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★MotoGP2016 ラジオ交信システムの是非について

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難しいレースがアッセン、ザクセンリンクと続いた事で、MotoGPもF1のようにラジオ交信システムを導入してはどうか?という話が出るのも当然ですが、ライダーの反応としては否定派が多いようです。ザクセンリンクのようにコース幅12mのサーキットの乾いた路面10数センチを縫うようにして走る中で、いきなりラジオから指示が飛んできたら集中力を乱されであろうというのは当然と言えば当然ですが。。

★MotoGP2016 ラジオ交信システムの是非について

フラッグtoフラッグのザクセンリンクで、ドヴィツィオーゾとロッシはテクニカルエラーを犯し、ある疑問が残った。「なぜMotoGPライダーとガレージの間でラジオで会話が出来るようにしないのか?」フォーミュラ1ではこれは証明されたシステムだ。戦略が重要な位置を占めるレースにおいては基本とも言えるものだ。


バイクレースはさらにスプリント的なもので、特殊な状況でない限りチームとライダーが話す必要はない。しかしだからといってこうしたシステムが使えないということではなく、テクノロジーが既に存在しているシステムを向上することは出来るし、それは過去にも証明されてきた。しかしライダー達はほとんどの場合、こうした可能性については深く考えているわけではない。

マルク・マルケス

「自分は必要ないと思います。マシンをリーンさせている時にメカニックと話しているのなんて想像出来ません。車じゃないんですから。それにレース前にしっかりと戦略を練っておけば状況には対応出来ると思います。オーストラリアで2013年に起きたことから学習しましたからね。(マルケスはタイヤ交換が義務付けられていた周回を1周過ぎてピット・インしたことによって失格となった。)それで今はレース前に多くのミーティングを持つようにしています。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ラジオ交信は、一つの観点からは特定の状況に対処するのに役立つと思いますし安全性も向上させる事が出来ると思います。でもこれはフォーミュラ1ではないですからね。そして結局は無しのほうが良いと思いますね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「これがあれば全てが簡単になります。ピットはピットボードからは伝えきれない多くの情報を持っているんです。アッセンであっても何が後ろで起きているか教えてもらっていれば、ミスを犯すことも無かったでしょう。このシステムは重要なものに思えますね。これを10年前にテストした事と思いますけど、それ以来何も起きていません。」

カル・クラッチロー

「それはレース中、ずっと耳にチェッキネロの声を聞きながら走るってこと?ライコネンが何て話していたか知ってるのかい?自分が何て言うか考えればわかるでしょう(笑)」

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