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★MotoGP2016ロレンゾ「低グリップ時のパフォーマンス改善が必要」

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カタルーニャGPでは中盤以降まったくペースが上がらなくなってしまったロレンゾ選手ですが、グリップが低いコンディションではペースが上げられないという問題が根底にあるようです。同じ状況で同じタイヤを履き、同じバイクに乗るロッシ選手のペースは終始安定していたわけですから、ライディング、セッティングの問題だと推測されますが、果たしてシーズン後半までにこの問題を解決出来るでしょうか?

★MotoGP2016ロレンゾ「低グリップ時のパフォーマンス改善が必要」

世界チャンピオンとして君臨するホルヘ・ロレンゾはヤマハと路面のグリップが低い際のパフォーマンスについて共に向上させていく必要があると感じている。ロレンゾは今年の7戦のうち3つで苦戦し、そのいずれも限られたグリップの中でのレースだった。アルゼンチンでは土曜の夜に雨が降り、トラック上のゴムを洗い流したことでグリップが低下。ロレンゾは序盤レースをリードするものその後転倒。

ヘレスでは熱くトリッキーな路面コンディションの中2位で完走したが、優勝したチームメイトのヴァレンティーノ・ロッシに付いていけるペースでは無かった。ロッシは似たコンディションのバルセロナで2勝目を挙げ、ロレンゾは序盤にレースをリードするも5位に沈み、フロントタイヤの摩耗に苦しみロッシから10秒遅れで走行中に、Ducatiのアンドレア・イアンノーネに突っ込まれてリタイアとなった。

ホルヘ・ロレンゾ

「グリップが低い時、もしくはフロントのタイヤの摩耗が激しいトラックや路面では常に問題が出ています。勝利を狙えるコンディションにならないんです。これはここ数年同じ事が起きています。2014年にブリヂストンを履いて戦ったオーストラリアでもフロントの摩耗が激しくて、スローダウンせざるを得ない状況でした。2位で完走したとは言えヘレスでも同じ事が起き、バルセロナでも同様でした。ロッシは同じバイクに乗っているんですが、彼のライディングスタイルと彼のバイク上のポジションのせいか、あまり苦労せずフロントタイヤをセーブ出来ているようです。彼は自分が問題を抱えている時もレースを通じてペースを維持することが出来ており、自分は転倒したくなければペースを落とさざるを得ません。」


シーズン2度目のリタイアの後、ロレンゾはチャンピオンシップのリードをマルク・マルケスに奪われ、マルケスは現在ロレンゾを10ポイントリード、ロッシは3位でマルケスとの差は22ポイントだ。ロレンゾはこの状況をヤマハと話し合うとしてるが、同時にミシュランが続けているタイヤ開発が状況を好転させる助けになることを願っている。


「何かしら向上出来るかどうかを分析しなければいけません。明らかに自分のライディングは自分のライディングなんですが、常に多少の変更をするということも悪くはありません。将来に何かしらを変更するために分析が必要です。もし何か変化が起きて、ミシュランにも相談してタイヤのほうで何か変える事が出来るのであれば、皆にとってもコンスタントなペースが刻めるようになるでしょう。ただ、明らかに自分達のミスを認める必要はあって、こうしたコンディションの中では自分が何かしら間違った事をしているという事でしょうね。」

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