★MotoGP2016オーストリアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳
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木曜日に行われたMotoGP後半戦の開幕の舞台、オーストリアGPの木曜プレスカンファレンス翻訳です。Ducati有利と言われていますが、タイヤの変更、最終コーナー(ターン10)の変更がありましたので、どのような結果になるでしょうか。
ニック・ハリス
「皆さんごきげんよう。夏休みが終わりました。MotoGPの後半戦がここレッドブル・リンクでスタートしようとしています。プレスカンファレンスには6人のライダーが出席し、真ん中にはマルク・マルケス、現在チャンピオンシップをリードしています。3勝、48ポイントのアドバンテージを持っています。彼は過去2つの新しいサーキットでポールポジションを獲得しています。これはアルゼンチンとCOTA(オースティン)です。マルクの右にはホルヘ・ロレンゾ。チャンピオンシップ2位、彼も今シーズン3勝しています。マルケスの左にはヴァレンティーノ・ロッシ。チャンピオンシップ3位。20年前には125ccクラスで初めての表彰台を獲得しました。ヴァレンティーノは3クラスの中で、旧サーキットでレースをしたことがある唯一の選手です。ホルヘの右にはダニ・ペドロサ。チャンピオンシップ4位、今シーズンは表彰台を2回獲得。そしてここはダニにとってはレースをした事がある27個目のサーキットとなります。ヴァレンティーノの左にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ。チャンピオンシップ9位。表彰台は2回獲得。ポールポジションも獲得しています。そして今回は彼にとっては250回目のレースとなります。これで彼は史上最年少での250回目のレースを行なうライダーとなります。反対側にはカル・クラッチロー。チャンピオンシップ14位、ドイツGPでは2位表彰台を獲得しています。夏休みは皆がビーチにいく中、カルは奥さんのルーシーと過ごし、愛娘の誕生というイベントを迎えました。カルおめでとう。」
ニック・ハリス
「それではマルクから始めましょう。夏休みを終えて素晴らしいポジションですね。」
マルク・マルケス
「この時を楽しみにしていました。夏休みは体を休めて後半戦に向けて準備をする時間がありました。このサーキットが皆にとってどんな感じかというところですが、日曜日に表彰台を獲得するために今週末はエレクトロニクスのセットアップだとか色々と忙しくなると思います。このサーキットはある部分ではタイムを稼げて、ある部分ではタイムを失うとう具合に変わったサーキットですが、とにかくベストを尽くします。」
ニック・ハリス
「普通の市販車では無いとは言え、このサーキットは市販車でしか走った事がないわけですよね。(※RC213V-S)」
マルク・マルケス
「ええ。市販車のみでMotoGPバイクでは走っていません。これは知っての通りヘレスで3日間のテストを12月に行っているからです。Estrella Galiciaチームがいたのでエレクトロニクスのベースはあるんですけど、自分達に合うように調製していかねばなりません。テストではDucatiがとても速かったですから、出来る限り接近したいと思っています。」
ニック・ハリス
「初めてのオーストリアでのレースですが、全てのフィーリングが最高なのではないでしょうか?」
マルク・マルケス
「このオーストリアでMotoGPのファンがこんなに沢山いるとは思ってもみませんでした。普段とは違う感じなんだろうと予想していたんですよ。火曜に現地入りしたんですが、ストリートでサインを求められたりしました。このサーキットはチームのメインスポンサーの所有するサーキットで、彼らのとって重要なグランプリですからレッドブルのために良い週末にしたいですね。」
ニック・ハリス
「マルクありがとう。それではホルヘ・ロレンゾ。前半戦の最後の3戦からこうして後半戦を迎えるわけで、決意に溢れていることでしょうね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「ええ。出来るだけ速く強い状態で戻ってくるために、トレーニングが欠かせませんでした。明日Ducatiに接近出来るかどうかというところです。テストでは彼らから離されていましたからね。ただ最後の数時間で彼らに接近する事ができましたから、同じ流れでいくことが出来るかどうかというところでしょう。」
ニック・ハリス
「最後の3戦はメンタル面で非常にタフなレースだったと想像しますが、いかがでしょう。」
ホルヘ・ロレンゾ
「ええ、これはスポーツですし人生ですから、良い時もあれば悪い時もあるという事を受け止めなければなりません。トップで走っている時よりも、強くなって戻ってくるという時のほうがハードに働かなければいけません。可能な限り速く強い状態で戻ってきて、出来るだけ長くトップポジションでいるということが目標です。2つ3つのレースでは困難なレース展開でしたけれど、それ以外は良い形でした。ここで再びトップを獲得することが出来ればブルノは良い状態でという形になるでしょう。」
ニック・ハリス
「ターン10が変更されましたが、あなたもその他の選手と同様にここについては心配をしていましたよね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「ええ、最終コーナーについて2m狭くしたという形ですか。これでバイクをサーキットウォールから遠くに留めておくことが出来るようになります。残念ながら多くを変更して別のコーナーにするようなことは出来ません。これは将来的な課題でしょうね。セーフティコミッションと共に3つ4つ理想的では無い部分について将来的に一緒に解決出来ると思います。」
ニック・ハリス
「それではマルクの左のヴァレンティーノ・ロッシ。ホルヘと同様に2週間、チームにとっては大きなレースとなりますね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「明日からはシーズンにとって重要な時が始まります。5週間で4つのレースがあり、5つのレースが7週間であります。ここからアラゴンは続いていますしね。ただこれは良いと思います。バルセロナ以降はレースまでの間が長くてあまり良い状態ではなかったと思います。夏休み以降はそんな事はないですから自分はこちらのほうが好きですね。それに今回そしてアラゴンは非常に面白いトラックだと思います。ザクセンリンクの後に20年前と同じコーステストを行いました。ココは自分が125ccでレースを行ったところでもあります。アスファルトが新しいのでグリップが高く、フラットでバンプもありません。非常に高速なトラックで他のサーキットには似ていませんね。これは殆どの区間でフルスロットルであるということにもあります。今までとは異なるレースが見られるでしょう。」
ニック・ハリス
「マルケスとの59というポイント差は9戦で追い付くには大きいですね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「そうですね。非常に大きな差です。過去2戦は多くのポイントを失ってしまいました。ですから集中して最大限の努力で強くあろうとすることが必要です。表彰台を獲得出来そうな時はチャレンジし、そうでない時は後半戦に繋がるようにポイントを獲得するということですね。」
ニック・ハリス
「今から20年前の表彰台獲得から今までに起きたことは信じられないようなことですよね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ええ。本当に素晴らしい思い出ですね。それまでは良いレースは出来ても表彰台は獲得出来なかったんです。いつも4位とかまではいったんですけどね。多分マルティネスとのバトルの末に表彰台に辿り着く事が出来ました。初めての表彰台でしたから本当に嬉しかったですね。」
ニック・ハリス
「それではダニ・ペドロサ。チャンピオンシップ4位ですが、ここにはマルケスと訪れていますね。」
ダニ・ペドロサ
「ええ。ここにはマルクと半日ほど訪れてレイアウトを学習しました。傾斜のきつさだとかタイトなコーナーだとかで知られるコースですが、直線とヘアピンのコース、その後流れるような作りの部分に別れていると感じます。最終コーナーを少し変更しましたけれど、どんな感触になるか最初の練習走行で確認したいと思います。MotoGPでの最初の走行となりますが、ライフを伸ばすためにタイヤの変更もありましたから、その確認も必要です。トラックにはオーバーテイクのポイントもあります。皆が語るようにフルスロットルで走る区間が多いですから、速いバイクを作ること、出来るだけフルスロットルでいるということがポイントになります。」
ニック・ハリス
「マルクは別としてホンダのライダーにとってはかなり苦しい前半戦でしたね。」
ダニ・ペドロサ
「ええそうですね。ただ夏休みの間に体を休めてトレーニングも積んできましたから、それが上手くいくことを願っています。後半戦が楽しみですし、出来る限り毎回良いセッションが出来るようにと思っています。練習走行でも結果を向上させていき、力強い後半戦を迎えられればと思っています。」
ニック・ハリス
「ダニありがとう。それでは反対側のアンドレア・ドヴィツィオーゾ。今回で250回目のグランプリレースとなります。ここではテストの結果はとても素晴らしかったですね。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「確かにこのトラックは自分達のバイクに良くあっていますね。自分達のバイクはストレートで速いし、加速も良いですからね。ただコーナーはとても遅いんですよ。ですからテストでは全てのDucatiライダーが速かったですよね。週末には自信がありますけど、他のライダーがどこまで強いかメンタリティも毎回異なりますからね。それに28周の全てに渡って強い状態を維持する必要がありますからね。一番の違いはタイヤですね。これはテストした時に使用したものとは異なりますから。タイヤを試してみてテストの時と同じすぴーどが出せるかどうかを確認する必要があります。そしてタイヤがレースでいかに働くかを理解することですね。」
ニック・ハリス
「メディアがDucatiがここでケイシー・ストーナー以来初の勝利を飾ると話しているのはプレッシャーではないですか?」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「確かにプレッシャーはありますけど、そこまで重要ではないですね。バイクに良いフィーリングがあるという事が最も重要なことです。そしてテストではフィーリングは最初から良かったですし、2日間で詳細なところまで色々と作業が出来ました。ただタイヤがやはり重要ですので、明日を待つというところですね。」
ニック・ハリス
「250回目のグランプリレース、そして125ccでもチャンピオンを獲得していますが、素晴らしいですね。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「詳細についてはそこまで確認していませんが、こうしてファクトリーチームで迎えられるのは嬉しいですね。」
ニック・ハリス
「ドヴィありがとう。それではカル・クラッチロー。ビーチで過ごす代わりに、人生の中でも最も重要な出来事がありました。」
カル・クラッチロー
「1週間前に妻のルーシーが女の子を出産しました。これは人生の中でも最高の出来事でした。とても大事な時期ですから、夏休みで自宅にいることが出来たのは良かったですね。夏休みの日程を変更してくれたドルナに感謝ですね。とても素晴らしいことですし、妻も元気です。ありがとうございます。」
ニック・ハリス
「ドイツでは2位を獲得し、これはあなたとチームにとって実に辛いシーズン前半の後に大きな結果となったと思います。」
カル・クラッチロー
「ホンダが全てのライダーのためにハードに作業をしているのは理解していますが、LCRチームが素晴らしい働きをしてくれました。レースごとに結果が良くなっていると思いますが、アッセンでは良い結果を獲得出来ると思っていただけに転倒してしまったのは残念でした。ザクセンリンクはある意味ギャンブルでした。ヴァレンティーノとドヴィの後について走っていましたが、ドヴィは250回もレースをしてるのに全くピットインしなかったですね(笑)ただ明らかに素晴らしいレースでした。今週末はいつもより難しいレースになると思います。ただ、それでも自分達は挑戦を止めませんし、100%で走ります。」
ニック・ハリス
「使用するバイクについてはマルクやダニとは少し異なるわけですが。(というような意味だと思います。)」
カル・クラッチロー
「ええ。かなり難しいとは思うんですが、作業が必要な部分の作業を進めていきますし、加速に関してはエレクトロニクスの作業を予定しています。またブレーキングゾーンでは強いということもわかっていますから、その部分からメリットを引き出したいと思っています。」
ニック・ハリス
「カルありがとう。それでは私からは以上です。フロアからの質問をどうぞ。」
Q
「ターン10の形が変わりましたが、それに関してと、スクーターで走ってみて他のどの部分に改修が今後必要だと感じましたでしょうか?」
マルク・マルケス
「ターン10は少し良くなりましたね。これで十分でなければ更に改修を将来的にしていくことになりますが、コーナーをタイトにしてコーナリングスピードを落としウォールとの距離を取りました。安全性について話すにはMotoGP機で走ってみないと何とも言えませんね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「マルクが話したように2mコーナーを狭くしてコーナリングスピードを落とし、ウォールとの距離を広げました。ただ路面は同じくアスファルトですから、Moto3などではどこまでがリミットなのかわかりづらいと思います。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「テストの前に最終コーナーについては話をしましたが、MotoGPマシンに乗って走行した感触だと想像よりも良かったですね。ウンチーニと話してこのままでもOKだと話しましたが、他のライダーからこのレイアウトのほうが安全だという声があり、自分もそれで良いと思ったわけです。トラックのスピードが速いと常に危険性はあるわけですが、2つの左コーナーの後、最終コーナーの前の右コーナーの1つであるターン8は危険なままですね。これは通常走行であれば問題ないんですが、スピードが高い中でウォールがとても近いんですよね。ですから来年にかけてはこの部分を改修したほうが良いと考えています。」
ダニ・ペドロサ
「最終コーナーをスクーターで確認しました。実際に走って確認するしかありませんがこれは改善になるはずです。ターン2のブレーキングに関しても少し危険ですね。左側の壁が非常に近いと感じるんですけど、これも明日走ってからですね。走ってみて改善点が明らかになれば、その後に話し合うことも出来るでしょう。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「ターン10は改修する必要があったと思います。ヴァレンティーノが話したように将来的に何とかしたほうが良い問題もあります。あとターン4はダウンヒルですから、ランオフエリアが十分ではないかもしれません。週末で将来について話が出来ればと思っています。」
カル・クラッチロー
「皆が話すとおりだと思いますが、まだ改修版のターン10を見ていません。自分達はバイクでレースをしていますから、残念ながら安全ではない時もあります。ライダーと運営側が協力して。全てのライダーの安全性向上について努力しています。安全性を向上出来る部分はあると思いますので、明日のセーフティコミッションで何が出来るかを話し合えればと考えています。」
Q
「カルのバイクと比較してファクトリーマシンはどの程度速いのでしょうか?そしてカルはドヴィと比較して1秒以上遅かったわけですが」
マルク・マルケス
「難しい質問ですね。自分もドヴィとの差を詰めようとしているところですから。細かい部分以外はマシンは共通なんですけどね。バイクのパフォーマンスに関しては同じです。」
ダニ・ペドロサ
「現時点では回答は難しいですね。トラックで確認しないといけないでしょう。どの程度のスピードでトラックについて学習出来るか、セッティング、ライディングスタイルにもよりますが、カルは1周のタイムが速い選手ですし、ここ最近素晴らしい結果を残しています。ラップタイムを向上させるのは簡単だとは思いませんから、出来る限り努力する事が必要でしょう。」
Q
「質問の回答については?」
ダニ・ペドロサ
「まずはトラックに出てみないとわかりません。タイヤ、コーナーも変わりましたし、それで新しいラップタイムがどの程度になるのかなどもありますから。
Q
「ケイシーが今週はいるわけですが、ケイシーがセットアップなどで助けになることがあるのか?もしそうならどのような形になるのか教えて下さい。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「ケイシーがフィードバックをくれる事としては、ラインだとか他のライダーに関してなどです。他の内容についても出来るとは思いますが、全てのライダーのスタイルは異なりますし、彼のセットアップは自分のとは異なりますからね。他のトラック上にいるライダーが上手くやっているところを見ていく形になると思います。」
Q
「このトラックはDucatiに有利で、この後はヤマハが有利なトラックが続きますが、Ducatiの2人がマルケスに対してポイントを獲得していくなどすれば、チャンピオンシップの可能性が高まるのではないでしょうか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「他のブランドがチャンピオンシップ争いに絡んでくるのは良いことです。Ducati、ホンダ、ヤマハなどブランドごとに強いトラックだけでなくてね。マルケスが4位か5位で完走して、自分が優勝するなり2位で完走するなりで、マルケスの前に多くのライダーがいる状態であればチャンピオンシップにとっては有利ですけど難しいでしょう。ですから自分は自分のパフォーマンスに集中して、出来る限り上位で完走して沢山ポイントを獲得したいですね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「これは自分達がDucatiよりも速く走って、ヤマハとホンダの間に入れる事が出来ればという感じですがこれは難しいでしょう。レースごとに考える必要があって、テストにはファクトリーホンダが参加していませんから、彼らが自分達よりも速いのか、同じなのか、遅いのかわかりません。これが明日最も興味深いことでしょうね。」
Q
「今はオリンピックが開幕していてウサイン・ボルトが この先数日で大きなスターとなる可能性がありますが、彼についてはいかがですか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「オリンピックは4年毎ですから素晴らしいですよね。1日のために4年を生きているわけですから、少し妙な感じですよね。そして最後の100mを皆が楽しみにしていて、トラックの外にも沢山のファンが見守っているわけです。本当に興奮しますよね。」
Q
「カタルーニャ以来2人の関係はいかがですか?」(※2人で顔を見合わせて)
マルク・マルケス
「ノーマルです。良くなっていますよ。プロフェッショナルな関係だと思います。」
ヴァレンティーノ・ロッシンティーノ
「ええ。大丈夫だと思います。」
Q
「あなたはモンスターのキャップを被っていますが、レッドブルのライダーであればここでさらなるモチベーションが生まれると思いますか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ここはレッドブルのサーキットですからホームという感じはしませんけど特に変わることは無いと思います。変わるとしてもトラックの外だけでしょう。ここは素晴らしい雰囲気のトラックです。レイアウトは普通ではありませんけど、全ての施設などは素晴らしいと思います。ですから特にこれと言ってモチベーションが変わるというのはありません。自分達もシーズン中にモンスターが所有するチームがあればいいんですけどね。(笑)」
Q
「ザクセンリンクの契約について今後を知る必要がありますが、そして他のドイツのトラックを試してみたいという気持ちはありますか?」(※2021年まで契約は延長されています。)
マルク・マルケス
「自分としては残ってくれると完璧ですね。(笑)(会場笑※連勝しているサーキットなので)昨年はインディアナポリスが無くなってしまいましたから、ザクセンリンクは残って欲しいですね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ザクセンリンクは好きですね。いつも素晴らしいレースが展開されますし、観客も多いですからね。最低でも1つだけ安全性に関して作業を進める必要があります。ウォールをあと数m動かす事が出来ればという感じなんですよね。」
Q
「サロムの事故内容が発表されましたが、メカニカルプロブレムもなく、バンプも無かったということですが、これについてどのように感じますか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「個人的にはこの話題については調査結果のそのままにしておきたいと思います。この調査結果のままになるのか、更に調査が行われるのかは定かではありませんが。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「転倒を初めて見た時はバイクに問題があると思ったんです。バイクの側に問題が無かったというのが本当だったとしても、問題は非常大きいわけです。あそこはランオフエリアが狭くて危険ですけど、それを言い出せばさらに危険なコーナーは沢山あるわけです。それにMoto2で十分でないのであれば、MotoGPではさらに足りないという事になります。それにバンプが無かったというのは、それを見た時に「冗談だろ?」と思いました。なぜなら皆あそこにバンプがあるのは知っているからです。それにサロムもバイクに危険な角度で突っ込んでしまったというのは本当に不幸なことだったと思います。でもやはりレイアウトの変更は必要だと思いますね。」