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★ドイツGP優勝 マルケス「インターミディエイトという選択は無かった」

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見事な走りで圧倒的な勝利を収めたマルケス選手。エクストラソフトタイヤを履いており、そのライディングスタイルではタイヤが保たなかったのもあってピットインしたようですが、最初からインターミディエイトは選択肢に無かったと語ります。

Q

「3週間前のアッセンもドラマチックなレースでしたが、今回のザクセンリンクも素晴らしいレースでした。今朝には転倒もありましたが、ウェットからスリックタイヤに切替え圧倒的なリードで優勝しました。レースがどのようだったか教えてもらえますか?」

マルク・マルケス

★ドイツGP優勝 マルケス「インターミディエイトという選択は無かった」

「アッセンよりも凄い展開のレースでしたね。最初は今回は苦戦しているから優勝は難しいだろうと思っていました。今日はヴァレンティーノ、ホルヘ、ダニのようにエクストラソフトのフロントタイヤを選んで苦戦しました。自分のライディングスタイルには合っていなくてフロントに自信を感じられませんでした。その後ミスをしてしまって(コースアウト)トラックがどんどん乾いて行くのがわかったんです。それでこれはフラッグtoフラッグレースになるなと思ってピットインしました。多分ピットインした1、2番目だったんじゃないですかね?スリックで走るのは非常にリスクが大きかったんですけど、レースで勝つには最適なタイミングでしたね。」


Q

「レース前の戦略はどのようなものだったんでしょうか?スリックに切り替えたというギャンブルが大きく成功しましたよね。」

マルク・マルケス

「自分達の中でインターミディエイトという選択はありませんでした。というのもピットに入った時にインターミディエイトじゃなくてスリックにして欲しいんだけど。なんていう意思伝達は混乱を招きますからね。トラック上ではクレバーでなければいけません。あらゆる状況を考えて自分達はウェットからドライに切り替えるという戦略にしました。インターミディエイトではどこに限界があるのかわかりませんし、このタイヤ自体あまり理解していませんから。」


Q

「最初はレースリーダーから30秒遅れ、その後レースをリードして2位に20秒の差を付けました。他のライダーがあなたのペースを知りながら早めにピットインしなかったのは驚きでした。」

マルク・マルケス

「今回のケースでは最終的に自分で決断をしないといけませんし、バイクを感じなければいけません。時には他のライダーがスリックで走っていても自分はスリックで走るべきだと感じられない事があります。難しい選択ですけど、自分にとっては他の選手がまだ走り続けていたのはラッキーでしたよ。」


Q

「チャンピオンシップでは2位のホルヘ・ロレンゾに48ポイント差とリードを2倍にしました。これはかなり重要ですね。」

マルク・マルケス

「今日は本当に重要なレースだったと思いますね。シーズン前半は本当に素晴らしい結果となりました。正直言うとトラック上では最速の選手ではなかったと思いますが、状況を味方につけてこれだけチャンピオンシップをリードしているわけです。ただこのような調子でレースを続けて行く必要があります。1回の転倒、もう1回のミスで追いつかれてしまいますからね。」


Q

「これから夏休みの予定はどうでしょうか?またオーストリアは初めてのレース開催となりますが、どの程度楽しみですか?」

マルク・マルケス

「夏休みはスペインで過ごします。前半戦を終えて良い形で夏を迎える事が出来ますからね。それから後半戦に向けてトレーニングを開始したいと思います。」