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★フィリップアイランド MotoGPとWSBKの開催に関して10年間契約を延長

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毎回ライダーの接戦が見られる事からファンからも人気が高いオーストラリアのフィリップアイランドサーキットですが、MotoGP、そしてWSBKの開催地として10年間契約を延長したとのこと。日本では茂木が唯一の開催サーキットになって久しいですが、もう少し日本でもMotoGPを開催して欲しいものですね。

★フィリップアイランド MotoGPとWSBKの開催に関して10年間契約を延長

オーストラリアでのMotoGPとWSBKの未来は確実なものとなった。今週のはじめにドルナはヴィクトリア州政府とフィリップアイランドサーキットと2027年まで10年間の契約を交わした。世界中でもベスト2か、ベスト3に入るこのはサーキットの契約延長に関する合意はモーターサイクルレーシングファンとライダーにとって喜ばしいニュースだ。ライダーは高速で流れるようなレイアウトを気に入っており、実際このトラックはカレンダーの中でも平均速度が最も速いサーキットで、その平均時速は181km/hに達する。丘の上にあるこのサーキットは、オーストラリアとタスマニア島とを隔てるバス海峡を眺め、観客にとってもTV映えするという意味でも素晴らしいものだ。

2015年のMotoGPが示したように、流れるようなレイアウトは常に素晴らしいレースが約束される。この素晴らしいロケーションにも関わらず、このサーキットでのイベント開催については観客動員数が少ないことなどから懸念があった。ケイシー・ストーナーが2012年に引退して以降、決勝レースの観客数は35,000人ほどに落ち込み、これはカタールを別にすると最低の動員数となった。このイベントが財政的に実現が難しいという懸念もあり、レースも別の場所で行われるという話もあったのだ。


フィリップアイランドから北西に750kmの地点のアデレード近く、テーレム・ベンドには新しいサーキットが建造されており、フィリップアイランドにとっては大きな脅威になると思われていた。FIMセーフティーオフィサーのフランコ・ウンチーニは今年の始めにこのサーキットの視察に訪れている。しかしこのサーキットの完成は、フィリップアイランドから開催サーキットの地が移るというよりは、オーストラリアで開催されるレースが増えるという事を意味するかもしれない。
現状フィリップアイランドとアッセンが次の10年カレンダーに残ることが決まっている。重要なサーキットや特徴的な作りのサーキットは開催カレンダーに残る見通し。タイのチャーンサーキットは来年からMotoGPを開催する。また、カザフスタンでMogoGPを行なうという噂もあるようだ。カザフスタンの経済はオイルと採掘によって回っていること、そしてこれらの商品の価格の下落を考えても、ここでイベントを開催するという事が適切なのかどうかはわからない。

by David Emmett

www.asphaltandrubber.com