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★フィリップ・アイランドテスト3日目 マルケス「セパンでは負けたと思っていた。」

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マルケス選手はようやくバイクの上で快適に感じられるようになったようです。ただ曲がりこんだコーナーでの苦戦、予選用の一発のタイムが伸びないという部分が解消されていないようです。

★フィリップ・アイランドテスト3日目 マルケス「セパンでは負けたと思っていた。」

マルク・マルケスはRC213Vの開発に関してセパンと発つ際はある意味負けたと感じていた語った。しかしマルケスとレプソルホンダチームは比喩的な意味でも実質的にもトップに戻ってきた。金曜のオーストラリアでのテストをトップで終えて、23歳のマルケスは次のように語った。

マルク・マルケス

「セパンでは正直負けたと思っていました。方向性もわからないし何もかもわからない状態でした。ただここでは良い方向で作業が出来ました。ホンダはエレクトロニクスに関して素晴らしい仕事をしてくれました。今日は初めてコンスタントに走行できるフィーリングがありましたし。いくつかの事を試すことも出来ました。負けたと感じていて物事がどうなっているのかわからない時は、色々なセットアップを試すことは難しいんです。でも今日はバイクの上で快適に感じる事が出来ましたし、向上していると感じる事が出来ました。ただこのサーキットは特別なサーキットですから、同時に気をつけたいとも思っています。カタールではもう少し苦戦すると考えています。というのもカタールにはもっと曲がりこんだコーナーが多くて、そういった部分で苦戦しているんです。今日は一歩前に進んだ感じで、少しづつ良くなっていっています。カタールでは最速タイムは記録出来ないと思っていますが、競争力がある状態に持って行きたいとは思っています。」

RCVの最大の問題であるアグレッシブな加速性について、マルケスは結論を出し渋った。また彼が最高峰クラスに参加した2013年から話題であった予選のスピードについても、彼は作業をしていたようだ。

「ここでは加速性はあまり大きな問題ではないんです。ここではコーナー出口の時点では3速か4速ですから。自分達が苦しんでいるのは1速とか2速のコーナーなんですよ。カタールまで待ってみてそこで作業という感じですね。何故か今年は新しいタイヤから性能を引き出し切れないんですよね。一番重要なリズムは良いんです。レースでは重要ですし。ただブリヂストンタイヤを履いていた時の自分の強みだった予選のスピード、これがミシュランタイヤだと苦戦しているんですよ。

マルケスは金曜のタイムでトップを記録したが、僅差にはスズキのマーヴェリック・ビニャーレスがつけた。ただ、彼は3日目に転倒した11人のライダーのうちの1人でもあった。

「一日の終わりに近いところで何かを試そうとしていたんです。1周めはトラックをチェックして2周目にプッシュを開始したんですが、ターン9でバンク角が深すぎてフロントから低速に転倒しました。何とかセーブしようともがいていたんですが、結局グラベルに突っ込むまでに立て直せず転倒してしまいました。今日重要だったことはバイクを感じられたということですが、未だにフロントタイヤに関しては苦戦中です。今日は自分、ティトなど多くのライダーが転倒しました。皆が同じ問題を抱えていると思いますね。ただ良いことはミシュランも作業を続けているということで、カタールテストではわからないですが、開幕には異なるタイヤが用意されて問題なくなると思います。」

マルケスは雨に降られた際も”肘で”バイクを立て直すという凄まじいセーブを見せた。

「雨が降り始めた時が問題でした。雨で路面が光っているスポットがいくつかあったんですが、このラップはフィニッシュさせようと思ったんです。でもターン8に入った時に何故か非常に路面が濡れていて、フロントが滑ったんです。3秒くらい完全にフロントの操舵が出来ず、2013年のブルノの時のように肘で立て直しました。」

マルケスはまた、ホンダがエンジンとECUの問題について作業していると認めた。彼はカタールは2014年型シャーシで参戦すると見られる。レギュレーションではエンジンと異なり、シャーシはシーズン中のどのタイミングでも旧型に戻すことが出来る。チームメイトのペドロサは7番手タイムで、最終のプレシーズンテストはロサイルで3月の2日から4日にかけて開催される。

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