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気になるバイクニュース。

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★MotoGP2016オーストリアGP 予選プレスカンファレンス

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オーストリアGPの予選後に行われたプレスカンファレンスの翻訳です。有利と言われているDucatiに関して「優勝へのプレッシャーは?」といった質問もありますが、将来的に導入が検討されているダッシュボードでの情報伝達システムについて、またいかにトラックで速く走るのか?という各選手の回答も面白いです。 f:id:teletele916:20160814140330p:plain

ニック・ハリス

「最後の2分間は信じられない展開でした。」 f:id:teletele916:20160814140254p:plain

アンドレア・イアンノーネ

「自分達にとって素晴らしい日です。自分がポールポジション、チームメイトのドヴィが3位からのスタートとなります。自分達にとって素晴らしい瞬間ですね。テストでも良い結果で、このトラックで自分達のバイクは素晴らしい感触ですね。自分自身も調子が良いですし。ただ今日はポールポジションを獲得するのは非常に難しく、アンドレアもヴァレもそしてホルへも今日は速かったですよね。最終ラップで100%でプッシュしてこの結果は本当に嬉しいです。」

ニック・ハリス

「レースでは誰と争う事になると思いますか?ヴァレとドヴィツィオーゾに加えて、ロレンゾも2列目にいます。」

アンドレア・イアンノーネ

「アンドレアとヴァレ、そしてホルヘが明日のバトル相手でしょうね。昨日ヤマハはギャップをかなりつめて来ましたし接戦になるでしょう。自分は肋骨の怪我があります。クリニカ・モバイルのお影で今日はだいぶ良くなりましたので、明日はレースでさらに良い状態になっていると思います。」

ニック・ハリス

「レッドブルリンク、オーストリア、雰囲気などはいかがでしょう?」

アンドレア・イアンノーネ

「とても高速なトラックですね。初めてこのトラックを走ってみてとても気に入りました。それに自分のバイクに合いますしね。Ducatiはとても速く、加速も強烈です。それに最後に大きく走りを向上出来たのは良かったですね。これから後半戦ですから調子を上げていかなければいけません。前半戦は自分にとっては厳しい展開でしたから。ただ後半戦はトップに近づけるようにベストを尽くしたいと思います。」

ニック・ハリス

「アンドレアありがとう。それではヴァレンティーノ。ヴァレンティーノは20年前の125ccクラスで初表彰台を獲得しています。ただ今日は特別でもう少しでポールポジション獲得でしたね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

f:id:teletele916:20160814140406p:plain 「フロントローになれたのは嬉しいですし、2台のDucatiの間に入れたのも良かったですね。それに23.2というのは素晴らしいラップタイムです。今日はFP3で加速性を改善するためのセッティングを施したんです。ただ午後にチームがとても素晴らしい仕事をしてくれました。FP4で既に2台のDucatiの後ろにつける事が出来ていました。その時点でかなり良いフィーリングで、その後予選に向けたバランスを調製しました。さらにプッシュ出来るような感触が得られ、ブレーキングそうですし、コーナーの進入速度も高くなりました。これは特に自分達のバイクにとっては重要な事なんです。それで最大限の力で素晴らしいラップを記録出来ました。フロントローからスタートするというのはとても重要な事です。明日の気温、コンディション、そしてタイヤチョイスも重要です。特にリアをハードにするかソフトにするかという部分。また、同時にフロントのバイクについていくことに集中しながらも、2列目のロレンゾ、マルケス、ビニャーレスも優勝争い出来るペースがありますから注意が必要です。」

ニック・ハリス

「最後にポールに非常に近いタイムで驚きましたか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「昨日からフィーリングは良かったですし、テストでも良いバランスを見つけていました。このバランスからほとんど変えていなくて、昨日は既にトップ4にいました。今朝は少し心配していたんですが、FP4の後にフロントロー争いが出来るという自信がつきました。ただこのレベルで全てのライダーが接近していますから、何が起こるかはわかりません。それに明日はシーズンの中で最速の6人が2列の中に揃っています。ですからきっと素晴らしいバトルになるでしょう。」

ニック・ハリス

「オーストリアに戻ってきていかがですか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「トラックも良いですし、サーキットの雰囲気も多くの人がいて素晴らしいですね。明日表彰台に立つ事が出来れば本当に素晴らしいと思います。」

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。それではアンドレア・ドヴィツィオーゾ。ポールではないですが、練習走行と予選には満足しているのでは無いでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

f:id:teletele916:20160814140427p:plain 「今週に関しては本当に満足しています。このトラックでのDucatiは素晴らしいですね。少しづつ改善を繰り返していますから正しい方向に進んでいるんだと思います。レースが待ちどおしいですが、レースは誰が28周の中で最も良い形で走ったかを示すだけです。ヤマハが今は接近していますから、これは自分が昨日予想したとおりですね。レースの戦略を考えねばいけません。」

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノも話したように、トップ6が揃っていますね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「そうですね。トラックのレイアウトが変わっていますから、レースでどのようになるかというのは興味深いです。他のライダーの後をつけていけばラップタイムを出すのは簡単だと思います。ですから何が起きてもおかしくありません。」

ニック・ハリス

「明日でグランプリレース250回目となります。素晴らしい記録ですね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「こうした状況でこの記録を迎える事が出来るのは素晴らしいと思います。自分達は速く、優勝を争う事が出来て、これは自分達のゴールでもあります。簡単ではないですけど、優勝に向けてトライしたいと思います。」

ニック・ハリス

「それでは私からの質問は以上です。フロアからの質問をどうぞ。」


Q

「Ducatiの最後の勝利は6年前でした。ファクトリーやチームからどの程度のプレッシャーを得ているかはわかりませんが、今回はケーシー・ストーナーも見ているわけですが、いかがでしょう?」

アンドレア・イアンノーネ

「プレッシャーはありませんけど、明日はチャンスがあるわけですからゴール達成に向けて集中していなければいけません。自分もベストを尽くしますし、アンドレアも彼のベストを尽くすでしょう。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「もちろん大きなプレッシャーを感じています。今日と明日の朝にプレッシャーを感じるでしょうが、レースが始まれば全ては消えてなくなります。自分は自分のゴールに向けて集中するだけです。レースになれば大きな問題にはならないでしょう。」


Q

「テストではタイヤライフについて問題を抱えていましたが、これは新しいタイヤでは解消されたのでしょうか?タイヤライフを考えずにレースをすることが出来るのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「ミシュランはこの夏に良い方向に作業したと思います。タイヤのライフは伸びましたし、今日は両方のタイヤを使用しました。レースでどちらを使用するかはまだ決めていませんが、どちらのタイヤからも良いフィーリングを感じています。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ええ。タイヤはレースに向けて良い感触です。皆テストの際のような問題は抱えていませんね。グリップは低いのでその点については作業が必要ですけどね。テストとは異なるラインで走行する必要があります。」


Q

「特にコースの後半に関してアドバンテージがあると思いますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「非常に良い調子だと思います。自分達はスピードがありますし、ユーズドタイヤでも同様です。出来る事は全て行っていますが、レースではテストと全て同じ用になるとは限りません。レースでの走り方は少し異なりますし、周回を重ねていく際、タイヤへの影響も異なります。ミシュランタイヤではレースの後半に大きくグリップが落ちます。ですから今回も起きえますよね。自分達の限界がヤマハよりも先にあるのかどうかはわかりません。いつもは大体そんな感じなんですけど、タイヤのライフに関しては出来る限りの作業を行います。それに幸いな事に自分達には素晴らしいトップスピードがありますから。」


Q

「一番の問題はレース後半のペースだと思いますが、それに関してここではどのように解決をするのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「。。。(こらえた後に笑い出す。)(自分の英語力に関して自虐的なコメントをしていたため、記者の英語が妙だったのもあり、意味を理解出来なかったのかと)」

Q

「アンドレア(笑)レースの後半についてです。」

アンドレア・イアンノーネ

「レースではコンスタントなペースで走行出来る事を願っています。FP4でもFP3でもこの点に関してはかなり向上しています。FP3とFP4でロングランを試してみて、バイクもエレクトロニクスも良く働いていると感じました。ただ28周というのは本当に長いですからね。でも現状は理想的な状態だと思います。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「先程も言ったように後半戦が鍵になると思います。特に16、17周の後からですね。ストレートでのスピード、他のコーナーでのスライドやスピンは大きいですからね。ですからこれは起き得ると思っていますので安心は出来ません。ただ皆が程度の差はあれど同じ状況だと思います。ただ自分達にはスピードがありますから、これがタイヤをマネジメントしようとする上で重要な点になります。」


Q

「Ducatiにとってここではウイングレットが大きな役割を果たしていて加速で大きな助けになっており、ここをDucatiのトラックという事にしていますが、ウイングレットがなくなる来年に関してはより互いのレベルが接近したような状況になるのでしょうか?

ヴァレンティーノ・ロッシ

「昨年Ducatiに乗っているわけではありませんから、ドヴィがこの質問に関してはよりよい回答を持っていると思いますが、ウイングはDucatiにとってはとても大きな助けになっていると聞いています。正直なところヤマハにとってはそれほど大きな助けにはなっていません。恐らく他のメーカーにしてもDucatiにしても多くは変わらないと思います。ただ、Ducatiを昨年試したわけではありませんからわかりませんね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ウイングは皆にとって大きな変更になると思います。ウイングはメーカーごとに異なりますから、ヤマハでどのように変わるかなどはわかりませんが、来年は皆がバイクのセットアップを再び行なうことになるでしょう。ただそこまで心配はしていません。これに関してこうした内容の開発が行われるでしょうし、セットアップが異なるというだけで、他の部分が占める割合のほうが大きいですからね。」


Q

「Ducati、ヤマハ、スズキがここでは非常に速いわけですが、これはエンジンパワーなのかシャーシなのか、バランスなのか何なのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「その両方だと思いますが、このトラックではエンジンパワーが必要です。ザクセンリンクではエンジンパワーは全体の18%でしか使用しませんが、このトラックでは50%です。MotoGPトラックの中でも最速のトラックですから、エンジンパワーは重要でしょう。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「トップスピードに関しては最速というわけでもないんですよね。フィリップアイランドやムジェロ、バルセロナと比べると、ストレートエンドでも310km/h程度ですからね。その他のサーキットよりも30km/hから40km/hほど最高速度は低いわけです。ただ4箇所ほど1速から4速くらいまで使用する場所があるわけです。ですから加速が非常に重要になってくるわけです。いかに馬力を路面に伝えるかが非常に重要で、どれほどの馬力をスピンやウイリーなしに路面に伝える事が出来るかが重要なんです。ただ最終的にはコーナーもあり、Ducatiはコーナーで速いですし、これはスズキも同様です。バランスが重要で、エンジンだけではないんです。コーナーが遅ければそれはそれでダメですしね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「やはりこれはバランスだと思いますよ。ヴァレンティーノは自分達に近いところにいて、自分よりも前にいるわけですから。自分達は加速にアドバンテージがあって、ストレートが速いわけです。ただあるコーナーではタイムを失っている部分もあるわけです。最低でも4つ、ターン6、ターン7、ターン9、ターン10ではヤマハのほうが良いでしょう。ですからいつもバランスなんですよ。ただこのトラックでは自分達にアドバンテージがあると思います。というのも、ここでは自分達のアドバンテージがディスアドバンテージよりも大きいですからね。」


Q

「パワーは十分にあるわけですが、同時に燃料も食うわけです。明日の長いレースの中で燃料はどの程度クリティカルな問題なのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「これは皆にとっても問題だと思いますね。皆かなりの量のガソリンを使用するわけですからね。これに関してはFP3とFP4で問題の解決にあたりました。トラックを走る中で全てのパワーを使用するわけではありませんが、平均的に素晴らしいスピードを維持する事が出来ています。それでいてバイクも上手く働いています。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「燃料消費に関してはレースでは異なりますが、FP3とFP4でレースで使用出来るパワーは既にある状態でしたから。誰もがこの問題には対処する必要がありますけど、適切な量の燃料でしっかりとしたスピードを出すという事に関してはかなり作業をこなしています。ただFP3で自分達はとても速かったという事に関しては非常に満足しています。」


Q

レース中にライダーと意志疎通が出来るようなダッシュボードシステムが開発されているという噂ですが、これに関する考えと、これがザクセンリンクで導入されていたら結果は変わっていたと思いますか?」

アンドレア・イアンノーネ

「良いと思います。ただ自分はマイク式のほうが良いですね。ライディングの最中に理解できないと困りますから。ただ非常に大きな助けになると思います。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「良いですね。それに加えてラジオも欲しいですね。フラッグtoフラッグのレースでは助けにんるでしょうからね。これは安全性の意味でも良いですね。転倒があったりイエローフラッグだったり、誰かのエンジンに問題が出ているだとか、それにいつも自分は間違った判断をしていますから(笑)ダッシュボードにメッセージが出たほうが良いですね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「賛成ですね。主に安全性の面に関してですね。メッセージというのは安全性を高める上で非常に重要だと思います。前方で転倒があったりした場合にマーシャルが遅い場合もありますし、このシステムが速いのであれば大きな助けになります。ただこのシステムがオープンすぎるのは問題だと思っています。本当に安全性に関するメッセージのみで、ラップタイムがどうだとかいう情報は不要ですね。」


Q

「安全性に関してセーフティコミッションと昨日話し合いがありましたが、安全性を向上する上で来年に何か良い提案などまとまったのでしょうか?また運営側はこうした提案について受け止めたのでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「昨日はエンジニアとミーティングをしていたので参加していません。自分にとっては彼らと話合いを持つことのほうが重要性が高かったんです。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「変更になったターン10は良いと思いますね。最終的にはより安全ですから良いアイディアだと思います。ただ、他の部分に関する懸念としてターン3、ターン4へのブレーキングなどはスペースが十分にないと言えます。それにターン8でいつも自分はかなりプッシュして加速するのんですが、この部分も少し危険だと感じます。動員数など全てで良い形であればまた戻ってくる形になると思いますが、もう少し色々と時間を使って作業出来るでしょうし、あと2、3箇所手を加えればこのトラックは大丈夫だと思います。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ヴァレに同意します。トラックのいくつかの部分は修正が必要です。ただ、決定を下すのはセーフティコミッションで自分達は提案をするだけです。将来的に彼らが何を出来るかを伝えてくるでしょう。」