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★FIM会長ヴィト・イッポリトへの3つの質問

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外から見ているとFIMがどのような働きをしているかわかりませんが、確かにMotoGP自体の人気は今年で非常に高まったのだろうなと感じます。しかしFIMが語るように、MotoGPの人気は昨年の白熱した戦いによるもの、そして何よりもマルケス選手とロッシ選手の衝突と、それにまつわる論争に注目が高まった事による影響が大きいと感じます。今後はこうした混乱を招かないためにも、レギュレーションやペナルティポイントシステムが変更される可能性もあると思います。

★FIM会長ヴィト・イッポリトへの3つの質問

FIM会長のヴィト・イッポリトがドラマチックな2015年シーズンについて、実りの大きくなる2016年シーズンに向けて語った。

Q

「2015年シーズンについて簡単にレビューをお願いできますか?」

FIM会長 ヴィト・イッポリト

「観戦に来てくれたお客さん、そしてTVの視聴者が大きく拡大した年でした。これはレースのクオリティがどんどん高まっていったことに呼応していると思います。我々もこの側面に関して注力し、その結果は素晴らしいものでした。新しい国がチャンピオンシップのホストをしているという事も大きいですね。これも私達の目標の一つであり、この作業は続けていくつもりです。」

Q

「2015年はメディアはいくつかの難しい局面に注目するということもありました。これについてはいかがでしょうか?」

ヴィト・イッポリト

「確かに難しい局面がありました。そしてこれはこのスポーツに特有のものでもあります。重要なのはこういったシチュエーションにおいて正しい対応を模索すること、もしくはダメージを最小化して調整を図るということです。例えばスロヴァキアで開催されたISDE(International Six Days Enduro)のようにね。これはMotoGPのシーズン後半についても言えることだと思います。非常にドラマチックで素晴らしい戦いでしたね。」 

Q

「今語られた2つの例について、共に解決されたと考えて良いのでしょうか?」

ヴィト・イッポリト

「そうですね。ISDE(International Six Days Enduro)についてはFIMはランキングの修正などを行いましが最終的にはオーストラリアのチームが勝者となりました。そして今回の件はレギュレーションや手続きについての見直しを我々に考えさせるきっかけとなりました。MotoGPについては論争がCAS(国際スポーツ裁判所)以前からあり、この件についてはCASは既に審議を終了しています。確かにロッシとマルケスの間に起きた出来事による論争は、我々の想像を超えて膨れ上がってしまいました。こうした理由があって、関係した人々、チームにセパンで起きたことについては触れないように依頼したのです。」

 

ヴァレンシアの最終戦で、ホンダは今回の出来事に関するテレメトリーを全て持っている事を伝えてきました。このデータは現在我々の手元にありますが、ホンダとFIMはさらなる論争を引き起こさない為にも、このデータを公表しないことを決めました。2016年におけるFIMのゴールと計画は明確で、それを追求していくことになります。我々は前に進まねばなりませんし、付随して起こる変化が良い結果をもたらすと確信しています。モーターサイクルスポーツにおいては数多くの規則があり、そのために多くの分野でアクションを取ることが可能です。しかし我々の専門性によって素晴らしい仕事が出来ると考えています。是非、今年の終わりに同じ質問をして下さい。」

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