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★ドイツGP2位 クラッチロー「残り5周はひたすらプッシュしていた」

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久しぶりの表彰台獲得となったクラッチロー選手。最後はLCRのルチオ・チェッキネロの「完走しよう。」というアドバイスを忘れて猛プッシュしていたとか。初めてのお子さんも丁度レースの合間に予定日を迎えるようで、出産に立ち会えると良いですね。

Q

「アルゼンチンでの2015年の表彰台獲得以来の表彰台ですが、非常にドラマティックな表彰台獲得となりましたね。レインコンディションでもドライでも非常に速かったですが。」

カル・クラッチロー

★ドイツGP2位 クラッチロー「残り5周はひたすらプッシュしていた」

「昨日の段階でドライコンディションであれば最速の選手の1人である事も、レインでも速いという事もわかっていたんです。フロントタイヤに関してギャンブルでしたね。フロントタイヤは全く温まらなくて危うく転倒するところでした。最終的にはヴァレやドヴィを捉える事が出来ましたけど、彼らが勝つんだろうなと思っていたんです。それでピットボードは見ませんでした。最終コーナーまで気づかなくって、明らかにマルケスは既にピットインを済ませているし。。まぁ良いレースでしたよ。良い形で戦えましたしホンダも素晴らしい仕事をしてくれました。このバイクでこのポジションを得るのは難しかったですけど、LCRホンダチームにとって報える良い形となりました。」

Q

「スリックで走るというのは最適な判断でしたが、実際の感触としてはいかがだったのでしょうか?」

カル・クラッチロー

「ピットを出た後の最初の周でドヴィツィオーゾに対してはかなりリードを失う形だったんです。最初のラップはあまり良いライディングだったとは言えませんでした。ウェットタイヤからスリックタイヤに切り替えるというのはかなり難しかったんです。それで少し心配にもなりましたけど、その後プッシュしてアンドレアを捉える事が出来ました。彼のいるところまで戻っていくのは大変でしたけど、インターミディエイトタイヤを履かなかったというのは良い選択だったと思います。チームの素晴らしい判断だったと思います。」

Q

「このスリックという選択は事前に知っていたのでしょうか?」

カル・クラッチロー

「チームが用意していればそれに従うしかありませんよ。マルクもスリックで走りだしたわけですからね。ただ自分は前を走っているライダーを捉えられると思って走っていましたし、実際にそうなったわけです。マネジメントが難しいレースでしたけど、とにかく嬉しいです。」

Q

「前回のレースでは転倒してしまい、それに関して非難などもありましたが、今回はこうして表彰台に戻って来ることが出来ました。表彰台に戻って来るまでに長くかかりましたね。」

カル・クラッチロー

「昨日もお話したとおりドライであれば最速の4人に入っていると思っていました。そして今日2番目に速かったんだと証明出来ました。ドライになればユーズドタイヤで良い感触で走行出来るのはわかっていました。人々からの批判というのは、それはそれということで自分の行動や存在を変えるものではありません。何が起きても自分のベストを尽くしますし、自分が正しい事を行って人々がそれを気に入らなくても仕方無いと思います。残念ながらね。でも、ある人は自分のいうことを気に入って、また別の人はそうでは無い。ただ今日ルチオは「良いレースにして完走しよう。」と話していましたが、ラスト5周ではそんな事は考えずにひたすらプッシュしてましたね。これが自分のやりかたですし、なによりも自分は勝利したいんです。随分長いこと勝利していませんからね。」

Q

「今日は素晴らしいレースで、これから人生でも最初の子供の誕生という素晴らしい時を迎えるわけですが、息子が生まれた後もルーシーはレースに同行するんでしょうか?」

カル・クラッチロー

「正直わからないですね。ルーシがレースに来てくれるというのは自分の中では本当に大きな事で、彼女も尽くしてくれますし、自分もハードに働いていますからね。こうして表彰台を獲得したのにルーシーがいないのは残念ですが、ルーシーは今は赤ん坊をお腹で温めていて、次のレースの前に産まれるんですよ。」