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★MotoGP2016ビニャーレス「新しいフレームには自信を感じる」

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日曜の決勝レースを4位という素晴らしい位置で終えたビニャーレス選手ですが、優勝したロッシ選手からも3位のペドロサ選手からも大きく離された状態での完走となりました。今までスズキはストレートスピードが速くなれば良い結果が出るかと思われていましたが、中々簡単にはいかないですね。

★MotoGP2016ビニャーレス「新しいフレームには自信を感じる」

マーヴェリック・ビニャーレスはスズキの新しいMotoGP用フレームが、気温が上昇した際の悪夢を終わらせる事が出来る事を期待している。スズキはMotoGP2年目のシーズンに大きな進化を遂げたが、ビニャーレスとアレイシ・エスパロガロの両名はリアグリップの不足を挙げている。彼らが特に求めているのは暑いコンディションの中でのタイヤのライフを伸ばすという事だ。先週のバルセロナでビニャーレスは土曜日のFP3で3位タイムを記録。しかし数時間後に気温が上昇した後に行われた予選では6位タイムとなり、ポールポジションから0.740秒遅れとなった。

マーヴェリック・ビニャーレス

「まるで悪夢ですね。バイクがものすごく動いてしまってリアに全くグリップが感じられないんです。止まるのが難しいんです。これを改善するために何をすれば良いのか全くわかりません。この問題は1年近く続いていて、気温が上がってくると同じラップタイムで走る事が出来なくなるんです。今朝(※ウォームアップ)は同じタイムで走行出来、速いタイムでしたが限界ではありませんでした。」


21歳のビニャーレスは来年ヤマハに移籍する。彼は日曜のレースを4位で終えたが、将来のチームメイトである勝者のヴァレンティーノ・ロッシから25秒も遅いタイムでの完走となった。


「土曜の朝のようにグリップがあって新しいタイヤでの1周目だと素晴らしい走行が出来るんです。でもグリップが落ちてくると、とても苦戦してしまうんです。特にエレクトロニクスですね。で、その後バイクがやたらと動くようになるんです。いつもこの症状は変わりません。タイヤのグリップが落ち始めると10周とか11周とかしか保ちません。」


スズキは新しいタイプのフレームをこの週末には使用しなかったが、ビニャーレスはこのフレームをアッセンで使用することが出来るかもしれない。先月のヴァレンシアでのテストに引き続き、レース後の月曜日にビニャーレスはこのフレームに集中して作業を行い、エレクトロニクスのセッティングも行った。


「このフレームには自信を感じますね。カタルーニャでは今までのフレームを使用する事にしました。新しいフレームでレースをするのはリスキーだと感じたんです。でも作業を終えて新しいセッティングを試した後で考えると、性能の向上は明らかです。レースと比べると大きく向上しましたし、全体的なフィーリングも良くなりました。自信を持ってライディング出来るようになりましたね。リクエストとしてはもっとリアのグリップが高まることで、そしてスズキはこの部分に関して性能が上がるようにシャーシをモディファイしてくれました。これでコーナーの中でより自信を持てるようになりましたし、タイヤをあまり傷めつけない形でライディング出来ると思います。」

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