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★MotoGP2016 ロレンゾ「ポイント制ルールが良いとは思えない。」

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ちょっと古いニュースですが、ロレンゾ選手がライダーへのペナルティをどう考えているかという記事がありましたのでご紹介します。外野から見ていると、イアンノーネ選手は無理をする必要が無いところで無理をして、他のライダーを巻き添えにしている印象が強いですね。いずれにせよ、現チャンピオンのロレンゾ選手がセーフティーコミッションに参加するというのは喜ばしいニュースです。

★MotoGP2016 ロレンゾ「ポイント制ルールが良いとは思えない。」

ホルヘ・ロレンゾはMotoGPのペナルティシステムを変更したいと考えている。彼はカタルーニャGPでアンドレア・イアンノーネによってレースから弾き出された形だが、現在の処置では抑止効果は無いと考えている。なお、今回のペナルティとして、アンドレア・イアンノーネは次のアッセンをグリッド最後尾からスタートすることになる。これはイアンノーネにとってはシーズン2回目のペナルティとなる。

前回のペナルティではテルマス・デ・リオ・オンドの最終ラップの最終コーナーで、チームメイトのアンドレア・ドヴィヅィオーソを巻き添えに転倒し、オースティンGP決勝で3グリッド降格の処分を受けていた。今年のペナルティポイントのルールに関してはジャッジのレビューによって入り組んだものになっている。しかしロレンゾはMotoGPのルールは、同じミスを繰り返すライダーに対しては厳しく処罰すべきだとしている。

ホルヘ・ロレンゾ

「自分としては現在のポイント制ルールというのは良くないと思いますね。2003年にジョン・ホプキンスが茂木でミスをして、次のレースに出場出来なくなりました。自分も2005年に2度ミスをして(※250cc時代)次のレースに出場出来なかったことがあります。サッカーではハードタックルをしたらレッドカードで退場ですよね。このスポーツでは命をかけて戦っているわけです。自分は臀部もしくは鎖骨を骨折する危険性もあったわけです。自分がもし過去の自分のようにアグレッシブなライダーのままだったら、リスクに気付く事が出来なかったでしょう。厳しい話をする必要があるんです。厳しい処罰を受けずに学ばなければ、変わる事はありません。


ロレンゾは日曜の夜にFIMのMotoGPレースディレクターであるマイク・ウェッブと話をし、ルール改正について議論するため長年参加していなかったセーフティーコミッションにアッセンから参加するという考えを示した。


「決定は覆らないでしょうから、イアンノーネのペナルティに関してのアピールは行いません。ただマイク・ウェッブと話をして、セーフティーコミッションにこの事について話をするつもりです。時には自分に何かが起きて初めて変化が必要な物事に気付く事が出来ます。ですから他のライダーも自分と同じ意見を持っているのか、そして共に何かが出来るのかというところでしょう。自分が17か18だった2005年にペナルティを受けていなければ、自分は変わっていなかったと思います。今回のペナルティが、同じような事故を避けるために自分のやり方を変える必要があるという事をイアンノーネに気づかせる事が出来るかどうかは定かではありません。ただ、彼はこうしたミスをしていて、他のライダーと共に戦っている時にこの乗り方を続けてそれを変えないのであれば、遅かれ早かれ重大な事故が起きると思います。

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