気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★Ducati CEOドメニカーリ新たな構造のホイールを発明

Sponsored Link

DucatiのCEOのドメニカーリ氏による新型のホイールとのことですが、ホイールの内側にショックを吸収する素材があることによってチャタリングを防止するという作りとのこと。これが果たして実現されるかどうかは不明ですが実現するとしたら面白い発明ですね。スポーツバイク向けとされていますが、通常のホイールよりも重いであろうことからスポーツバイクに使用するのは厳しいような気がします。

★Ducati CEOドメニカーリ新たな構造のホイールを発明

クラウディオ・ドメニカーリはDucatiのチーフエクゼクティブであるが、彼がDucatiを更に大きく素晴らしいブランドに成長させようとしていない時は、エンジニアであり発明者でもある。そしてこれが彼の最新のアイディアだ。これはバイク用ホイールのセンター部分にゴムのようなセンター部を持つもので、これがショックアブソーバーのように働くというものだ。このデザインは非常に急進的なものに思えるが、今のところヨーロッパ、アメリカ、中国においてパテント登録はされていない。このデザインから判断するにホイールのキャスト部分であるハブとスポークの部分にゴムのような素材が収まっている。

★Ducati CEOドメニカーリ新たな構造のホイールを発明

この素材はハブの中に収まっており、スポークのほうにも伸びているもの。そしてこのゴムのような(OK、これはゴムのような単純なものではないだろうだ、ゴムに似たものでMotoGuzziが1400ccのクルーザーバイクのエンジンマウントに使用しているものに近いだろう。)素材はハブの中心部分に取り付けられている。これはバイクのアクスル軸の通常の部品であるカラーに取り付けられているようで、アクスル軸は通常のものと比較するとだいぶ長い。アクスル軸がなぜここまで長いのかについての説明はない。しかし、ベアリングやシムが通常のハブとは異なり、このデザインのホイール内部のショックアブソーバーハブ、そしてカラーにスペースを与えるという事を考えると納得が出来る。


実際の問題として、これはもう少し複雑になるものだが、それは一旦忘れて今回の発明について考えよう。我々がこのデザインについてわかっていることは、ドメニカーリがこのホイールが深いリーンアングルにおけるチャタリングを軽減すると考えているということだ。それがこの発明における意図とされているものだ。


路面の凹凸による入力がホイールを通じて伝わってくるわけだが、その方向のためにフロントフォークがその吸収することは出来ない。また開発に関するノートの中には深いリーンアングルによる振動の低減と書かれていることから、今回の発明はDucatiの中でもスポーツバイクのために開発されたもののようにも思える。非常に面白い発明であると同時に、企業トップからこうした発明が出てくるのもまた面白い。 www.morebikes.co.uk