★MotoGP2016ブルノGP ロレンゾ「トラックが乾くと思っていた。」
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2位でスタートしながらまさかまさかの最下位での完走となったロレンゾ選手。あのタイミングでのピットインは見ていて誰もが「えっ!」と思ったでしょうが、雨のレースはやはりロレンゾ選手にとって鬼門となりました。 昨年のブルノでロレンゾは主役だったが今日の彼は期待外れの走りだった。今日のレースはロレンゾとヤマハにとっては暗黒の日曜となった。彼はミシュランタイヤの難しさに直面し、獲得ポイントゼロに終わった。また今日のレースではロレンゾはロッシにチャンピオンシップスタンディングで先行を許す形となった。
Q
「期待とは異なる走りとなりました。」
ホルヘ・ロレンゾ
「本当にがっかりしています。今日は3位か、もしかしたら2位で完走することが出来たかもしれないんです。フロントタイヤの問題が起きる前はトラックの半分で苦戦していたとは言え良いペースだったんです。ドヴィツィオーゾも同じ問題で苦しんでいるようだったのでピットインする事にしたんです。」
Q
「バイク交換の際に何が起きたのですか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「彼らは自分がピットインしてスリックのバイクで出走するとは思っていなかったんでしょう。ですからチームに作業を終わらせる時間をまず与えるために2台目のバイクに乗ったんです。本当に残念です。あの失敗がなければロッシやマルケスと争えるペースはあったんです。」
Q
「ヤマハのバイクはウェットコンディションだと乗りにくいのですか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「特定のウェットコンディションでは良いんです。雨が多いと苦戦しています。ただ今日のようなコンディションでリアにハードタイヤを履いていれば容易ですね。トラックは乾くと思っていたんです。もしそうであればタイムを向上出来たでしょう。」
Q
「多くのライダーがミシュランタイヤに苦戦していました。」
ホルヘ・ロレンゾ
「ソフトタイヤはまるでチューイングガムで10分経った後も新品のような感触でした。ブリヂストンは固くて消耗が進むのがわかるんです。ミシュランのタイヤの減り方はノーマルではありません。ここは向上が必要です。レースではまた新たな問題が顔を出しました。今日はハードタイヤが勝利の鍵でしたけど、その選択はあまりにも難しかったですね。」
Q
「ヴァレンティーノがチャンピオンシップのスタンディングであなたを上回りました。」
ホルヘ・ロレンゾ
「今の状況と今年の終わりでライダーの価値が変わるとは思いません。多くの事が起こり得るでしょう。ムジェロでロッシのエンジンが故障したことや、今日自分がタイヤの消耗に苦しんだようにね。」