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★MotoGP2016 ミシュラン アルゼンチンGPプレスリリース

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アルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドサーキットにおいて開催されるMotoGP第2戦について、ミシュランタイヤからのコメントをご紹介します。今回は前後タイヤともにハードコンパウンドとミディアムコンパウンドのミシュランパワースリックを投入、さらにはレインレースに備えて、ミシュランパワーレインと、ミシュランパワーインターが投入されます。

ミシュランタイヤとしては走行データがほぼ無いサーキットになりますので、カタールよりも大きなチャレンジになると言えるのではないでしょうか。なお、昨年のレースはマルケス選手が大きくリードを広げながらもロッシ選手が猛然と追い上げて優勝。マルケス選手は残り2周でのロッシ選手との激しいバトルの末にロッシ選手のリアタイヤに接触して転倒リタイアしています。

★MotoGP2016 ミシュラン アルゼンチンGPプレスリリース

ミシュラン・プレスリリース

ミシュランはシーズン開幕戦であるカタールで素晴らしい成績を達成した後に、赤道を超えてMotoGPワールド・チャンピオンシップの第2戦の舞台である南アメリカにあるアルゼンチンへと向かいます。アルゼンチンのサーキットはカレンダーの中でも最も高速なサーキットの1つで、ライダーとタイヤの性能が試されます。ハイスピードのコーナーのいくつかのコーナーは斜度がきつく、ハードブレーキングエリアもあることから4,806mのサーキットによってタイヤは多くのダメージを受けます。長い左コーナーであるターン6とターン11はタイヤが生み出す熱によって、真価が問われるコーナーになるでしょう。しかし、全体で9つの右コーナーに対して5つの左コーナーしか存在しないことから、タイヤの両サイドは同じような使われ方になります。そしてレースが進むごとに、ライダーの注意深いタイヤマネジメントが必要になるでしょう。


ミシュランは今回のレースウィークに2種類のフロントタイヤ、ハードオプションのミシュランパワースリック(イエローのラインがタイヤウォールに入る)とミディアムのミシュランパワースリック(特にラインはなし)を持ち込みます。リアタイヤもフロントタイヤと同様にハードオプションのミシュランパワースリック(イエローのラインがタイヤウォールに入る)とミディアムのミシュランパワースリック(特にラインはなし)となります。天候が重要な要素となることから、シーズン開幕後初めてレインタイヤとインターミディエイトタイヤが使用可能となります。ソフトのミシュランパワーレインは前後共にブルーのラインが入ったもので、ハードコンパウンドのものに関してはラインは入りません。ミシュランパワーインターは前後共にタイヤウォールにシルバーのラインが入っています。


テルマス・デ・リオ・オンドサーキットは2007年に建設され、2008年からオープンしました。このサーキットはカレンダーの中でもミシュランがテストを行ったことが無いサーキットの一つであります。そのためここでレースを行なうということは、ミシュランの歴史にとっても新たな1ページとなると言えます。MotoGPでは2014年から開催地となり、ホンダのマルク・マルケスが2014年に優勝を遂げ、ヤマハのヴァレンティーノ・ロッシが昨年勝利しています。サーキット自体は同名の街の郊外にあり、サンティアゴ・デル・エステロ州の中に位置します。なお、首都のブエノス・アイレスからは1,100kmの距離にあります。レースウィークは金曜日の4/1に2回の練習走行が行われ、翌日午前中に3回目の練習走行が行われた後、土用の夜に25周のレースのグリッドを決定する予選が行われます。日曜の決勝レースは現地時間の16時に行われます。

ニコラ・グベール

★MotoGP2016 ミシュラン アルゼンチンGPプレスリリース

「アルゼンチン戦は我々にとって大きなチャレンジです。私達がMotoGPで戦っていたころはカレンダーに無かったサーキットですし、ここでは1日しかテストした事がありませんからね。それから我々のプロジェクトは大きな進化を遂げました。ですからどのタイヤを作っていくかという決定は大きなチャレンジです。レースウィークのシチュエーション、全てのデータなどを解析しました。このトラックはフロントタイヤにとっては摩耗が非常に多いという意味でチャレンジングだと言えます。タイヤを頑強にするための解決策が必要です。その解決策でもって素晴らしいレース、可能な限り高い競争力を実現出来ると思います。」

ピエロ・タラマッソ

★MotoGP2016 ミシュラン アルゼンチンGPプレスリリース

「アルゼンチンでレースをするのはこれが初めてとなります。南アメリカはミシュランにとってはきわめて重要な市場ですから、このレースもとても重要になります。アルゼンチンの方々はバイクレースが大好きです。ダカールラリーからMotoGPまで2輪のスポーツに関して大きな情熱を持っています。テルマス・デ・リオ・オンドのお祭りのような雰囲気は、きっと素晴らしいものになると思います。レーストラック自体はアンデス山脈に近く、天候が大きな要因となります。というのもこの時期は極端に暑くなったり寒くなったりする事があるんです。ですから今週末はどうなるか注目が必要です。地理的な位置を考えても、物流の面でこのイベントは簡単であるとは言えません。でも肉料理とバーベキューが素晴らしいと聞いてますから、きっと報われるでしょう!」

出典元:ミシュランタイヤ