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★MotoGP2016ブラッドリー・スミス「自分がKTMの監督でもチームメイトにはポルを選ぶ」

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頭脳派として知られるブラッドリー・スミス選手ですが、その彼も自分が監督だとしたらポル・エスパロガロ選手をチームメイトに選んだと語っています。開発への力の入れ方、強力なスポンサーがバックにいること(※RedBull)、徹底した情報管理などのチームとしての堅実性を考えても、KTMは参戦初年度から存在感を発揮しそうです。

★MotoGP2016ブラッドリー・スミス「自分がKTMの監督でもチームメイトにはポルを選ぶ」

ブラッドリー・スミスは、KTMのボスにとって2017年のセカンドシートを多くのライダーの中から選ぶ際、ポル・エスパロガロが最も合理的な選択だと考えており、オーストリアのファクトリーチームは、サテライトチームの中でも最高の選手2人を選んだと考えている。スミスはテック3ヤマハで過去2年範囲渡り、ポル・エスパロガロをチームメイトとして持つことが出来た事は、彼自身ライダーとして大きく成長することに繋がったと考えており、ポルの強みがKTMの新しいプロジェクトにおけるマシン開発プロセスを加速すると考えている。

ブラッドリー・スミス

「自分がチーム監督だったらポルを選びます。なぜポルを選ぶかというと、現在ファクトリーに所属していない選手の中で最速の選手2人を確保するという行動をするでしょうし、ファクトリーチームをこれから作ると考えると、最高の2人のライダーを確保する事が合理的だからです。過去2年間この2人のライダーはヤマハで共に戦っていますし、共に似たような戦績を残しています。セッティングも非常に近いでしょう。鈴鹿8時間耐久でも全く同じマシンを操縦し、そのタイムは0.2秒ほどしか違いがなく、さらにそのレースで優勝もしているわけです。つまり、この2人のライダーは非常に上手くチームとして機能するということです。共に互いを切磋琢磨し、毎年互いのパフォーマンスを磨き合って行く関係です。新しくシャーシを創りあげる時、そのシャーシを1人のライダーに向けて創りあげるわけではありませんし、このライダーにはこのバイク、このライダーにはこのバイクという形ではないんです。どちらのライダーに対しても平行して作業を進めるわけですからね。」


「この方向で(※同じ方向性を持ったライダーで)開発を進めれば、これは上手く行くはずです。どちらも似たようなスピードを持っているわけですから、どちらか片方がやたらと早く、どちらか片方が遅いとなれば、何か開発の方向性が間違っているか何かが上手くいっていないということがわかります。ですからこれは良いベンチマークになりますし、安全策にもなります。これによって多くの無駄な可能性を潰す事が出来ますし、新しいファクトリーとして参戦する場合、出来る限りこうした多様性は無くしたいと思うはずです。」


KTMの決定に対してアドバイスなどをすることがあるのかという質問に対し、スミスはライダーの選択に関しては特に話し合いをしていないと語る。


「彼らのメインのゴールは、ファクトリー契約をしていない最速の選手と契約をすることです。その1人が自分でした。彼らは最高のピースを手に入れる事が出来たので、どのようなシナリオにも動く事が出来ると語っていました。つまりWSBK、Moto2などですね。彼らはどのように進むかを待っていたようです。彼らはMotoGPグリッドで最高のライダー(※ファクトリーライダー)にはアプローチする気は無かったんだと思います。というのもそれは出来ないですからね。」


「Moto2は正直な話をすると今現在そこまで飛び抜けている選手はいない状態です。KTMが自分が考えているような事を考えているというのはわかっています。彼らは自分を確保した後で良い位置に座り、誰をセカンドライダーにするのがベストか考えていたんですよ。KTMは特に何も言いませんでしたが自分の契約の時もそうでした。彼らがアナウンスするまで誰もこの情報を知らないでしょう。これが彼らのビジネスのやり方です。彼らは非常にプロフェッショナルなやり方で、彼ら自身である事に固執しています。自分が誰がセカンドライダーになるか知っている必要があるか?それは自分の関係するところではありません。彼らは誰がセカンドライダーとして相応しいか自分の意見は聞いていません。自分はライダーであって監督ではないですからね。」

by Neil Morrison

www.crash.net