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★ハスクバーナ2017年の4ストロークモデルにトラクションコントロールを装備

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実際に乗ってみないとどんな感じなのかわかりませんが、ハスクバーナの市販4ストロークオフロードモデルにトラクションコントロールが導入されるとのこと。ハスクバーナが導入するということは、近いうちにKTM(※親会社)にも導入されるということだと思いますが、こうしてオフロードバイクのカテゴリーをリードする企業がトラクションコントロールを導入するとなると、おそらく2018年モデルくらいからは国産もこの流れに追随するかもしれません。

最近はもっぱらエンデューロ的なライディングで丸太越えとかを練習している管理人的には、ウイリーコントロールが付いていると安心感高いのになと以前から感じておりました。今後のオフロードモデルの進化も楽しみですね。

★ハスクバーナー2017年の4ストロークモデルにトラクションコントロールを装備

ライダーを電子制御で助けるという仕組みが市販レベルのダートバイクにも導入された。ハスクバーナは2017年の全ての4ストロークのモトクロスモデルにトラクションコントロールを装備する。トラクションコントロールをダートバイクに装備するという試み自体は新しいものではない。レーシングマシンにはこうした電子制御は既に10年前から導入されていている。(ルールはとにかく)しかしハスクバーナーがこうして市販バイクに電子制御を導入するというのは新しい時代の到来と言えるだろう。


オンロードバイクでは既に一般的だが、トラクションコントロールを導入するということはさらなる馬力をバイクに与えることでもある。これから市販のオフロードバイクにもトラクションコントロールが装備されるという流れ(※2015年のカワサキKX450Fから始まった)はほぼ確実に思え、これから大衆に向けて広がっていくであろう。


トラクションコントロールをバイクに加えるというのは簡単なことではない。オフロードライディングというのはステアリング操作におけるリアタイヤの比重が大きい。つまりダート路面上でリアタイヤを滑らせる事で曲がっているのだ。ということは、トラクションコントロールを導入したとしても、このテクニックが使える必要がある。必要ないホイールスピンは最小限にし、スロットルを当てた時にバイクの向きが変わり過ぎないようにという事も必要だ。つまり、ハスクバーナの4ストローク市販モデルに装備されるトラクションコントロールがどのようなものになるのかは非常に興味深い。


ハスクバーナのプレスリリースによると、ケイヒンのエンジンマネジメント・システム(EMS)がスロットルからのインプットを監視し、エンジン回転数からホイールスピンを検知、パワーを減少させる(※恐らく点火をカットする)ことで最大限のグリップを発揮するという。疑いようがなくこのトラクションコントロールシステムはレーシング部門で開発されたものからの転用だろう。しかしストリートでそれを使用するとなると、常にそのまま転用が効くわけでもないというのは、ご存知のとおりだ。さらに洗練せれたシステム、例えばローンチコントロール、ウイリーコントロール、そして慣性計測ユニット(IMU)などは時が進むにつれて装備されるようになっていくだろう。

BY JENSEN BEELER

www.asphaltandrubber.com