース全体の中でライダーがブレーキにかける力はトータルで1,200kgとなり、これは16インチタイヤ130個とほぼ同じ重量となります。

最難関のブレーキングポイント

ブルノサーキットの11のブレーキングセクションにおいて、ブレーキへの要求が高いとされているコーナーはありません。7つが中程度、4つが要求が低いコーナーです。1コーナー(Frantisek Stansty)は軽くダウンヒルになっており、最長の260mのコーナーで、これはテニスコート11面に匹敵します。ここでは310km/hから126km/hまで、わずか4.6秒で減速する必要があります。


最もブレーキへの要求が高いコーナーは3コーナーです。ライダーは291km/hから109km/hへ234mで減速し、結果として減速Gは1.5G、そしてブレーキレバーにかかる圧力は6.1kgとなります。


最もブレーキを使用する時間が長いコーナーは10コーナーで、ケヴィン・シュワンツ・コーナーと呼ばれています。ここではライダーは273km/hに達した後に、103m/hで236mを走行することとなります。 最も簡単なブレーキングセクションは9コーナーです。ここでは次のストレートに向けて僅かに20km/h程度速度を落とすだけというコーナーです。

ブレンボの優勝数

ブレンボを装着したバイクは1993年から500cc、MotoGP合わせて23戦で全て優勝しています。チェコグランプリと呼ばれていた時代に、ヴァレンティーノ・ロッシは5勝を上げており、この中には彼自身初の世界選手権での勝利であった20年前の勝利も含まれており、彼はアプリリアの125ccバイクを操縦していました。

出典元:ブレンボ brembo

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