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★MotoGP2016ロレンゾ「全てのコンディションで競争力を高く保つ事が重要」

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雨の中では他のトップ選手に較べてタイムの落ち込みが激しいロレンゾ選手ですが、さすがに何かしらの対策を講じないとまずいと語っています。何かしら対策が可能なのであれば、完璧なコンディションのドライレースではほぼ無敵とも言える強さと相まって素晴らしい強さを発揮すると思います。ダートトラックなどの練習をしている姿を見ることはありませんが、一旦シーズンオフとなる夏休みの間に対策を講じる事が出来るでしょうか?

★MotoGP2016ロレンゾ「全てのコンディションで競争力を高く保つ事が重要」

3度のMotoGPチャンピオンであるホルヘ・ロレンゾはダッチTTのように雨の中でのペースが遅いことに不安を感じている。雨が降った土曜日、ロレンゾはFP4で8位ポジションとなり、予選においては11位、トップからは2.651秒遅いタイムを記録した。

アッセンでは2013年に練習走行で酷い怪我を負っているが、ルーキーイヤーであった08年以来悪い予選結果となり、彼自身もトップからは大きく離されていると感じている。1日後、赤旗中止となる前の14周でロレンゾは1分近くトップから離され、「今までになく遅かった」と語り、レースからリタイアしようかと思っていたと語った。しかし結果的には多くの選手の転倒もあって10位となっている。


今回のレースはここ3年でロレンゾが複雑なコンディションのレースで苦戦した2回目となり、2014年には「レインタイヤで走行を続ける事が怖かった」と語っている。彼の事故以来アッセンの恐怖点は何かという質問には「雨の中で競争力が無いということ」と語っている。

ホルヘ・ロレンゾ

「レインコンディションでグリップが無い時、もしくは雨が多い時、トラックがあまりにも滑りやすい時、タイヤが硬すぎてタイヤを信頼出来ない時、競争力を高く保つのは難しいんです。ヤマハでの問題はこうしたコンディションですね。雨でグリップが低い時に扱いやすいバイクで無いというのと、もう1つの問題は自分にあります。安全だと感じる必要があって、速く走るためにあらゆる場面でグリップが必要なんです。」


ロレンゾは、雨の中でも2012年のセパンや昨年の茂木のように、路面グリップが高い場合は安定したペースを刻めると語る。しかしこれには簡単な解決策は無いとも語る。


「単純にこうしたコンディションでどこまで速く走れるかを知る必要があるんです。ヤマハのバイクではこれが難しくて、雨の中、もしくは雨が多い時はグリップ不足に苦しんできました。最速のライダーであった事はないですね。雨が降っていてもマレーシアのようにグリップが高かったりすると、他のライダーよりも1秒から1.5秒ほどは速く走れるんです。でも雨が多かったりタイヤを信頼出来なかったりすると、自分にとっては理想的な状況ではありません。しかし全てのコンディションで競争力を高く保つ事は重要で、何かを試す必要があります。」

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