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★フィリップアイランドテスト1日目 クラッチロー「時間を無駄にした。」

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2015年型の車体とエンジンで走行して5位タイムを記録したクラッチロー選手。現状はひたすらにエレクトロニクスとタイヤの理解を進めるしかないという状況だと思いますが、ひたすらに2016年型のパッケージを待つしか無いというのはフラストレーションが貯まるでしょうね。

★フィリップアイランドテスト1日目 クラッチロー「時間を無駄にした。」

カル・クラッチローはにわか雨のためにドライセットアップのテストが出来なかったフィリップ・アイランドの初日テストについて「時間の無駄」と切り捨てた。5位タイムで初日を終えた時点で彼のタイムはトップタイムのペトルーチから1秒遅れであり、クラッチローは再び新しいエレクトロニクスパッケージでバイクを操ることの難しさを語った。クラッチローは2015年型の車体に2015年型のエンジンを使用し、ドライタイヤで走行した完走を「100馬力余計にあるように感じた。」と語った。

カル・クラッチロー

「今日は天候のせいで時間の無駄になりました。ミシュランのレインタイヤをテスト出来たのは良いことでしたが、自分達が使っているのは旧型エンジンですからね。最終的にドライのコンディションで2周出来ましたが、その中でも霧雨が降っていました。バイクは暴れまくっていましたが、これは主にエレクトロニクスの問題ですね。どのエンジンをベースとして使うかによって判断が難しいのですが、昨年のエンジンをこのエレクトロニクスで使用すると100馬力余計にあるように感じますね。昨年のバイクであれば、どのようなパワーカーブ、どの程度のトルクでバイクがスピンを起こすか分かっているんです。まるでエレクトロニクス無しで走っているような感じですが、最後にこの2周を行って情報が得られましたので良かったと思っています。雨の中では昨年と同じようなフィーリングですね。ただ雨の中ではドライと比べるとスロットルを多く開けられませんからね。仕事は山積みです。バイクのポテンシャルは高いんですが道のりは長いですね。他のメーカーのようにすぐに作業に取りかかれる状況だとは思っていませんが、どのようになるかという感じです。」


クラッチローはレプソルホンダのライダーが試して駄目だしをした2016年型エンジンを今週の後半に試すチャンスがあるだろう。しかしこの日は天候の影響もあって2015年型エンジンでの走行となった。レインタイヤに関してはクラッチローはドライ用のタイヤと似た感触だと語っている。


「レインタイヤはドライのタイヤと似たような感触ですね。でも良いタイヤだと思いますよ。グリップの高さに驚いているんですが、限界を伝えてこないという部分がありますね。(※というようなニュアンスかと。)ブリヂストンに比べると、動き出した時のスピードが速いんです。ブリヂストンはタイヤがしっかりと自分の下にある感じで、もう少しスライドさせられるんですよ。ミシュランは少しフィーリングが異なりますね。」
by Neil Morrison

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