★MotoGP2016レプソルホンダ「良い方向性は見つかった。」
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レプソルホンダは事前の情報通りファクトリーの2人が新しいエンジンを試し、サテライトのライダー達は昨年型エンジンを使用するようです。セパンでは気温のせいでアグレッシブな特性が顔を出さなかったのが昨年の失敗だったようですので、今年はどうなるかというところでしょうか。
レプソルホンダのマルク・マルケスとダニ・ペドロサは今週のセパンでのテストにおいて2種類の異なるスペックのエンジンを使用する。2人は昨年の11月にはヘレスで使用した2016年型エンジンに加えて、新しい改良型エンジンを使用する。昨年のエンジン特性による苦戦の後、ホンダはカタールに間に合うようにエンジンキャラクターを変更しようとしている。なお、開幕以降はエンジンの仕様変更は禁止されている。
しかしエンジンに慣れる作業は新しい統一ECUソフトウェアへの適応もあり難航している。さらにここで新しいスペックのエンジンを投入してくるという事は、ヘレスで試したスペックのエンジンは彼らが探していた解決策とは言えないことを意味する。
HRCテクニカルディレクター ヨコヤマ氏
「ライダー達は2種類のエンジンを試します。1つは昨年11月に試したもの、そしてもう一つは改良版です。この2つの比較、そしてシャーシ、エレクトロニクス、タイヤなどのテストを行います。3日間の後に開発の方向性がわかり、フィリップアイランドとカタールでのテストを助ける内容になることを願っています。先週末はテストライダーの青山と高橋でテストを行なっていました。トラックコンディションはパーフェクトとはほど遠い状態でしたが、良い方向性が見つかりました。これはマルクとダニに共有されますので、彼らが我々が正しい方向性に進んでいると感じてくれると良いですね。」
昨年のセパンテストはホンダを間違った方向に導いた。セパンの気温がエンジンキャラクターをわかりづらくしたために後半になって修正が必要な点が見つかったのだ。エンジンのアグレッシブさはカタールで明らかになり、シーズン開幕に向けて修正を行うには遅すぎた。
今年はセパンではテストは一回しか行われない。そして2回目のテストがカタールの前にフィリップアイランドで行われる。レプソルホンダのライダー達が2016年エンジンをテストする中、サテライトライダー達は2015年型のエンジンでテストを行う。
