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★MotoGP2016ブルノGP クラッチロー「ジャックがいたら厳しい戦いだっただろう」

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ブルノGPでMotoGPクラス初優勝を遂げたカル・クラッチロー選手。チーム監督のルチオ・チェッキネロが最後は目障りだったという冗談も飛ばしつつ、優勝の喜びを語っています。 f:id:teletele916:20160822064739p:plain ブルノのレースウィナーであるカル・クラッチローは彼の初めてとなるMotoGPの勝利が、ヴァレンティーノ・ロッシによって脅かされるかもしれないと考えていた。クラッチローと同様にモヴィスターヤマハにロッシはハードのリアタイヤを履き、後半に順位を上げていった。とはいえロッシは2位に順位を上げた後にクラッチローとの差を詰める事は出来なかった。クラッチローは後続に大きなギャップを作る前にターン10で危ない場面があったと語る。なおクラッチローは今回1981年に勝利したバリー・シーン以来初めて、イギリス人として最高峰クラスで優勝したライダーとなった。

カル・クラッチロー

「スクリーンを見上げてヴァレンティーノが迫っているのがわかったんですが、ヴァレンティーノと思っていたのは実際はエクトルだったんです。その後「このままじゃまずいからプッシュしなければ」思ったんです。ヴァレがハードフロントを履いているかわからなかったので、少しプッシュしてみてギャップが広がるのがわかりました。最初は1.5秒で、数周後には4秒になっていました。あと4周ってところでターン10で転倒するところでした。普段は5速で走るところで6速に入れてしまって「こりゃまずい。。」って思ったんですよ。その後は「OK落ち着いていこう。」と言い聞かせて、その後はクルージングしている感じでした。正直完璧な選択だったと思います。ヴァレンティーノも他の誰も追って来ないとわかり、そのままライディングしてゴールしたんです。」


クラッチローはチェコGPのコンディションは同じ条件での戦いだったと考えており、アッセンの勝者であるジャック・ミラーがいたとしたら厳しい戦いになったと考えている。


「雨のレースというのはライダーとマシンの条件が同じになると知っています。MotoGPではサテライトバイクが勝利するのは難しいですが、今回自分達はチャンスを掴みました。ジャックはアッセンでは素晴らしい仕事をしました。もしジャックがレースに出場したいたら厳しい戦いだったでしょうね。スタートの10分前にジャックがタイヤはどうするんだと聞いてきて、自分はハード/ハードで行くと答えたところ、ジャックは「自分でもそうする」と答えました。彼もギャンブルをする人間ですから最後は彼と戦うことになっていたかもしれません。最後に最悪だったのは、ルチオがピットウォールにぶら下がってたことですね。あれは本当に目障りでしたね。クルージングペースの時にペースを落とせて言われて、ペースを落として後続に追いつかせますか?それともプッシュしますか?ただ彼の状況もわかりますよ。自分が彼ならもっと酷かったかもしれませんからね。」


クラッチローは今シーズンホンダのRCVでのドライセッションで苦戦しているが、ウェットでは強い走りを披露している。とは言え、彼によるとバイクはレースごとに良くなっているという。


「ホンダはレースごとに徐々に良くなっています。自分達はサテライトチームとしてハードに働いています。エレクトロニクスに関しては良くなってきましたね。バイクの事も理解出来てきましが、TVでもわかるようにドライでは限界なんです。ウェットではもう少しプッシュ出来るんですよ。」

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