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★ホンダ サテライトチーム セパンテストでは2015年型エンジンを使用か?

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昨年からホンダのアグレッシブ過ぎるエンジン特性問題はかなり尾を引いています。まだ確定情報ではないと思いますが、来月のセパンテストにおいて、サテライトチームは開発が間に合わないために昨年のエンジンを使用することになるかもというニュースです。選手にとっては非常にもどかしい状況ですね。。
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ホンダのサテライトチームは、セパンの2016年テストを昨年のエンジンで行う予定だ。いくつかのソースがCrash.netに語った内容によると、LCR(カル・クラッチロー)とMarc VDS(ジャック・ミラーとティト・ラバト)はマレーシアでのテストでは2015年のバイクで走行するようだ。また、別のソースはシャーシはレプソルホンダのマルク・マルケス、ダニ・ペドロサの2人のファクトリーライダーと同様のものとなると語る。

これはもしかすると、マルケスとペドロサも昨年のフレームを使用することになるのかもしれない。どちらにせよ、昨年のRCV213Vの弱点であったエンジンについて、新型の2016年エンジンを使用出来るのはマルケスとペドロサだけになりそうだ。

 
2月中頃の2回目のテストとなるフィリップアイランドで2016年のサテライトチーム用エンジンが使用出来るかどうかもまた疑問が残るが、その後はカタールの開幕前のテストしか時間は無い。そしてその後にカタールで、2016年のチャンピオンシップが3月の17-20日に開催となる。
 
噂の中にはサテライトホンダは昨年のエンジンでレースをするというものもある。最悪のケースとしては根拠はないものの、開幕戦カタールで2016年のエンジンがサテライトチームに供給されるというものだ。マルケスがワールドチャンピオンを2013年と2014年に獲得したが、ホンダは昨シーズンは彼らのライダー達がアグレッシブなエンジンの特性に苦しむのを見てきた。
 
しかし時計は止まらない。昨年のヴァレンシアテストにおいて、マルケスとペドロサは新しいエンジンについてあまり良い反応を示しておらず、エンジンの仕様変更がレギュレーションで禁止されていることから、一度シーズンが始まってしまえばエンジンの仕様変更は不可能だ。
 
ブリヂストンからミシュランへのタイヤ変更、統合ECUとソフトウェアの採用も複雑な要素の一つだ。また、エンジニアはエンジン特性をメカニカルな部分で持たせるのか、新しいエレクトロニクスで持たせるのかを決める必要がある。
 
通常、全てのRC213Vのライダーはプレシーズンテストを新しいエンジンとシャーシのパッケージでテストを始める。そしてその後の開発はファクトリーのレプソルホンダのライダー達が優先される。しかし、2015年のエンジン特性による問題が解決したかについて疑わしい部分が残るため、ホンダはマルケスとペドロサからさらなるデータとフィードバックを集め、カタールの開幕に向けて2016年のエンジンの仕様を決定するものと思われる。