★MotoGP2016ドイツGP ロッシ「表彰台を獲得出来ると思っていた。」
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マシン交換を行なう前までは良いペースで走っていたロッシ選手ですが、マシン交換後にペースが上がらず苦しいレースとなりました。インターミディエイトに履き替えたマシンでガクッとタイムが落ちてしまいましたが、何らかの原因が発見されるでしょうか。
ロッシの表情は暗く、ロッシが「非常に残念」と語るのは今季初めてではない。ザクセンリンクのレースは数周で夢から悪夢へと変わった。ドクターは表彰台圏内の順位からピットレーンに戻り、望みがないままこの地を後にする。
ヴァレンティーノ・ロッシ
「昨日からドライであれば戦闘力を発揮出来ると思っていましたし、表彰台を獲得出来る可能性もあると思っていました。今朝もウェットコンディションに向けてバイクを準備する事が出来ましたし、勝利をかけてバトルが出来ると思っていました。」
Q
「その代わりにどのような状況になってしまったのでしょう？」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「その代わりに天候に関してついていませんでした。雨が止んでコンディションが変わってしまいました。」
Q
「最大の問題は？」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「インターミディエイトタイヤで非常に遅かったことです。2、3周早めにピットインすることも出来ましたけど、あまり変わらなかっただろうと思います。ドヴィとカルと一緒にタイヤを交換しました。彼らは表彰台を獲得しましたが、2台目のバイクに乗り換えた時にはあまり自信が無かったんです。1周で10秒ほど遅かったですね。」
Q
「インターミディエイトタイヤの問題ですか？」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「わかりません。間違った選択でした。ただデータ上ではスリックはさらに困難なはずでした。さらに状況は悪くなっただろうと思います。」
Q
「インターミディエイトを選択したのは誰なんでしょう？」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「チームと共に自分が決めました。金曜日はフロントのスリックタイヤで多くの問題がありました。温度を上げる事が出来なくて、それでインターミディエイトを選んだんです。」
Q
「何が上手く機能しなかったのでしょうか？」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「自分が強さを発揮出来なかったのと、M1がこうした路面が濡れたコンディションでは強さを発揮出来なかったことですね。通常数ターンで10秒失うなんてことはあり得ないんですよ。何かしら作業が必要ですね。」
Q
「チームは早めにピットインする呼びかけいましたが、これは2015年のミサノを思い起こさせました。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「あの時はサインを出しているとは思いませんでした。いずれにしてもライダーがピットイン必要な時にチームが合図を出して、最終的にそれを決定するのはライダーなんです。その瞬間まではタイヤ交換が必要だとは思っていませんでした。もう少し早めにピットインも出来ましたが、あまり大きな変化は無かったでしょう。8位じゃなくて6位くらいでは完走出来ていたかもしれませんが。」
Q
「フラッグtoフラッグのレースの場合、だいたいピットイン戦略で上手く行っていないような気がしますが。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「いつも1位か2位を狙っているんです。後ろにいる時は単純にギャンブルを冒せば良いんです。フロントにいると難しいですよ。」
Q
「いまやマルケスからは59ポイント離されています。」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「この状況は非常に難しいですね。最初の9戦で持ち帰る事が出来たはずのポイントを持ち帰る事が出来ていません。これは自分のミスと不運によるものです。ですからこれほどまでにギャップが大きいんです。ただまだ後半戦があります。」
Q
「チャンピオンシップ前半戦のキーポイントは何だったのでしょうか？」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ムジェロでシーズンは厳しい形となりました。あそこで20から25ポイント余計に獲得出来ていれば、チャンピオンシップはかなり異なった形になっていたでしょう。アッセンでリスクを冒し過ぎなければ物事はかなり変わっていたでしょうが、すでに起きてしまったことですからね。」
Q
「次はどのような形になるでしょうか？」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「火曜と水曜はオーストリアでテストがあります。これは後半戦の初戦の準備となりますので非常に重要です。これが流れを変えるチャンスになるべきものです。今よりもさらに飛躍しなければいけません。」
