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★MotoGP2016カタールGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

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さて今シーズンもいよいよ開幕しました。日本時間では今夜というか明日朝の1:55からMotoGPクラスのFP1が開始されます。今年は全車同様の統一ソフトウェアを使用していますので、プレシーズンテストの段階から各選手とサテライト、ファクトリーとの差が縮まっているのが明らかでしたが、今年はどんなドラマが待ち受けているでしょうか?まずはシーズン開始一発目のプレスカンファレンスの模様を当ブログ恒例のプレスカンファレンス全文翻訳でご紹介します。

★MotoGP2016カタールGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

カンファレンススタート前には各選手がバラバラと集まってきましたが、レプソルホンダ勢とヤマハは全く絡まず、ヤマハのロッシ陣営とイアンノーネ陣営が仲良く談笑する中、マルケス選手はペドロサ選手と軽く雑談。

★MotoGP2016カタールGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

プレスカンファレンスに最後に会場入りしたロレンゾ選手は、素晴らしいコラ素材を提供し誰とも目線を合わさずに着席しプレスカンファレンス開始を待っていました。

ニック・ハリス

「さてそれでは皆さん、2016年シーズンMotoGPチャンピオンシップが、ここカタールのロサイルインターナショナルサーキットにて開幕します。今年のMotoGPのグリッドにはワールドチャンピオンシップ優勝者が10人、合計で27ものワールドタイトル、396回の優勝、これは125cc、250cc、Moto3、Moto2、MotoGPを含みます。そしてこのプレスカンファレンスにはそのトップライダー達が集まっています。真ん中にはMotoGPチャンピオンのモヴィスターヤマハのホルヘ・ロレンゾ。ここでは125ccで1勝、250ccで2勝、MotoGPでは2012年2013年にポールポジションから2勝しています。彼の右にはチームメイトのヴァレンティーノ・ロッシ。昨年はワールドチャンピオンシップで2位でした。彼はここカタールで昨年を含め4回のMotoGP優勝をしており、彼自身21回目のグランプリレーシングのシーズンとなります。ホルヘの左にはマルク・マルケス。昨年はチャンピオンシップで3位、カタールではMoto2での優勝、2014年のMotoGPクラスの勝者でもあります。ヴァレンティーノの右にはダニ・ペドロサ。昨年はワールドチャンピオンシップで4位。ここでは5回の表彰台を獲得していますが、優勝はありません。反対側にはアンドレア・イアンノーネ。昨年はチャンピオンシップ5位。125ccではカタールで優勝しています。昨年はMotoGPクラスで3位を獲得しており、2位にはもう一人のDucatiのライダーであるアンドレア・ドヴィヅィオーソが入っています。反対側にはスズキのマーヴェリック・ビニャーレス。昨年はワールドチャンピオンシップで8位。2012年にここで125ccクラスで優勝をしています。」


ニック・ハリス

「まずはホルヘ・ロレンゾから話を伺いましょう。新しいエレクトロニクス、新しいタイヤ、新時代の到来ですが、新たなチャレンジとなりますね。」

ホルヘ・ロレンゾ

★MotoGP2016カタールGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

「外から見るとバイクはほとんど同じに見えると思いますが、大きな変化がありました。まずはタイヤですね。ミシュランのタイヤは完全に違うフィーリングをもたらします。そして統一のエレクトロニクス。これは洗練されていませんので、特にスロットル操作に関してバイクのコントロールが難しいです。とは言えプレシーズンは予想していたよりも良い形でした。3回のテストのうち2回は素晴らしいフィーリングとラップタイムでした。フィリップアイランドでは少し妙な状況でしたが、全般的に言って昨年よりも良い調子であると言えます。ですからこの状況を活かして良い形でスタートをしたいと思っています。」


ニック・ハリス

「難しいと感じたのはタイヤとエレクトロニクスのどちらでしょうか?それともその組み合わせでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「もちろんこれは組み合わせによります。数年前までは1周めの1コーナーからいきなり高速で走行する事が出来ました。しかし今や状況はもう少し複雑になりました。限界が何かという事について少ない周回の中で理解する必要があります。レースペース、フィジカルコンディションも重要になります。レースを重ねていけばタイヤとエレクトロニクスにさらに慣れていくと思いますので、皆にとって大きな問題では無くなっていくでしょう。」


ニック・ハリス

「昨年はあなたにとっては非常に難しいスタートとなったと思います。今年こそは良いスタートをという気持ちが強いでしょうね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「昨年ワールドチャンピオンシップで優勝したということは、今年を迎えるにあたって落ち着いてスタートする事が出来ます。2015年は既に過去の出来事ですが、やはり落ち着いてシーズン開幕を迎える事は出来ます。」


ニック・ハリス

「今までで最も競争が激しくなると感じますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「今年がですか?」

ニック・ハリス

「そうです。今年のチャンピオンシップです。」

ホルヘ・ロレンゾ

「時間やその時々の瞬間によって比較するのは難しいですね。MotoGPクラスで8年間走っていますが、集中力、正確さ、フィジカルコンディションなども違いますから。」


ニック・ハリス

「ホルヘありがとうございました。それではヴァレンティーノ・ロッシ、今年で21年目のチャレンジとなりますが、未だに現役で楽しんでいますね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

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「そうですね。それに今年はとても面白い年になると思います。バイクに乗るということ自体が大きく変わりますし、タイヤも変わり、エレクトロニクス自体もより簡素化されたものになります。それに冬期テストの間は多くのライダーのパフォーマンスが接近していました。これは昨年よりもさらに接近していると思います。良い位置で走行するにはレースウィークを通じて良い形で進めなければいけませんし、その状態で日曜を迎える必要があります。」


ニック・ハリス

「テストはアップダウンがあったと思いますが、最終的にはその中間という形におさまったでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「個人的にはテストの内容には満足しているんです。昨年はテストの段階で多くの問題があったので、ミシュランタイヤとうちのバイクの相性について心配していたんです。ただタイヤのパフォーマンスも上がりましたし、ヤマハが日本でも適切なバランスを見つけるために素晴らしい作業を進めてくれたので、3つの難しいサーキットの中で自分達のバイクは高い競争力がありました。それにバイクに乗っていて気持ち良いです。これが何よりも大事な事です。というのも明日からまた全てが変わると思います。テストは非常に重要ですけど、レースウィークとはまた別物ですからね。全てのライダーがさらに良い結果を出していくでしょうし、さらに努力するでしょうからね。ですから通常のレースウィークで、自分達がどの位置にいるのかを確認する必要があります。」


ニック・ハリス

「明日はバイクでは無くてフットボールという感じですか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「そうですね。アカデミーの連中とはいつもフットボールをしているんで。でも間違いなく自分達はバイクの上でのほうが良いプレイヤーであることは間違いないでしょう。」


ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。それではマルク・マルケス。昨年は厳しい戦いでしたが、今年はまたフレッシュな戦いがスタートしますね。」

マルク・マルケス

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「今年はプレシーズンが容易にいきませんでした。ただ向上する事は出来ましたし、カタールの最終テストでようやく他のライダー達に接近する事が出来たと感じます。ただホンダにとっては難しいサーキットの1つです。とは言えモチベーションが常にそのギャップを埋めてくれると思いますし、ヤマハの2人が語っていたように多くの変化がありますのでその変化がどのような影響があるかを理解する必要がありますね。」


ニック・ハリス

「最初の3戦は接近していますので、ヴァレンティーノも語っていたように何が起きるかは誰にもわかりませんよね。」

マルク・マルケス

「テストのタイム差も小さかったですし、レースでのタイム差も小さいと思います。皆良いテストとセットアップをしていますのでレースには良い事だと思いますが、オースティンやアルゼンチンに行ってみて自分達がどの位置にいるのかをより理解する事が出来ると思いますが、まずは良い形でシーズンをスタートしたいと思います。」


ニック・ハリス

「外から見ていると今年は最も競争が激しい年になりそうですが。」

マルク・マルケス

「そうですね。Ducatiも進化していますしスズキもコンスタントに速いですからね。ただチャンピオンシップとショーという意味では面白いと思います。」


ニック・ハリス

「マルクありがとう。それでは昨年を素晴らしい形で終えたダニ・ペドロサ。ああいった終わり方は今シーズンにとって大きなブーストになったでしょうね。」

ダニ・ペドロサ

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「ええそうですね。今シーズンはフィジカル面も含めてしっかりと準備をしてきました。ただ昨年とくらべて技術的な部分ではより苦戦しています。ただ他のライダー達に接近していますし、レースウィークが始まりテストとは異なりますから、バイクの状態をチェックしているだけではなくて速く走るという事に集中していく必要があります。自分自身もより高いモチベーションを持っていますしね。ここはホンダにとってはベストとは言えないトラックですが、それでもテストよりは良い結果になると思います。」


ニック・ハリス

「皆にとって大変だとは思いますが、タイヤが変わるという事はどの程度難易度が高いのでしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「皆にとって大変だとは思いますね。というのも昨年からミシュランもタイヤを大きく変えていますからね。タイヤが変わったことに合わせて自分のライディングやセッティングを変える必要があります。フロントタイヤは特に大きく変わっていますから、最適なコンビネーションを見つける必要があります。ただ最も気にすべきはエレクトロニクスで、未だに自分達は探っている状態なので大きなステップアップが特定の部分に関して必要です。」


ニック・ハリス

「昨年末の調子を考えると、今年はチャンピオンシップに挑戦出来る良い機会と言えるのではないでしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「そうですね。昨年と比べるとそう言えると思います。モチベーションもアップしますが現状は技術的な部分で別の問題を抱えている状態ですからね。こういった状況では速く走るために特に集中していく必要があるんですが、それが自分達にとって今週末に必要なことですね。」


ニック・ハリス

「ダニありがとう。それではアンドレア・イアンノーネ。新しいバイク、新しいタイヤ、新しいエレクトロニクスですが、大きなチャレンジになりますね。」

アンドレア・イアンノーネ

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「今年は何もかもが新しくなりました。タイヤ、エレクトロニクス、バイクも変わりましたが、タイヤに関しては最初から良いフィーリングを得ているので嬉しいです。ミシュランタイヤで走れる事は嬉しいですし、エレクトロニクスに関しても最初から良いフィーリングを得ています。ただセパンやフィリップアイランドでは昨年に比べて少し問題がありました。この問題に関して集中していき、ステップ・バイ・ステップで向上出来ましたので嬉しいですね。自分達にとってはカタールの最後のテストは非常に良い形で進んだと思います。」


ニック・ハリス

「昨年は怪我が多かったですが、冬の間に全てキレイに片付けて今シーズンに挑んでいるということでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「幸運にも怪我は今や過去の事になりました。冬の間は個人トレーニングをハードに行いました。良い形で復活出来たと思いますね。」


ニック・ハリス

「昨年はここで3位、他のサーキットでもポール獲得などがありましたが、優勝するというのは想像以上に難しいという感じでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「そうですね。他のライダーはダニ、ホルヘ、ヴァレ、マルク、マーヴェリックなど皆強力なライダーですから。でも良い結果を残したいと思っていますし、自分自身でも初めてのMotoGPクラスの優勝をしたいですし、優勝出来るとも思っています。それが今年の目標でもありますし初戦からそれを狙っていきます。」


ニック・ハリス

「アンドレアありがとう。それでは次に21歳のスズキのマーヴェリック・ビニャーレス。オフシーズンテストでは素晴らしい結果となりました。」

マーヴェリック・ビニャーレス

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「ええ。素晴らしいステップとなりました。昨年の経験は本当に重要で、落ち着いて集中して作業する事が出来ています。これは本当に大きな違いですね。バイクもエンジンも向上し、シームレスギアボックスも使えるようになりました。エレクトロニクスも似たようなものになりましたので、自分達にとっては有利です。タイヤの変化も大きくて良い形でスタート出来ていますし、自分は本当にこのタイヤが好きですね。とにかくテストは終了してこれからレースですが、自分達はモチベーションに溢れて落ち着いている状態です。すでにレースに向けて待ち遠しい状態です。」


ニック・ハリス

「昨年1年はあなたにとっても素晴らしいシーズンでしたが、2年となってこちらも大きな出来事でしょうね。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「そうですね。昨年のデータもありますから参考にすることが出来ます。ただ大事なことはチームワークが機能しているという事で、レースペースに関しても競争力があると思います。ですから本当に嬉しいですね。」


ニック・ハリス

「今年の目標はまずは表彰台獲得ということになりますか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ここにいるトップライダー達と戦う事を夢見てきました。ただ現実的な視点で自分のバイクが表彰台を争う力があるかを考え、そのレベルであるのなら表彰台を狙いたいと思います。テストでは競争力は高い状態でしたが、まだまだやるべき事は多いと思います。」


ニック・ハリス

「マーヴェリックありがとうございました。私からの質問は以上です。フロアからの質問をどうぞ。」


Q

「ライダー達に質問ですが、これらの変化によってチャンピオンシップがとりオープンなものになったと感じますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「今までは異なるエレクトロニクスを使っていましたがこれがなくなりました。この部分の差がなくなりましたので一般的に言ってレースは接近したものになると思います。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「正直言ってわかりません。難しいですね。新しいタイヤとエレクトロニクスによって多くのライダーが接近すると思います。もしそうなればチャンピオンシップは昨年よりも面白いものになるでしょう。特にテストでは5〜6人のライダーが非常に強い状態でした。ただ、いすれにしても最初の3戦から4戦を経てみないとわかりませんね。」

マルク・マルケス

「そうですね。彼らが話すように接戦になると思います。トップの練習や2位集団が同じ顔ぶれになるかわかりませんが、特に予選タイヤでは差が少なくなると思います。さらに集中して100%の力を発揮するようにしなければなりません。ベストのセットアップが出来ない状態でも昨年であれば4位や5位、6位を獲得することが出来ました。今年はそれが7位8位になったとすると多くのポイントを失うことになります。」

ダニ・ペドロサ

「自分はヴァレンティーノと同じく今の段階では何とも言えないと思います。結果の上ではそのように見えますがもう少し様子を見る必要があると思います。」

アンドレア・イアンノーネ

「今年はよりMoto2クラスに近いと思います。ライダーの実力が拮抗していてファクトリーだけでなくサテライトチームも速いですからチャンピオンシップにとっては良いことだと思いますね。ただライダーとしてはより難しくなると思います。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ヴァレの言うとおりだと思います。ただレースシミュレーションはしているもののレースはしていませんので、タイヤがレース距離でどうであるかとか、どのライダーが速いのかなどは難しいと思います。ただ出来る限りこうしたトップライダー達についていきたいと思います。」


Q

「ルカがプレシーズンにあなたと色々と準備をしていました。これはあなたにとってどのような助けとなったのか?これはプレシーズンだけのものなのか、シーズン中も続くのでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ルカ(※ルカ・カダローラ)はシーズン中も自分と一緒に行動します。彼のような経験豊かなライダーの視点は大きな助けになりますし、シーズン中も彼とともに過ごす形になります。」


Q

「過去にはアゴスティーニとフィル・リード、セナとプロストなど多くのライバル関係がありました。アゴスティーニとリードにもセナとプロストにも色々な事が起きました。こうしたライバル関係というのはF1とバイクレースとではどちらがより激しいものになるでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「まずはアゴスティーニやセナとプロストと同じように名前を上げて貰って嬉しいですねwただ特にこれと言って特別な事は起きないでしょうし、トラック上では誰もがフロントに出ようとするわけですから。」

マルク・マルケス

「過去のMotoGPでも常に互いに勝とうとするわけですし、自分もチャンピオンを獲得するために相手と戦うのみですね。」


Q

「トップ4名に質問です。昨年のヴァレンシアでは互いに異なる経験をしたと思いますが、そこから何か語れる内容はありますでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「自分に関しては1つタイトルを獲得し、人気を得、ワールド・チャンピオンシップというボーナスがありましたから素晴らしい年だったと言えます。レースに関しては多くの人が世紀のレースだと言いましたが、レースの後ではなんでしょうね。自分は単純に勝てたという事で嬉しいですけどね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「うーんと。最終戦は通常のレースと比べると難しいレースでしたね。結果はもっと良い形になるはずでした。自分としては当然勝ちたかったですしね。ただ過去の事は過去のことですので、今年は今年でまたタイトル獲得を目指して戦いたいと思いますね。」

マルク・マルケス

「今年は面白いシーズンになると思います。全ては接近していますし、今年もタイトルを当然狙っていきますし昨年の経験を活かせると思います。最終戦のヴァレンシアまでタイトルを狙っていきます。」

ダニ・ペドロサ

「確かにあれはMotoGPのシーズンの最高の瞬間だったと思いますね。ファンも大勢いましたし、多くのチケットも売れてとても良い事だと思います。結果的にMotoGPのファンも大きく増えたわけですし、自分達もそれを望んでいいるわけですからね。」


Q

「ペナルティシステムの変化についてはどう考えますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「正直にいってあまりどの部分がどうなったというのを把握していないんですよね。これからウィルコに確認しますよ。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「自分もあまり把握していないんですが、明日また詳細にわかると思います。」

マルク・マルケス

「内容は理解していますが、何かが起きるまでは何とも言えませんし、これが良いことなのか悪いことなのか、皆にとってどうかなどはわかりませんね。」

ダニ・ペドロサ

「何かが起きてみないとわかりませんし、それでどうなるかを見ないとわからないと思いますね。その時点で始めて有効に働いている仕組みなのかそうでないのかがわかると思います。」

アンドレア・イアンノーネ

「正直何が一番良いことであるかはわかりませんが、後ほどチームマネージャーのダヴィデに確認しないといけませんね。ただ自分も皆もこの状況を変える力はありませんのでね。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「自分も何がどうなのか検討がつきません」


Q

「新しいルールで、ドルナとFIMによってMotoGPの評判を落とすような行為はしないというものがありますが、これについて知っていますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「良いルールだと思いますよ。自分達は皆MotoGPのおかげで食べているわけですから。ですからこのスポーツを自分達が守るというのは重要だと思います。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「自分が思うことを上品には話せるということですよね。言葉遣いは変わると思いますが、自分達自体は変わらないと思います。」

マルク・マルケス

「同じくですね。」

アンドレア・イアンノーネ

「ヴァレとホルヘに同感ですね。」


Q

「マーヴェリック、今週はフルシームレスギアボックスは試すのでしょうか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ええ、2タイプあるわけですが、両方試すでしょうね。最後の瞬間にどちらを使用するかを判断するでしょう。」


Q

「マルケスは最後の瞬間にリズムを取り戻すきっかけを発見しましたが、あなたも同様に何かしら状況を変えるきっかけになるものをテストするのでしょうか?」

ダニ・ペドロサ

「シーズン前はバイクのセッティングに苦しんできました。原因は様々ですがラップタイムが上がりませんでした。使えるタイヤが無くなってしまったのでマルクと一緒に自分は最終日は走行出来ませんでしたが、同じバイクではありますので、彼のバイクで上手くいった内容を試してみようと思います。確かにライディングスタイルなどは異なりますが、タイヤやエレクトロニクスで抱えている問題の傾向は同じですのでね。」


Q

「ミシュランタイヤは温まるまで少し時間がかかるように感じていますが、これはあなたのレースストラテジーにも影響を与えますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「ライダーの戦略は皆変わると思います。いくつかのライダーはより苦戦することになるでしょう。ただどうなるかといったところですね。」