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★MotoGP2016ミシュラン ル・マンGPプレビュー

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ご紹介が遅くなりましたが、ミシュランタイヤによるル・マンGPのプレビューとなります。今回はリアに新しいタイヤとしてソフトタイヤ、ミディアムタイヤが供給され、フロントのソフトも新しいタイヤとなっています。FP1、FP2を終えた段階では選手からの反応は上々といったところでしょうか。

★MotoGP2016ミシュラン ル・マンGPプレビュー

ミシュラン ホームグランプリとなるル・マンへ

ミシュランは2016年MotoGP世界選手権の第5戦の舞台となる、ミシュランの母国であるフランスの歴史的なサーキットであるル・マンへと短い旅をします。状況が非常に異なる4戦の後にミシュランはこれらのイベントから得られたデータ、そして最近行われたヘレステストのデータを合わせて、ル・マンというサーキットが要求するユニークな内容に合わせたタイヤを作りました。

この4,185mのサーキットは典型的なストップ&ゴーの作りで、レイトブレーキングが必要になります。合わせてコーナー脱出でのハードな加速も必要です。9つの右コーナー、5つの左コーナーはタイヤにはそれほどストレスを与える作りではないものの、右コーナーのほうが数が多いことから、リアのミシュランパワースリックは非対称デザインとなり、タイヤの右肩にハードなコンパウンドを採用します。リアタイヤはソフト(ホワイトのライン)、そしてミディアムコンパウンド(無印)が用意され、いずれも今シーズン初めて使用されるタイヤとなります。

フロントタイヤのアロケーションは3つのコンパウンドとなり、ソフト(ホワイトのライン)、ミディアム(無印)、ハード(イエローのライン)となります。ソフトのミシュランパワースリックは新しいコンパウンドとなるもので、気温が低い状況を想定したものです。ミシュランパワーレインタイヤはソフト(ブルーのライン)ハード(無印)が雨のコンデイションで使用可能となります。

★MotoGP2016ミシュラン ル・マンGPプレビュー

MotoGP第5戦の舞台はブガッティ・サーキットですが、このトラックはサルト・サーキット(※ル・マン24時間耐久が開催されるサーキット)の一部であり、著名なカーデザイナーでありブガッティの創業者であるエットーレ・ブガッティの名前を取ってブガッティと名付けられました。このサーキットの一部は伝説的な24時間耐久レースで使用され、目的ごとに作られたセクションが存在します。ミシュランはブガッティ・サーキットでは多くの歴史があり、最高峰クラスのモーターサイクルグランプリレースでの多数の成功、1988年から車におけるル・マン24時間耐久レースにおいては18戦連続優勝を含んで24勝しています。


フランスグランプリはいきいきとした雰囲気、ライダーのファン、情熱的な観衆が詰めかけます。今年はチケットが売り切れている事から多数のファンが訪れる事が予想されています。ミシュランとMotoGPパドックは5月6日の金曜日からトラックにおいて2つの練習走行を開始、土曜の午前中に別の練習走行を行います。予選は土曜日の午後に行われ、日曜日の現地時間14時に開始される28周の決勝レースのスターティンググリッドが決定されます。

ニコラ・グベール

「ル・マンでは天候は安定しない事が多いですので、いかなる自体にも備えなければなりません。雨、気温が低い、暑い、晴天など様々です。ル・マンはグリップが低いため、タイヤの消耗はあまり問題としていません。難しい点は様々なコンディションが想定されるということです。」

ピエロ・タラマッソ

「今週は我々にとっては実に重要です。ここはミシュランのホームグランプリですし、皆が良い仕事をしたいと思う場所です。このサーキットにはミシュランをサポートしてくださる方々を多数ゲストとしてお招きしています。また多くのフランスのファンも我々が成功する姿を見たいでしょう。ミシュランはフランスの中では重要なブランドでありますし、人々が非常に誇りに思っているブランドでもあります。今回は多用なタイヤを用意していますので、このサーキットで直面するいかなる状況にも対応出来るようでありたいですね。この時期のル・マンはいつ雨が降ってもおかしくありません。ただ天候がどうなっても我々は準備が出来ていますし、レースがエキサイティングになるように出来る限りの事を全てするつもりです。また多くの観客の皆さんもそれを望んでいるでしょう。」

出典元:ミシュランタイヤ