★MotoGP2016 ドヴィヅィオーソ「ダニはカミカゼアタックじゃない」
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今回で2度目の今シーズンの転倒リタイアとなったドヴィヅィオーソ選手。当然がっかりしているものの自身が毎週表彰台圏内にいるということに満足してはいるようです。ペドロサ選手の謝罪を受け入れ、無謀な走りの末の転倒では無いのでレースアクシデントだという姿勢の紳士の対応です。
アンドレア・ドヴィヅィオーソが二度目となる巻き込まれる形での転倒リタイアを喫した。アルゼンチンではゴールまであと僅かのところでのリタイアとなり、彼も自身の不運がシーズンを通して続くとは思わなかっただろうが、一週間後の昨日にまたしても別のライダーのせいでリタイアをすることになった。今回の転倒はダニ・ペドロサによるもので、彼はCOTAの第一コーナーでバイクのコントロールを失って転倒した。ペドロサはマシン後方から滑り落ちたが、マシンはそのままドヴィヅィオーソのほうにスライドしていった形だ。
アンドレア・ドヴィヅィオーソ
「かなりの衝撃でした。もっと酷くなっていた可能性もありますからラッキーでした。痛みはありますが悪いところはないですよ。ダニの事は何年も知っています。ダニはリスクを冒して走るようなライダーではありません。誰もが限界で走っていますからミスは起きるものです。ダニの場合はカミカゼアタックとは違います。オーバーテイクをしようとしてブレーキングをしていたわけです。誰かがミスをするとそれが他のライダーの影響することがあります。今回の出来事はアルゼンチンとは違いますよ。何が起きたのかはわかりませんが、分析するのは簡単です。あそこは小さいジャンピングスポットがあって、ブレーキをミスすると簡単にフロントを流されるんです。自分はあそこでブレーキングを遅くし過ぎてしまし、ダニも集中していなかったんでしょう。彼は自分と同じ感じでブレーキングを遅めにしたんでしょう。彼の反応が遅くなって、回復には遅すぎたんでしょうね。ロレンゾと共に表彰台を目指せただけに残念です。ポジティブな点を考えるとすると、毎回非常に厳しいコンディションのレースの中で毎回表彰台圏内にいるということでしょうね。フリープラクティスで速くなくともレースでは良い位置にいることが出来るということです。まだバイクへのフィーリングは100％ではありません。でも毎回表彰台を目指して戦えるという事は嬉しいですね。3つのレースでの戦略は完璧だったと思いますし、自分のミスではありませんからね。」
ロレンゾのDucati移籍は正式にアナウンスは無いが、ドヴィヅィオーソとイアンノーネは残された2017年のファクトリシートをかけて争っているとも考えられる。ドヴィヅィオーソは彼の将来は結果によって決まるという話をしている。しかし記録の上では僅かにイアンノーネの7ポイント先にいる状態だ。
「Ducatiはライダーの将来をポイントだけで決める必要はないと思うんです。それにDucatiの中で全てのライダーを分析して、Ducatiが将来の為に何を必要としているかを理解しようとするでしょう。単純に速さや結果ではなくてね。それにいずれにしても最初の3戦で表彰台圏内にいて速いペースで走行出来ていますから。」
By Peter McLaren
