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★セパンテスト3日目 カル・クラッチロー「新しいエンジンを使えたのはラッキーだった」

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新しいスペックのエンジン(※とは言ってもファクトリーが11月にヴァレンシアでテストしたもの)を最終日に使用することが出来たクラッチロー選手。ホンダへの感謝を述べながらも、ファクトリーとの待遇の違いや開発の遅れについてチクチクとコメントしていますが、全体的には良い仕上がりと言えそうです。

★セパンテスト3日目 カル・クラッチロー「新しいエンジンを使えたのはラッキーだった」

カル・クラッチローはテスト最終日に2016年型のホンダエンジンをテストする機会を得た。このエンジンはレプソルホンダのマルク・マルケスダニ・ペドロサが使用している最新スペックではないが、11月にヴァレンシアで両名がテストしたものと同じスペックのエンジンだ。クラッチローはこのチャンスを活かして4番手タイムを記録。2:00.992秒のタイムはトップのロレンゾ、2位のロッシ、3位のマルケスに次ぐタイムとなった。

カル・クラッチロー

「正直に言って、これはクリシェだなと思いますよ。今回のテストなどは限界までプッシュして最速タイムを狙うようなものではないことは理解しているんですけどね。新しいタイヤを履いて良いタイムで走行出来ました。エンジンブレーキングの調子がおかしかったし、クリーンラップでも無かったんです。ただピットに戻るまでそれがわからなくてね。でももっと速く走れたはずだと楽観的に考えています。調子は悪く無かったし新しいエンジンで良い走行が出来ました。今まで2015年型のエンジンを使用していて、ホンダファクトリーがヴァレンシアで使用したエンジンを使わせてくれたのはラッキーでした。彼らが「試したらどうだ?」と言ってきたんでね。当初は全く予定に無かったんですよ。1対1で比較が出来たから良かったですね。ティトはこのトラックで経験が少ないのでこうした事が出来ませんでしたけど。走った後に雨が降ったので良いラップが出来るとは思っていなかったんです。ですから午後にまたこのエンジンでライディング出来たのは良かったですね。この3日間基本的には嬉しい結果が得られましたね。多くのことをテストしましたし、必要な作業はこなすことが出来ました。ホンダが新しいエンジンをテストさせてくれたこともラッキーでしたし。あれが彼らの最新スペックのエンジンで無いことは理解しています。マルクやダニが使っているものとの中間という感じでしょうね。もしそっちを使うことが出来たら嬉しいんですけどね。出来る限り自分達のフィードバックは返しました。いくつか凄く良い点もありましたけどネガティブな点もありました。」

 

「ラップタイムの観点ではまだまだやるべき事は多いですね。ここが最も改善が必要なポイントの1つで、平均的なラップタイムを刻むということも難しいんですよ。シャーシは理解しているんですが、エレクトロニクスの事はまだ良くわかりません。ここがマルクやダニ、そしてティトとも一緒に作業する必要がある部分なんです。バイクを良く仕上げたいですし、自分たちが直面している物事の難しさを考えるとLCRホンダチームは本当に良くやってくれています。非常に満足しています。有頂天でも無いし失望しているわけでもないですね。良い気分で最初のテストを終えることが出来るのは良いことですね。新しいエンジンはウイリーが少ないのが良いポイントの1つです。それに加速、減速時のバイクの動き自体も少ないですね。ファクトリーチームが使用しているエンジンと同じもので開幕を迎えることになると思います。99.9%確信していますし、最新スペックのエンジンが使えるようになった時点で使えるようになるんだと思います。まだシャーシだとかには着手していませんけど(※2016年型の)、それに関しては最悪ってほどでもないですけど、嬉しいことではないですよね。今日は自分達のテストをやってホンダにフィードバックを返しました。だからこそ彼らがエンジンを使わせてくれたわけですしね。彼らのためにがそうやってテストが出来るのは良いことだし、フロントタイヤもいくつか試しました。新しいミシュランのフロントタイヤに関してはいくつか非常に良い点がありますが、全ての中で1種類だけしか使えないんですよね。オーストラリアには昨年型のバイクで行くと思います。昨年型のエンジンでね。ホンダから何か言われない限りは現時点ではそれが自分たちのプランです。2016年型のエンジンが使えるかもしれませんけど、現時点では今のチームで出来ることとホンダが用意してくれているもので満足ですよ。」

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