★HRC中本氏「ロッシはいつも敵を必要としていた。」
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ライダーは激しくライバルと戦っているわけですから、そこに軋轢が生まれるのは当然の話。出来る事ならばクリーンなバトルだけが見たいのがファンの心理ですが、そこに人間性があるからこそ敵対するというのは、確かにそのとおりかもしれません。
ロッシは昨シーズンのセパンにおけるマルク・マルケスとの接触で騒動の最中に放り込まれた、結果として2週間後の最終戦ヴァレンシアで最後尾スタートとなった。
タイトル争いでチームメイトのホルヘ・ロレンゾに敗れ、ロッシはマルケスがロレンゾを助けていたとしてマルケスを非難したが、中本氏はロッシのライバルに対する敵対的なアプローチはロッシのメンテリティーだと考えていると語る。
HRC副社長 中本氏
「ヴァレンティーノがある事を話せばファンの半分以上はそれを信じるでしょう。もしヴァレンティーノがホンダのイメージを傷つけるような事を語った場合、我々がコントロールできる事ではありません。彼のキャリアにおいて彼は常に敵を必要としてきました。セテ・ジベルナウ、マックス・ビアッジ、ケイシー・ストーナーなど。ただこれは彼について私が好きなところで、これは彼が普通の人間である事を示しており、彼が神ではないことを表しています。」
マルケスとロッシの戦いが個人間の争いだと捉えられていると感じるかという問に対して、中本氏は彼らのライダーは常にバトルの中でそうしているように振舞ったと語った。
「マルケスは常に勝利するためにレースをします。そこにオーバーテイクのチャンスがあれば彼は挑戦します。セパンにおいて彼らは2人ともミスを犯しました。彼らは互いのペースをスローダウンさせて、ペドロサとロレンゾに逃げられてしまったんです。来年はトラックでクリーンなバトルが見たいですね。休暇によってマルクもリセット出来たでしょうし、ヴァレンティーノも同じであることを願っています。」
By Jamie Klein