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★アルゼンチンGPミシュラン 予定されていたリアタイヤの使用を中止

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FP4のセッションの最中にレディング選手のリアタイヤがバーストのような症状を起こし、コース上にタイヤが散らばりました。これによりセッションはレッドフラッグで中止となった後に再開されましたが、日曜の決勝レースでは同じタイヤは使用されず、新しい構造のタイヤが使用されることになりました。この為に日本時間では夜の21時からウォームアップ前に、新しいタイヤによる練習走行が30分間行われます。原因はなお究明中とのこと。

★アルゼンチンGPミシュラン 予定されていたリアタイヤの使用を中止

ミシュランは今週末に使用される予定だった両方のコンパウンドのリヤタイヤを日曜のレースでは使用しない。これはFP4でのスコット・レディングの恐ろしい事故により決定されたもの。(※ターン6走行中にタイヤがバーストのような症状を起こし、コース上にタイヤの破片が飛び散りました。)より強固な構造を持った新しいリア用のミディアムタイヤが日曜に使用されることになる。

ミシュランからの発表

「現在のタイヤはミディアムもハードも同じ構造であるため、同じ内容がハードコンパウンドのタイヤでも起きる可能性があります。そのため両タイヤの使用中止を決定しました。より強固な構造のミシュランの新しいリアタイヤは、日曜に使用出来るようになります。引っ張り強度が強く、熱に対する耐性も高いものです。」


日曜には20分のウォームアップに加えて、30分の練習走行が許可される。ただ雨が降った場合はレインタイヤを使用することに変わりはない。タイヤの破片はレディングのPramac DucatiのリアタイヤからFP4に飛び散ったもの。レディングは幸運にもバイクのコントロールを失うことなくグラベルにGP15を止めることに成功している。セッションはすぐさまにレッドフラッグとなり、マーシャルがタイヤの破片をトラック上から片付けた。その後セッションはレディングのバイクの安全上の理由という事で2回目の中断が入った。その後の予選に関しては走行時間が短いこともあり、通常通り予選は行われた。

★アルゼンチンGPミシュラン 予定されていたリアタイヤの使用を中止

レディングのタイヤはミディアムコンパウンドで、7周目の走行だったということだ。ミシュランはレディングの履いていたタイヤと事故の原因を調べている。レディングの事故はセパンのプレシーズンテストでのロリス・バズの290km/hでの転倒を思い起こさせる。その時もライダーはその後すぐに走行が許可された。タイヤのパンクが転倒の原因とされているが、タイヤの空気圧を原因とする噂もあり、その後タイヤの空気圧センサーの装備が必須とされた。アルゼンチンGPはミシュランがブリヂストンにかわりタイヤサプライヤーとなっての第2戦であるが、カタールとは異なり、冬期テストは行われていない。


ホンダのマルケスは予選でポールポジションを獲得、2位にはロッシ、3位にロレンゾが続いた。タイヤの変更がアナウンスされる前に3者は次のように語っている。

マルク・マルケス

「長いコーナーの中で気をつけていないと、タイヤの温度は物凄く高くなってしまうんです。特に自分のバイクではそうです。他の選手についてはわかりませんが、Ducatiのバイクも凄いトルクがありそうですからね。バズとレディングは体重が重いライダーでもありますし、そういう事もあってタイヤの温度が高まってしまったんじゃないでしょうか。ダニと自分のタイヤ温度を比較するとダニのタイヤのほうが温度は低いですから。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「色々な要素はあると思いますけど、Ducatiはスピンが多いですよね。ただバズとレディングに起きた問題というのは、2人ともグリッド上で最も背が高く体重が重いライダーであるという事が言えると思います。 他にはタイヤの空気圧ですかね。いくつかのチームはタイヤの空気圧を変えていると聞きます。グリップを引き出すためでしょうが、確かではありません。今日もそんな話がありましたけど、確証が無いのでそういう話はなくなりましたね。限界に近くて激しい走行をしていれば起きうるんじゃないですかね。でも非常に危険なことですから、ミシュランは原因をしっかりと究明する必要がありますね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「何が起きたかはわかりません。これはライダーの体重や空気圧とは関係ないんじゃないかと思いますよ。これはMotoGPでは起きてはならない種の出来事です。」

www.crash.net