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★BMW CESにてヘッドアップディスプレイ付きヘルメットを発表

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BMWモトラッドからヘッドアップディスプレイ搭載のヘルメットがコンセプトモデルとして登場しました。これは1月6日〜9日にラスベガスで開催されるCES(Consumer Electronics Show)にて発表されるものです。ナビはもちろん走っている道路の制限速度、この先に横断歩道ありだとか、車両情報も含めて表示が可能とのことです。BMWから届いたプレスキットを見る限りはヘルメットの重量は記載がありませんが、小型コンピューターとスピーカー内蔵とのことなので、そこそこ重いように思います。

★BMW ヘッドアップディスプレイ付きヘルメットを発表

BMWモトラッドプレスリリース

都市交通の中では一瞬の不注意でライダーは危険な情強に置かれることになります。2003年にBMWは、自社の車両向けに世界で初めてヘッドアップディスプレイをオプションとして提供したメーカーとなりました。BMWのヘッドアップディスプレイは、交通情報、そして車両に関する必要な情報をドライバーの運転の邪魔にならないようにドライバーの視野に投影することで、ドライバーは運転に集中し続けることが可能です。これは車に比べてバイクにおいてはさらに重要で、ライダーの場合ほんの一瞬の不注意で一瞬にして危機的な状況に陥る可能性が高いのです。

★BMW ヘッドアップディスプレイ付きヘルメットを発表

この技術をバイクに適用する未来を見越して、BMWモトラッドヘルメットに革新的なヘッドアップディスプレイの機能を組み込む開発が行われてきました。 この開発によって、ライダーの視野に情報をダイレクトに表示することが可能となり、これはライダーはもはやインストゥルメンタルパネルを見る必要が無く、都市交通の中において集中を乱されることなくライディングが出来ることを意味します。

★BMW ヘッドアップディスプレイ付きヘルメットを発表

ディスプレイは自由にプログラムが可能で、ライダーに最大限の安全性を提供するためその時の状況に関連して助けとなる情報だけがライダーに表示されます。安全性と快適性に関わる情報はライディングエクスペリエンスにもより重要なものです。表示可能なオプションは安全性に関する情報、車両の技術的な内容に関するデータ、例えばタイヤの空気圧、オイルレベル、残燃料、速度、ギヤポジション、速度制限、道路標識、また差し迫った危機に関する情報なども表示が可能です。

★BMW ヘッドアップディスプレイ付きヘルメットを発表

将来的なV2V(※vehicle-to-vehicle車対車)間の通信では、リアルタイムで今まさに起こりえる情報などについての表示も可能となるでしょう。さらには、ヘッドアップディスプレイによってライダーのライディングの快適性を高める視覚情報の提供を可能とします。これは計画していたルートの表示、ツーリング時のナビゲーションなどです。ヘッドアップディスプレイ付きのヘルメットは、安全性を有しながら感動的なライディングエクスペリエンスの提供を可能とするでしょう。例えばヘルメット内部に搭載されているカメラによる前方のビデオ撮影。セカンドカメラはリヤに搭載されているので、将来的な機能としてデジタルリヤビューミラーとして使うことが出来ます。

★BMW ヘッドアップディスプレイ付きヘルメットを発表

そしてとっておきの機能として、グループで使用することも可能となっています。これによってライダーは他のライダーはどこにいるのかを一瞬にして把握することが出来ます。ヘルメットには先進的な小型コンピューターとスピーカーが内蔵されており、左側のハンドルバーに搭載されるBMWモトラッドのマルチコントローラーでコントロールが可能。同じくカメラの操作も可能で、ライダーは自分が必要な情報を選択することが出来ます。必要な情報を表示する機能は既存のヘルメットでも、被り心地や安全性を犠牲にせずに実現は可能でしょう。なお、ヘルメットには2つの交換可能なバッテリーを装備しており、稼働時間は約5時間となります。BMWモトラッドはこの一連のプロダクトの技術をこの先数年で発展させたいと考えており、これによって既に展開しているライダーの装備にさらなる安全性を追加したいと考えています。

By BMW Motorrad