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★プラマックDucati 2016年型マシンを公開

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プラマックは最高峰クラス参戦15周年だそうです。今年はマシンもGP15になるはずですし、2人のライダーはミシュランタイヤで調子が良さそうです。チームも昨年はオープンクラスのソフトウェアでバイクを走らせていましたから、統一ソフトウェアの扱いに有利という可能性もあります。今年はプラマックが台風の目になるかもしれません。

★プラマックDucati 2016年型マシンを公開

スコット・レディングとダニロ・ペトルーチの2人と共にプラマックの2016年MotoGP参戦用のマシンが水曜日にイタリアで公開された。23歳のレディング、25歳のペトルーチは共に昨年のMotoGPで初の表彰台を獲得。レディングはドライ/ウェット/ドライの波乱の展開となったミサノで、ペトルーチは雨のシルバーストーンでそれぞれ表彰台を獲得している。

2人は2015年スペックのデスモセディチにMotoGPクラス共通のECU、ブリヂストンに変わり今年からタイヤを供給するミシュランを装着したマシンを操縦する。元Moto2クラスのトップライダーであるレディングは昨年MarcVDSで苦戦していたが、Ducatiに合流後の昨年最後のテストとなったヘレスでトップタイムを記録し、居心地の良さを感じているようだ。 

スコット・レディング

「とても興奮しています。Ducatiに乗ってすぐに心地よさを感じました。ヴァレンシアでボックスに入って新しいチームと初めて会った時、とてもフレンドリーで歓迎してくれている雰囲気でした。

彼らが自分に大きな期待をしてくれているのがわかりましたが、彼らからのプレッシャーは感じませんでした。テストではGiacomo Guidottiとクルーとの意思疎通は完璧にいって、すぐに相性の良さを感じました。その後は、もう最高でしたよ!」

 

「ヴァレンシアでは天候はイマイチでしたけど、主な目的は作業を進めることでした。そしてヘレスでは驚くべき結果を出すことが出来たんです。プラマックとDucatiに自分を選んでくれた事を感謝しています。そして、自分のファンとチームのファンに、2016年に素晴らしい結果を出すべくなんでもやるという事を約束します。」

 

ペトルーチはヘレスのテストでは3番手タイムを記録、2回のMotoGPチャンピオンであるマルケスが2番手タイムであった。

ダニロ・ペトルーチ

「この場にいる事を本当に嬉しく思います。そして2年連続でプラマックファミリーでいるという事も嬉しいですね。シーズン開幕が待ちきれませんね。特に新しいレギュレーションに沿ってやるべき事がたくさんあります。とにかく良い結果を出したいと強く思っているんです。テストは非常にうまくいきました。ヘレスの結果はヴァレンシアと比較すると驚くべき成果でしたね。自分のファンとサポーターの為にベストを尽くす準備は整っています。全力を尽くします!」

 

プラマックはタイトルスポンサーのOctoはそのままに、新たなスポンサーとして2013年にワールドスーパースポーツでサム・ロイスと共に勝利したYakhnich Motorsportを迎えた。その結果としてチームカラーには新たにブルーが加わることとなった。今回の発表は同時にプラマックのMotoGP参戦15周年を祝うものでもあり、アレックス・バロス、とに・エリアス、マックス・ビアッジ、ロリス・カピロッシ、アンドレア・イアンノーネからのビデオメッセージも会場に届けられた。

 

プラマックは2002年にホンダNSR500で原田哲也と共に最高峰クラスにデビュー。チーム最初の表彰台は日本人の玉田誠が2003年に獲得。そして2004年に玉田の手によって初優勝を果たしている。その後2005年にプラマックはDucatiにマシンを変更。2007年にバロスがムジェロで3位を獲得。2008年にはエリアスが2度表を獲得した。しかし、その後はペトルーチのシルバーストーン2位表彰台まで長い空白の期間が続いた。

 

チームマネージャー フランシスコ・グイドッティ

「ダニロのおかげでチームは2008年以降初めての表彰台を獲得できました。しかし、我々のゴールは更に高いところにあります。やはりその先の優勝を目指したいと思います。テクニカルレギュレーションは変わり、大きなブレークスルーを迎えています。ここでハードに動く必要があります。大いなる挑戦が待ち受けていますから、大きな情熱と共にシーズンをスタートする事が出来ました。どの程度の改善が出来るかは何とも言えません。昨年はダニロに賭けましたが、これは正解でした。今年は我々はレディングとダニロに賭けます。多くの機会が訪れるシーズンになると思います。我々は新たな挑戦に対して準備が出来ていますし、レーストラックに戻って再び戦いを再開するのが待ち遠しいです。」

 

レディングとペトルーチは2016年のカラーリングを纏ったバイクを2月1日〜3日のセパンテストで初めて操縦する。

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