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★セパンテスト3日目 ケイシー・ストーナー「チャンピオンシップを戦えるバイクだと思う」

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Ducatiのライダー達、特にファクトリーライダー達からすると、現役を引退したテストライダーが自分達の中で最速タイムを記録するというのは非常にありがたくないことだと思いますが、さすがはストーナー選手というか、まさかここまで速いとは。。各セッティングの効果に対する検証などに関しても非常に楽しみながらやっている印象ですね。

★セパンテスト3日目 ケイシー・ストーナー「チャンピオンシップを戦えるバイクだと思う」

ストーナーは最終日となるテストでDucatiライダーの中で最速タイムを記録し、MotoGP2016年のDucati正式ライダー達に気まずさを与えた。ストーナーはDucatiに乗るのは2010年以来で、新しいバイク、タイヤ、エレクトロニクスへの順応スピードを見せつけ、天賦の才能が少しも失われていない事を披露した。ただストーナーは復帰の意向は全く無いと語り、彼の新しいテストライダーという役職を気に入っていると述べた。

ケイシー・ストーナー

「正直に言ってレースする気はまったくないんですよ。自分の役目は完璧に変わっていてエンジニアでは無いんですが、テストライダーとしてエンジニアみたいな事をやってますね。多くのテストライダーは成し遂げたいキャリアというものがあってそこに向かって前進していくものですが、自分はそれぞれ全てのステップで何が何故そうなるのかということに興味を持っているんですよ。このプロジェクトが上手くいって次のレベルに到達して欲しいと思います。非常に複雑なシステムですから、より理解する事ができるように彼らから学んでいきたいですね。もし昨年レースをしていなかったら、エンジニアリングの学位を取りたかったんですよ。ですからDucatiの人達から多くの事を学べるのはいいですよね。」


土曜日のテストの後の火曜に、ストーナーは2012年以降初めてMotoGPを走行する顔ぶれとともに共に走行した。ロリス・バズの転倒による影響でソフトタイヤが使用出来ずに9位に終わった彼の本当の実力は明らかにならなかったが、ハードタイヤを使用した状態で5位タイムを記録、最速のDucatiライダーとなった。水曜日に全員がハードのリヤタイヤを使用する事が決まった中で、ストーナーはテスト早々に2番手タイムを記録。最終的にはホルヘ・ロレンゾ、ヴァレンティーノ・ロッシ、マルク・マルケス、カル・クラッチローに次いで5位となった。ストーナーは7位のダニロ・ペトルーチよりも0.147秒速く8位のファクトリーDucatiのイアンノーネよりも0.153秒、13位となったドヴィヅィオーソよりも0.605秒速いタイムだった。GP15を操縦してロレンゾより1.490秒、2位のロッシからは約0.5秒遅いタイムだった。


「フィジカルでは大変でしたね。ここまで長くバイクから離れていたわりには思っていたよりは悪くなかったですね。ただここまで競争力があるとも思っていませんでした。完璧なセットアップを求めているわけでも、限界まで攻めて走るというわけでもないですからね。様々な方向でバイクのフィーリングを感じ取ってバイクがどのように動くかを感じるというのは、全てのステップがとても大きなものでした。テストのスケジュールがしっかりと準備してあってかなり大変なものなんですが、雨のせいで完全にメチャクチャになってしまいました。自分たちに関してはコンスタントなラップタイムが刻めましたので良かったですし、Ducaitにとっても良かったですよね。天候には正直本当にガッカリしました。ジオメトリーを理解するのに2つの大きく違うセッティングがあって、その後にもやることが2つあってという状況だったんですが、雨のせいでその後の晴れ間の中でのテストを短縮しなければなりませんでした。午後はリヤタイヤのグリップのために必要な温度を得るのに時間がかかり、ミシュランのフロントタイヤを比較するのにベースセッティングを詰める作業をすることになって、午後はほとんどそれだけでしたね。」


「ターン5で転倒が多いのは45度のバンク角からフロントが少し倒れるんですよね。リヤタイヤのプロファイルでは倒しすぎてるという感触ではないんです。そのせいで皆ナーバスな感触を感じているんじゃないでしょうか。これが皆ターン5で苦戦している理由だと思いますよ。高速で開けたコーナーですよね。ただバイクはそんな感じではなくて少しナーバスな感じがします。そこでフロントが滑るんですよね。皆そこで似たような転倒をしています。ですから自分達はそこでは特に注意して走行していました。ブリヂストンみたいにブレーキングの安定感もあのコーナーではありませんけど、ポジティブなことも多いですよ。コーナーに進入する時、コーナーに遅れて進入出来るんです。タイヤ自体がより曲がろうとするというか、それでリヤのグリップは物凄いですからね。ですからポジティブな点とネガティブな点と両方ですね。今のところは非常に良いフィーリングを得ています。」


「これから先のテストではウイングレットは取り外すと思います。そしてまた付けてみてその効果を確かめます。ネガティブな点は見つけられませんでした。向きを変える時も重さは無かったですし。羽根がないバイクからDucatiに乗り換えたとしてもあまり違いは感じないでしょうね。ですから現時点では良いことしか考えられませんね。もっと小さい羽根を付けてDucatiに乗った時はポジティブな点を沢山見つけることが出来ましたし、ネガティブな点もありました。彼らはそこから上手く問題を解決したんでしょう。今はバランス感があります。今のところバイクには満足しています。そしてこれが昨年型ですからね。今年のバイクのアップデートパーツを試してみたいですね。このバイクで優勝出来るかはレースをしていないので正直わかりません。ただ間違いなくチャンピオンシップを争える素材だとは思います。もう少しのステップアップとあれやこれやで弱点を直せば、物凄く競争力の高いバイクになると思います。何か明らかに間違った事があるわけでは無いんですし、大体の事はかない良いと思います。ただ十分ではないという事がいくつかあります。ですからその部分を改善して完璧なパッケージに近づけたいですね。」


ストーナーはフィリップアイランドとカタールのプレシーズンテストには参加しない。ただシーズン開始前のプライベートテストでロサイルでは走行する。


by Peter McLaren
www.crash.net