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★MotoGP2016 ブレンボが分析するオーストリアGP

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本国のBrembo (@BremboBrakes) | Twitterさんから今週末のオーストリアGPについてのデータをいただきましたので、ご紹介させていただきます。高速サーキットだけあって、ブレーキングの難易度は高めとのことです。 f:id:teletele916:20160808234737p:plain スピルバーグにあるRed Bull Ring(レッドブルリンク)は8月13日、14日に開催される2016年MotoGP世界選手権の第10戦の舞台となります。知っての通り、エステルライヒリンクはエナジードリンクの企業が名前を変更しました。新しいサーキットはヘルマン・ティルケによってデザインされ、短いストレートで知られ(最長でも626m)シャープなコーナーと多くのスロープから成り、最も急な登りのスロープは12度となります。既にこのサーキットで3度レースを行っているフォーミュラ1と事なり、これがMotoGPにとってはデビューセントなります。


MotoGPクラスのライダー全てにブレーキを供給しているブレンボの技術者によると、(ブレンボは最高峰クラスの全てのライダーにブレーキを供給しています)レッドブル・リンクはブレーキへの要求が高いサーキットとのことです。難易度指数1~5のうち、難易度は4とされ、これはブルノ、スペインのヘレス、アラゴンと同様です。

レース中のブレーキの使い方

9つのコーナーのうち、7つのコーナー(5つの右コーナー)でブレーキングが必要です。そのためライダーはスタートから完走までに12分もブレーキを操作することになります。最高速度はコースの前半で達成され、(3つのセクションで290km/h以上の速度で走ることとなる。)後半はより曲がりくねった形となります。平均減速Gは前半で1.5Gとなり、後半では1.17Gとなります。一周全体での平均減速Gは1.31Gです。

最難関のブレーキングポイント

7つのブレーキングセクションで難易度が高いとされているところはありません。しかしならが6つのブーレキングポイントが難易度中、残りの1つが難易度低とされます。最も難易度が高いのはRemus(ターン2)で、ライダーは304km/hから64km/hまで、240km/hを5.2秒、250mで減速する必要があります。これはドナウ川にかかるウィーンのライヒス橋の半分以下の長さとなります。この部分でブレーキングシステムにかかるプレッシャーは9.7barで、ディスク温度は600℃を超えます。


次のコーナー(Rauch)ではそこまで急激なブレーキングではないものの、(295km/hから84km/hに5秒で減速)ブレーキディスクの温度は高くなります。これは前のコーナーからブレーキが冷えていないためです。フィニッシュラインの後のターン1(Castrol Edge)は最も高いブレーキプレッシャーを要求するコーナーです。ここでのブレーキシステムにかかるプレッシャーは11.4barにもなり、302km/hから97km/hまで、210mで減速する事になります。また最終コーナー(Red Bull Mobile)では174km/hから115km/hまで減速するためのブレーキの使用は2秒以下となります。

ブレンボの優勝数

ブレンボのこのサーキットでの最後の勝利は1997年で、これは過去18年に渡りA-1リンクで世界選手権が開催されていなかったためです。ブレンボはオーストリアでは8勝しており、3つはホンダのミック・ドゥーハンによるものです。

出典元:ブレンボ brembo

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