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★MotoGP2016ポル・エスパロガロ KTMと2017年2018年の2年契約を発表

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矢継ぎ早の発表となりましたが、予想されていたようにポル・エスパロガロ選手がKTMとの2017年の2018年の2年契約を結びました。ヤマハに残っていつ来るとも知れぬファクトリーチーム移籍のチャンスを待つよりは、新たなファクトリーチームで戦うほうが良いというのは間違いないでしょう。来シーズンのMotoGPが今から楽しみです。

★MotoGP2016ポル・エスパロガロ KTMと2017年2018年の2年契約を発表

ポル・エスパロガロは2017年のKTM移籍への理由を語った。その内容によると彼はオーストリアのこのファクトリーのあらゆる種類のレースでの成功を見て、最高峰クラスにおいてフロントに近い位置で戦うという彼の野望に叶うと判断したと語る。ポル・エスパロガロはカタルーニャのプレスカンファレンスにおいてテック3ヤマハからKTMへ今シーズン終了後に移籍することを発表。MotoGPで戦う上で最高のチャンスと語った。

ポル・エスパロガロ

「人生は冒険です。そして今現在実現していない何かのためのものです。これは精神的なものですけどね。今のチームに残るほうが楽ですけど、ただ自分はそういう人間ではありません。自分にはそれが出来るのだから、前を走るライダーに勝利して彼らに追い付く必要があります。自分はそれを125ccで達成しましたし、Moto2でもそうです。今現在戦っている彼らに何度か勝利しましたが、現在彼らは自分を20秒差で負かしているんです。彼らに勝てるという事を証明したいんですよ。最高の形としてはファクトリーバイクで走ることです。この選択が正しいか間違っているかはいずれわかるでしょう。それに他のオファーは今回のオファーよりも良いものではありませんでした。」


「KTMの契約はファクトリーバイクで、ファクトリーの完全なサポートを受ける事が出来るものです。KTMはあらゆる種類のダートレース、Moto3でも勝利しています。彼らはあらゆるジャンルで素晴らしい成績を残しています。MotoGPでトップ10に辿り着くのは難しいでしょう。彼は共に働く素晴らしい頭脳を持った人々がいることを教えてくれましたし、自分も彼らを信頼しています。彼らが自分と共に働いてくれるわけです。自分が勝利するのを見るために彼らの人生を注いでくれるわけです。テック3でも皆出来る限りの素晴らしい仕事をしてくれました。ただ時にはそれでも十分でないことがあるんです。それ以上のもの、ファクトリーが必要で、レースの最後に重要になってくる細かい物事に対して戦っているわけなんです。」


「彼らは賢い人達です。ブラッドリーと話しましたが、彼がオーストリアのファクトリーに着いた時、自分自身が小さく見えたと話していました。身体的にも精神的にもね。彼はバイクを試したわけではないですが、とても優秀そうな人達がいて信頼出来そうなチームがあって、その全員が自分のために動いてくれる。これは大きいですよ。2017年は厳しい年になると思いますよ。スズキは数年MotoGPで戦っていて戻ってきてエンジンのパワーなどに相当苦戦していますからね。でも人生において簡単なことなんて無いんですよ。特にMotoGPではね。何かが欲しければそれに対して戦わなければいけません。」


エスパロガロは現在のチームメイトのブラッドリー・スミスと組んでKTMに加入する。彼らは2015年の鈴鹿8時間耐久でYZF-R1を操縦して優秀している。彼はこの2人のラインナップはマシン開発において素晴らしいパッケージで有ることを強調した。


「互いに知っているというのは大きいですね。良い関係ですし。チームでは片方の成績が良くて片方が悪くてもそこまで気にしませんが、どちらも遅いライダーで関係性も悪ければ何も上手くいきません。ブラッドリーとは良い関係を維持していますし、鈴鹿では2日か3日のテストで素晴らしいバイクを開発することが出来ました。それで鈴鹿8耐では後続に差をつけて優勝出来ました。鈴鹿で証明したように良いバイクを開発出来ると思います。二人ともスタイルはかなり違いますが、KTMでも良いバイクを作れると思いますよ。」


KTMにおける最大のチャレンジは何かと聞かれて、ポルはMotoGPクラスにおいてはユニークなチューブラーフレームを上げた。


「チューブラーフレームがしっかり機能するのか確認しないといけません。エンジンは遅かれ早かれ良くなるでしょう。今やストレートではマーヴェリックのスズキのほうが自分達よりも速いですからね。もしチューブラーフレームが上手く機能しなければ、自分達は相当に苦戦するでしょう。直線が早すぎて手に負えないマシンよりは、遅くても良いコーナリングが出来るバイクのほうが良いですね。 ヤマハのバイクよりもシャーシは固いと思っています。異なるシステムですからね。まだ二人とも若いので多くのバイクは試していません。まだわかりませんが、こうしたチューブラーフレームで良いセッティングを出すのは難しいと思います。ただ普通のシャーシよりもセッティング幅は広いでしょう。」


by Neil Morrison

www.crash.net