気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★カル・クラッチロー「パッケージが良ければペドロサが優勝候補」

Sponsored Link

昨年はスポンサーのCWNのマネーロンダリングで少しゴタゴタがあり、カストロールカラーのグリーンを全面にしたカラーリングにずっとなるかと思われたLCRホンダでしたが、再びホワイトのLCRカラーに戻りました。クラッチロー選手はペドロサ選手が優勝候補と語りますが、自身についてはどう考えているんでしょうか。。
f:id:teletele916:20160127174138j:image

2016年型のRC213Vがまだ準備できないにも関わらず、カル・クラッチローは次回のセパンテストにおいて、ミシュランタイヤ、ECUの作業に取り掛かることを楽しみにしている。

レギュレーションの変更が昨シーズンの気難しいエンジン特性と合わったことで、ホンダは新型のRC213Vをリリースする前にファクトリーライダーのマルク・マルケスとダニ・ペドロサからのフィードバックをさらに集めようとしている。

 

カル・クラッチロー

「確かに残念だけどね。少なくとも最初の2つのテストは旧型のバイクで作業することになります。でもそういうものなんだから、受け入れるしかないでしょう。ホンダがMotoGPのトップで走れるバイクを作るために懸命に作業しているのはわかっているし、ホンダがバイクをマルケスとペドロサを優先して開発するのも、それから自分達がその恩恵を受けられるのもわかります。」
 
「でも旧型でテストを始めるという事が必ずしもマイナスだとは思いません。自分は冬の間はほとんどバイクに乗らないので、最初のテストはいずれにしてもあまり調子が良くないと思います。冬は家にいて自転車に乗っていて、テストが出来るようになるまではバイクに乗るためのエンジンを切っているんです。だからセパンテストではそれほど問題にはならないと思います。そしてホンダが新型の方向を決めたなら、それが手元に降りてくるというのもわかっています。いずれにしてもホンダが懸命に作業しているのはわかっているので、彼らとまた一緒にやれるのが嬉しいし楽観的に考えています。」
 
レギュレーションによりシーズン中のエンジン開発が凍結されていたためエンジンの問題には直接関わらなさったクラッチローだが、ホンダの問題は理解している。
 
「昨年いくつかレースが終わったあとシャーシを変えたんです。シートとタンクもね。でもエンジニアがエンジンを厳重に密閉していたんで、新しいエンジンに関して何かあるんだなと思っていたんです。だから正直に言って、彼らがやっていることは正しいと思うんですよ。彼らがマルケスやペドロサ達とテストでやろうとしている事も正しいという確信があります。2015年はホンダにとって楽な年ではありませんでした。とても乗りにくいバイクでしたし、マルケスやペドロサも昨年のような成績を残せていませんでしたし、自分やレディングにしても同様です。レディングは今やDucatiに乗り換えて最初から速いわけでしょ。つまり、ホンダのバイクが昨年どれだけ乗りにくかったかということで、ホンダはそれを2016年から変えようとしているんです。ホンダはそれを実現してくれると確信していますよ。」
 
そしてホンダがこれを成し遂げた時、クラッチローはペドロサが優勝候補になると考えている。
 
「もしホンダが競争力の高いパッケージで開幕を迎えたとしたら、ペドロサが優勝候補になるでしょう。なぜなら彼はフロントタイヤにストレスをかけるライディングをしないライダーですから。それにミシュランタイヤをよく理解しているライダーでもあります。彼は無謀なリスクを冒しませんし、彼はコーナーの後にバイクをすぐに起こして加速させる事が出来ます。ですから彼は恐ろしいほどのレイトブレーキングを必要としませんし、フロントタイヤへのストレスも少ないんです。ですから、ダニが素晴らしいパッケージを手に入れられたとしたらチャンピオンシップの優勝候補ですね。でも非常に多くの可能性を持ったライダーが存在します。例えばイアンノーネだって優勝する可能性はあるわけですよ。」
 
クラッチローはまた、Ducatiのテストライダーとなったケイシー・ストーナーがワイルドカードで参戦する可能性についても語った。
 
「ケイシーは過去20年のレースの中でも最速のライダーの1人だと思います。彼は驚くべきライダーですし、彼は表彰台争いに絡むと思います。」
 
クラッチローはチャンピオンシップでは8位に後退したものの、昨シーズンでヤマハ、Ducati、ホンダで表彰台を獲得した初めてのサテライトライダーとなった。クラッチローは今年はホンダのサテライトライダー3人のうちの1人となり、Marc VDSのジャック・・ミラー、ティト・ラバトを従えて走ることになる。