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★MotoGP2016 カタールGP ビニャーレス「トップ集団でバトル出来ると思っていた」

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全世界の鈴菌の期待を一身に背負ったビニャーレス選手でしたが、残念ながら表彰台獲得はなりませんでした。予選やウォームアップも好調でしたが、リヤタイヤのブレーキングでのスライドによってコーナリングスピードが維持出来なかったとのこと。不安材料としては加速に苦しんでいるというホンダのペドロサ選手にも加速で置いていかれてしまっているというコメントと、スタートの加速ですね。スタートに関しては特にスタートで失敗しているわけでないにも関わらず、1コーナーまでの僅かな直線区間で、2列目のドヴィヅィオーソ選手、ロッシ選手、イアンノーネ選手、3列目のペドロサ選手の4台に一気に抜かれています。

★MotoGP2016 カタールGP ビニャーレス「トップ集団でバトル出来ると思っていた」

自身のMotoGP参戦の中での最高記録に並ぶことも出来ず、土曜の段階でトップ争いができると予想していたビニャーレスの予想は外れてしまった。ビニャーレスは6位での完走となったが、リヤタイヤのブレーキング時のグリップに苦しみ結果的に優勝したロレンゾから15秒遅れ、表彰台からは13秒遅れとなった。2015年型シャーシに第一世代のシームレスギアボックスを装備した車両で、ビニャーレスは序盤の10周なペドロサを抜くのに苦戦。その後はグリップを失い、10ポイントを獲得してレースを終えた。ウォームアップではコンスタントに6周、1分55秒台を記録したこともあり、ビニャーレスはなぜこれを決勝でも再現出来なかったのかという事に関して疑問を頂いている。

マーヴェリック・ビニャーレス

「期待が大きすぎました。トップ集団で完走出来ると思っていたんです。最低でも彼らとバトルが出来ると思っていたんですよ。以前のようにバイクから良いフィーリングが得られませんでした。リヤのグリップがなんでこんなに低かったのかわかりません。加速ではなくてブレーキングでなんですよ。ブレーキングする度にリヤがスライドしてしまって、コーナリングスピードを維持することは不可能でした。レースウィークでは素晴らしい仕事をしたと思います。MotoGPクラスの中では最高の週末だったんじゃないですか。14秒遅れでダニの後ろで4秒か5秒失ったことを考えると、良い結果だと思いますね。スズキが次のステップにいくための材料を提供してくれることを願っています。ハードに働けば達成出来ると思います。自分自信もさらにレベルアップするために家でも今まで以上に頑張りますよ。」


「もう少しグリップがあれば良いんです。コーナリングスピードを維持できれば、ラップタイムは良いんです。でも今はブレーキングで苦戦している状況です。リヤがスライドしてしまうんですよね。一周目はOKでした。フィーリングも良かったですし。ダニを抜けなかったことだけですね。彼を抜くのは本当に難しかったです。10周の後はタイヤのグリップが低下してしまってペースを維持するのが非常に難しくなりました。レースウィークで56.6秒なんてタイムでは走っていませんでしたが、こんなタイムでしたよね。本当にわけがわかりません。これから分析を進めて、アルゼンチンには多くのデータを持っていけるでしょう。」


ホンダが加速に苦しんでいることを考えると、ビニャーレスもカタールの中での最もコーナリングスピードが遅いターン6、ターン10で多くのタイムをロスしている。ビニャーレスは2017年については、このクラスのトップライダーと戦えると考えており、スズキも表彰台のトップを狙えるバイクを供給出来ると考えている。


「加速でタイムをロスしています。ダニに加速で置いていかれるんです。高速セクターで彼との差を詰めようとしているんです。これはセクター1、そしてターン6とターン10でもですが、彼のほうがグリップがあるのかどうかわかりませんが、置いて行かれるんですよ。目標はトップ6に入ること。ただウォームアップの後、予選の後の期待値はさらに上がっていましたね。自分にしてもそうです。スズキのバイクには大きな自信を感じています。トップで走行するのに必要なものを持ち込んでくれるでしょう。トップライダーの後ろについて走っていると同じような走行が出来ると感じます。集中を続け、スズキが戦闘力の高いバイクを持ち込んでくれると信じることですね。」

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