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★MotoGP2016オーストリアGP 決勝プレスカンファレンス翻訳

Ducati MotoGP2016 オーストリアGP プレスカンファレンス ヤマハ

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色々と忙しく翻訳が遅れていましたが、オーストリアGPの決勝プレスカンファレンスをお届けします。初優勝でとにかく喜びが溢れるイアンノーネ選手に対し、4年間積み重ねてきたもの、そしてチームへの何よりの感謝を述べるドヴィツィオーゾ選手、自分は力強く戻ってこれると信じていたと語るロレンゾ選手でした。 f:id:teletele916:20160817225631p:plain

ニック・ハリス

「おめでとうございます。最高の午後ですね。

アンドレア・イアンノーネ

f:id:teletele916:20160817225715p:plainありがとう。魔法のような瞬間です。そしてDucatiにとってもそうです。前回の優勝から6年ですね。ケーシー・ストーナーの後の優勝ですから本当に特別です。彼の本当に強いライダーで常に速くて、そういう意味でも自分達にとっては特別な時ですね。この感情を説明するのは難しいですが、素晴らしいレースでした。アンドレアは本当に速くてブレーキングポイントでは強烈でした。同様にホルヘもレース序盤に凄いプレッシャーをかけてきましたが、自分はソフトタイヤでスタートしましたのでタイヤをマネジメントするという事が非常に重要だったんです。タイヤを100%使用せずにスピンやスライドをせずに走るということですね。この戦略は実に働いたと思います。また燃料の消費も抑える走行を心がけ、その後マップを変更してさらにプッシュしました。これらのチームと共に行った全ての戦略は完璧に機能したと思います。これは自分にとって本当に重要な瞬間ですので嬉しいですね。」

ニック・ハリス

「タイヤの選択は本当に大きな大きな選択だったように思います。」

アンドレア・イアンノーネ

「ええ、確かに皆がハードタイヤを選ぶ中でソフトタイヤを選ぶというのは大きなリスクだったと思います。自分のエンジニアも「何故ソフトタイヤを使用したいんだ?」と言ってましたよ。 自分自信も明確に決めていたわけではなくて、昨日はハードとソフトの両方を試したんです。ただ今日の決定は本当に良かったと思います。自分を信じて決断して良かったと思います。」

ニック・ハリス

肋骨の具合はどうですか?非常に腫れていると思いますが、28周に渡り良いペースでした。」

アンドレア・イアンノーネ

「肋骨は自分でも驚いたんですけど、日に日に良くなって痛みも少なくなって、クリニカモバイルのミケーレ・ザザと自分の物理療法士のマテオが本当に素晴らしい仕事をしてくれました。レースの間は痛みがありましたが残りの5周ででした。自分は1位で走行していたためにアドレナリンが大量に出ていたんでしょうし、初めてのMotoGPクラス優勝の可能性があって本当にライディングに集中していましたからね。」

ニック・ハリス

「初めてのMotoGPクラス優勝おめでとうございました。それでは2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ。今日は最後になって残念でした。チームメイトのタイヤの選択から最後になって抜けると思っていたのではないでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

f:id:teletele916:20160817225744p:plain 「最後にはがっかりしています。バイクのフィーリングは本当に特別だったんです。ブレーキングはイアンノーネよりも良かったので、これはレースの終盤にはキーとなりました。今日は自分達2人共に素晴らしい戦略だったと思います。これは燃料とタイヤの消費に関してですね。序盤はあまりプッシュせず異なるマップを使用し、自分達の最大限のペースで走行をしました。レースでは何が起こるかわかりませんから安全なやり方で行ったんです。ただイアンノーネが取ったリスクは正しく自分達は最後の6周だけ100%でプッシュしました。ただ自分のタイヤの右側は同じグリップが無く苦戦しました。彼を抜くほどに接近するのが難しかったんです。本当に残念に思っていますが、これは自分に対してです。この決定をしたのはチームの中の誰でも無く自分ですからね。大きなリスクですけど、これがレースですし、これがモーターサイクルです。最終ラップでは彼に接近する事が出来ませんでした。ただ同時にポジティブな事も考える必要があって、自分達は1、2フィニッシュですし、自分は4年Ducatiでやってきているわけです。本当に辛かったですけど、こうやって1、2フィニッシュをスピードと共に獲得出来る事が出来ました。ですからこのプロジェクトの一員であることを本当に嬉しく思います。全てのエンジニア、関係者の皆さんはこの4年間本当に懸命に働いてくれました。彼らがイタリアでどれだけの時間をかけてハードに作業をしてきたのかを知っていますからね。未だにレースで戦うには完璧ではありませんが、確実に今までよりもトップ勢に近づいています。」

ニック・ハリス

「アンドレア2位獲得おめでとうございました。それでは3位は再び表彰台に帰ってきたホルヘ・ロレンゾ。遂に戻ってきましたね。」

ホルヘ・ロレンゾ

f:id:teletele916:20160817225806p:plainこの3位はほぼ優勝みたいなものです。今までのキャリアで優勝してきた中での3位とは異なり、何か起きない限り今日の現実的なポジションは3位だと思っていました。今日はこれの達成のために本当に集中していました。今日は前半はもっと飛ばせたんです。自分は特にセクター3でアンドレアよりも速かったですからね。ただ彼はストレートで非常に速いのでブレーキングで接近しても抜く事が出来ませんでした。ですから自分は彼の後ろで焦らずに2位でいることにしたんです。その後にドヴィツィオーゾに抜かれ、彼がペースを上げた事で付いていくことが出来ませんでした。というのも自分達のタイヤの右側は終わり初めていたんです。自分達のマシンのタイヤのほうがタイヤをより消耗してしまったんでしょう。今日はスタートして現実的なポジションは3位だなと感じたんです。ですからその後は25.0秒、24.9秒台を維持することに集中して、ロッシが接近してオーバーテイクを仕掛けてこないようにしました。今日は自分の最高位で完走出来たと思います。」

ニック・ハリス

「今までの3戦を考えると本当に重要な結果でした。」

ホルヘ・ロレンゾ

自分が良い結果を出さないとロレンゾの危機だとか騒がれますけど、これは毎度のことです。これがMotoGPですしこれは起き得る事です。自分が出来るベストに状況が追いついてこない時もあります。怪我をせずに自分のタイミングを待つということです。そしてそれに対して作業をしていく。環境が自分にとってノーマルになるのを待つんです。今日は再び自分が勝利を狙えること、高い競争力を発揮出来る事を証明出来ました。」

ニック・ハリス

「ホルヘありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」


Q

「今日の3位、嬉しさ、マルケスと差を縮めた事とは別にお聞きしたいのですが、自信を持つという事は結果以上に重要なのでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

自分は今までのキャリアの中で何度も難しい瞬間がある度に自分を信じて来ましたし毎回強くなって戻って来ました。それに対して作業を続けるという事、落ち込まないようにしてきました。あるレースでだめで、その次も、その次もダメだとフラストレーションを感じて、自信を失いがちですが、自分はそれが出来るという事が過去からわかっていました。そしてそれをしたわけです。今日はDucatiが別の次元にいる事がわかっていましたし、自分達の最大のポジションは3位だろうというのもわかっていました。ですから今日の仕事には満足しています。」


Q

「MotoGPで初優勝したことと、Ducatiでケーシー・ストーナー以降初めて優勝したこととどちらが嬉しいですか?」

アンドレア・イアンノーネ

「どちらもですね。Moto2では何度も勝利してきましたが、MotoGPはまた別の話です。最高のライダーであるヴァレ、ホルヘ、ドヴィなど多くのワールドチャンピオンライダーと戦うんですからね。これは本当に素晴らしい瞬間です。自分のポテンシャルはもっとあるものと信じていますが、このような形で作業を続けて行きたいですね。レースごとに向上を続けていきたいと思います。」


Q

「Ducatiのライダー、それから将来のDucatiのライダーに質問です。残りの8つのトラックのどれがデスモセディチGPに合っていると思いますか?」

アンドレア・イアンノーネ

「ブルノも合ったトラックだと思いますね。テクニカルプロブレムがある状態で4位という結果を残していますから、表彰台の可能性はあると思います。シーズンの終わりにも優勝の可能性はあると思いますね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「過去数レースの中でバイクは良くなっていると思います。それにミシュランは過去とは全く異なりますから、レースの前にこれを予想するのは難しいですね。いずれにせよどのコースでも接近した走りが出来ると思います。チャンスがあれば表彰台を狙いたいと思います。」

ホルヘ・ロレンゾ

「今年に関しては彼らは1つの勝利だけで良いと思いますが(笑)その後は2位3位と獲得出来るでしょうね。もし自分が勝利して彼らが2位3位となってくれればマルケスとの差を縮める事が出来ますからね。でも来年は全てのトラックで勝利出来る事を願っています。ただ来年は来年ですから、今年は自分はヤマハで出来る限り勝利しようと思っています。」


Q

「今回ソフトタイヤをあなたに選択させたその狙いというのは何だったのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「昨日は両方のタイヤで作業をしたんです。で個人的にハードタイヤは6、7周走行した後に消耗が激しいように思え、タイヤの右側をマネジメントすることが厳しい状態でした。FP4でさらにロングランをソフトタイヤでこなした時に22周走行して、最後の3周は24.2秒、23.9秒、23.9秒でした。ピットボックスに戻ってエンジニアとミシュランのテクニシャンと話して、自分はこのタイヤがレースには向いていると思ったんです。ただ最初はミシュランはこれには100%賛成せずでしたが、今日は自分を信じてくれました。レースのスタート前は皆と同じタイヤ選択で行こうと思ったんです。ただ最後になってソフトタイヤを選択しました。非常に良い戦略だったと思います。」


Q

「今日の結果は嬉しいのだと思いますが、来年乗ることになるバイクが1、2で嬉しいんじゃないでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「12ヶ月後は最高に嬉しさを感じているかもしれませんし、新しいバイクに乗った瞬間にすぐに嬉しさを感じるかもしれません。ただこれは将来の話ですし、まだ今シーズンが終わるまでは長いですから。まずはヤマハで最後までチャンピオンシップ争いをして最高の形でシーズンを終える事、優勝を目指してね。それが不可能であれば出来るだけ最高の形でシーズンを終えることこれが目標ですね。6、7ヶ月後、12ヶ月後に同じ質問をしてもらって、ハッピーだと答えられると良いですね。」


Q

「おそらく残り8周くらいの際に、Ducatiに対して0.5秒から0.6秒ほど遅いタイムで走行していましたが、これに関しての理由と、Ducatiにここまで長い間レースの中で接近出来たことに関して驚いていますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「ブレーキングでミスをしたんです。ブレーキが遅すぎたのでワイドになってしまい、ブレーキングと加速で少し失ったということです。後は後半彼らがペースを上げた事で追っていくことが出来なくなりました。ペースに関しては前半は速かったんですが、イアンノーネにしても前半はタイヤがソフトなために逃げの展開になると思っていました。おそらく彼はタイヤをセーブしていたんでしょうね。彼のペースは後半は落ちるものと思っていたんですが、驚いた事にペースが上がっていきました。」


Q

「シーズン開幕戦からバイクはどのように進化したのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「Ducatiは非常に上手くやってくれました。テストの際は新しいシャーシをテストしましたが、レースでは使用していません。2台のバイクがあって、それぞれ新しいシャーシと従来のシャーシを装備したものがありました。両方試したんですがフィーリングが非常に良かったので最終的に今までのシャーシのものを使用しました。少しずつ変更していって性能を向上させるため理解を進めています。ボローニャファクトリーの皆のおかげでステップ・バイ・ステップで向上していっていますね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「何か新しいものが一気に変わったわけでななくて、小さなことが色々なところで変わっていったということです。それに今は全てのライダーがタイヤの変化について学習を進めているところです。というのも毎回ミシュランのタイヤは変化していますからね。フィーリングが良い時も悪い時もあり、自分のバイクにあるときもそうでない時もあります。簡単ではありませんがこうしたフィーリングを向上させ、エレクトロニクスを向上し、セットアップを向上させてきたということで、大きな変化があったわけではありません。」


Q

「ホルヘ、あなたも燃料消費については気にしていたんでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「チームがエレクトロニクスが必要ならパワーをカットすると話していたので、あまり気にしていませんでした。プライベート機のDucatiが非常に遅かったので、何らかの問題があるのだろうとは思っていました。今年のエレクトロニクスは少し正確性が落ちますけど、チームが大丈夫と話していたのでエレクトロニクスを信頼していました。」


Q

「バイクの性能向上においてウイングレットが果たす役割はどのようなものでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

ウイングレットは自分達のバイクにはとても大事なものですね。特に加速の際にはそうです。このトラックではフルにウイングレットを使用してはいません。Ducatiは非常に強いパワーがありますから、ウイングレットはとても重要になってくるんです。それにこのトラックの加速ポイントにおいても大きな役割がありました。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「チームやライダーの中には効果を信じていない人達もいて、ここに資金を掛けたくないと思っていますけど、実際のところ効果は絶大です。Ducatiは誰よりも速くこの分野で作業を初めてアドバンテージがあると思っています。それに自分達はウイングレットをトラックによって変えています。これは加速に非常に有利に働きますし、それだけでなく、間違いなくポジティブなものです。」

ニック・ハリス

「皆さんありがとうございました。それでは5日後に会いましょう。」