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★MotoGPライダー評価2015「9位ポル/10位ペトルーチ/11位アレイシ/12位ビニャーレス〜15位バルベラ」

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エメットさんの2015年のライダー評価もこれでパート4となり9位〜15位の選手です。この中でもやはり注目はビニャーレス選手でしょうね。シーズン後半にはスズキのメインライダーであるアレイシ選手を順位で上回り初め、存在感でも確実に上回っていました。鈴菌の管理人の懸念として当ブログでも散々述べておりますが、スズキはビニャーレス選手との3年契約の間に表彰台を狙えるバイクを作り上げなければならないと思います。そうしないとエメットさんも指摘するように、ホンダやヤマハが契約金と表彰台を狙える装備を提供して、3年間の契約の途中でもビニャーレス選手をさらっていく事態もあり得るかなと。。ポル・エスパロガロ選手やブラッドリー・スミス選手も可能性としてはありますが、ロッシ選手の後釜としてビニャーレス選手というシナリオも十分可能性はあるような気がします。 

★MotoGPライダー評価2015「9位ポル/10位ペトルーチ/11位アレイシ/12位ビニャーレス〜15位バルベラ」

2015年のライダー評価を続ける。今回はランキング9位〜14位の選手だ。パート4の今回はポル・エスパロガロ、ダニロ・ペトルーチ、スズキのアレイシ・エスパロガロ、マーヴェリック・ヴィニャーレス、スコット・レディング、ヨニー・ヘルナンデス、ヘクトル・バルベラだ。もし最初の3回を見逃してしまったのなら、パート1のモヴィスターヤマハの2人、パート2のレプソルホンダの2人、パート3ではアンドレア・イアンノーネとカル・クラッチローを取り上げている。

リマインダー:我々は各選手がその能力に対して同程度かそれを超えていたかで10点満点をつけている。例年のようにチャンピオンシップの順位に従って評価している。

ポル・エスパロガロ/モンスターテック3ヤマハ

9位:114ポイント/スコア5
今年はポル・エスパロガロが結果を期待されていた年ではない。チームメイトのブラッドリー・スミスを負かした2014年のルーキーシーズン以降、エスパロガロは2015年に大きく後退した。彼は2014年の136ポイントに比べて114ポイントの獲得に留まり、彼が表彰台争いに関わる姿を見ることは出来ず、昨年シーズンの終わりに今年の結果を予言されていたかのようだった。

 

何が起きたのだろうか?2015年にエスパロガロがどこを間違えたのかをピンポイントで指摘するのは難しい。しかし彼の中では明確になっているのだろう。2014年の成功は彼をさらにハングリーさせた。そして2015年に彼は可能なかぎりプッシュしようとした。しかしこれはブリヂストンを履いたヤマハのMotoGPバイクでは上手くいかなかった。ハードにトライすればするほどペースは遅くなったのだ。速く走らせるには、ブラッドリー・スミスがデモンストレーションしたように、落ち着いて、スムーズに、出来る限り正確に走る事が大切なのだ。

 

ポル・エスパロガロは前を見つめている。彼はミシュランタイヤについて一番最初に口を開いたライダーの1人でもあるし、ミシュランタイヤでレースをすることを楽しみにしている。ミシュランタイヤは彼が速く走るためのグリップを彼に与えてくれた。多くのMoto2出身ライダーはミシュランタイヤを歓迎しているが、その中でもエスパロガロは最も大きな声を上げている。彼はヴァレンシアテストで来年からのエレクトロニクスを使用してはいないものの、ミシュランタイヤで速いタイムを出していた。ミシュランタイヤは彼が必要としており、多くのライダーの頭の中にある、「あと0.1、0.2秒」を詰めるための自信を与えてくれるかもしれない。0.1秒、0.2秒というのは削るのが難しく、最も確保しがたいもので、リードを築いては失うという繰り返しのようなものだ。エスパロガロは可能な限り2016年はミシュランタイヤにしがみついていくだろう。


ダニロ・ペトルーチ/プラマックDucati

10位:113ポイント/スコア8

彼にとって、どのような態度で選手権にアプローチするかという事は2015年の課題だった。そしてその意味でダニロ・ペトルーチが我々を一番驚かせてくれた選手だ。死ぬほど遅いIODAレーシングのARTアプリリアを降りてプラマックDucatiを操縦するとなって、彼は2014年から2015年のオフシーズンにかけて体重を8kg減量、セパンのテストにはMotoGPクラスで走るようになってから最もすっきりとした状態で登場した。彼はチャンスを見つけ、そしてそれを見事に掴んだのだ。

 

ペトルーチは常に10位付近を獲得し、安定してしっかりした結果を残した。彼は2014年には17ポイントだったところ、2015年には113ポイントを獲得した。彼はDucati2年目となるチームメイトのヨニー・ヘルナンデスを寄せ付けなかった。彼の今シーズンの最高順位は2位となったシルバーストーンで、彼がレインコンディションの中でいかに素晴らしいライダーであるかを示してくれた。また、プレスカンファレンスでのウィットに飛んだ会話で、我々に彼の姿をもっと表彰台で見たいとも思わせてくれた。

 

彼にとっての問題は順位が10位付近で止まってしまうことだ。彼のシルバーストーン以外での最高位は2回の6位で、1つはウェットレースとなったミサノ、そしてもう1つがセパンだ。これは彼の前で置きていた競り合いによって彼のスペースが生まれたことによる。しかし。彼のシーズンはDucatiからの恩情を引き出すのに十分だった。ペトルーチはプラマックのシートを来年も確保し、来年はより良い装備で参戦出来ることになった。ペトルーチは2015年シーズンに見込みがあるところを見せた。彼はこれを続けねばなるまい。

 

アレイシ・エスパロガロ/ECSTARスズキ

11位:105ポイント/スコア8

スズキのMotoGP復帰はファンとメディアにちょって非常にエキサイティングなものだった。しかし、歴史を振り返ってみると常に良い成績を残してはいながら、本当の意味で競争力が高かったことは一度として無い。シリーズが2ストロークから4ストロークに変わった後は、スズキの全盛期は過去のものとなった。

 

2015年のGSX-RRは典型的なスズキのバイクに見えた。MotoGPグリッドの中でこの4気筒バイクは最高のハンドリングマシンだったが、馬力が足らず、シームレスギアボックスを装備していなかった。そのためアレイシ・エスパロガロ、マーヴェリック・ビニャーレスがヤマハ、ホンダ、Ducatiにとって勝負出来る事は出来なかった。

 

アレイシ・エスパロガロは前半戦はファクトリースズキのライダーとして良い結果を残した。しかし彼が2014年オープンクラスのフォワードヤマハで見せたパフォーマンスからすると、彼は少しガッカリしているようにも見えた。この世界で最も優秀なクルーチーフであるトム・オケインと共に、彼は出来るかぎりスズキのバイクの全てを引き出そうとした。バルセロナでは彼はポールポジションを獲得出来るほどのペースだった。しかしレースの中でバイクの弱さが顔を出し、エスパロガロ、ビニャーレスはポール、2位という順位からスタートしたものの、1コーナーまでに6台や7台のバイクにパスされてしまった。

 

2016年型のバイクは当然良くなっているだろう。シームレスギアボックスは既にテストで使用されている。しかしまだ馬力は追いついていない。今の段階ではエスパロガロのスズキ内でのポジションは安定していている。しかし2017年には新しい才能がやってくる。彼はこのシートを長年確保するのであれば、良い結果を維持しなければならないだろう。

 

マーヴェリック・ビニャーレス/ECSTARスズキ

12位:97ポイント/スコア9
我々は2015年の新しい異星人誕生の証人なのだろうか?マーヴェリック・ビニャーレスはそうなる可能性を限りなく秘めている。シーズン前半のうちに、彼は彼よりも経験豊富なチームメイトのアレイシ・エスパロガロに並び、彼を負かし始めた。ライダーがマシンの弱点を克服しやすいフィリップアイランドでは、ビニャーレスは勝者のマルケスより7秒遅れの6位を獲得した。そしてこれは5位のダニ・ペドロサから2秒遅れというタイムだった。これはビニャーレスが特別なライダーであるという証拠と言える。

 

ビニャーレスの成長はトラック上にとどまらず(最終的にはトラック上が最も評点される場ではあるが)トラックの外でも成長した。彼はいつもプロフェッショナルで、落ち着いており、彼の年齢にしては成熟しており、質問に対して熟考して知的に答える。プライベートの生活についても、彼の名前の通り知識人として振る舞っている。多くのライダーがパドックガールをガールフレンドにするのに対し、彼のガールフレンドであるキアラ・フォンタネージは4度のWomen’s Motocross World Championship(女性モトクロス世界選手権)のチャンピオンだ。

 

ヴィニャーレスが次の異星人となりマルケス、ロッシ、ロレンゾ、ペドロサに挑んでいくのか?彼ら異星人に共通しているのは、クラスを変更してもすぐさまに結果を残すことにある。つまり表彰台やポールポジションだ。ヴィニャーレスはこういった結果を残していない。しかしそこにはスズキのバイクが表彰台という結果を残せるようなバイクでは無いからという明確な理由がある。ビニャーレスは今や3つのクラスでルーキー・オブザイヤーを獲得して非常に限られたグループに属するライダーだ。しかしスズキが2016年に良いバイクを持ち込めば、表彰台は確実に手が届くだろう。もしスズキが良いバイクを持ち込めなかった場合、ホンダかヤマハがすぐにビニャーレス獲得に動くだろう。


スコット・レディング/Marc VDSホンダ

13位:84ポイント/スコア4
スコット・レディングは非常に不満の残るMotoGPルーキーシーズンを迎えた。彼はホンダのRCV1000Rオープンクラスのバイクで速さを発揮し、初戦で同じバイクを操縦する2006年のワールドチャンピオンであるニッキー・ヘイデンの前でレースを終えた。彼の問題は同じオープンクラスのホンダに比べれば速いが、ファクトリーやサテライトバイクと比べた時は完全に離されていたという点にある。彼は完全なRC213Vを使わせてくれればフロントで戦えると豪語していた。

 

レディングは遂に望み通りのバイクを手に入れた時、驚いた。それは快適なハンドリングに馬力を増したRCV1000Rではなく、恐ろしく、唸り、攻撃的な猛獣だった。それはスピン、ウイリーを繰り返し、作業を進めるということがほぼ不可能なマシンだった。

 

レディングにとってバイクだけが障害だったのではなく、MotoGP参戦が始めてであったMard VDSレーシングチームで走っていたこともある。彼らは新しいチームを作る必要がそもそもあった。ホンダのWSBKのクルーチーフであるクリス・パイクを雇ったものの、全てがスムーズに動き出すのには時間がかかった。レディングは頭を垂れるしかなく、自信を失っていった。

 

殆どのレースにおいてレディングは過去の自分のレースの影のような存在だった。彼はバイクの上で硬直しており、ためらいが見て取れた。そしてこれは当然MotoGPバイクの乗り方ではない。時折素晴らしいペースになることがあるが、これは長くは続かなかった。ミサノでの奇妙な天候が表彰台の獲得を助けたが、それで何かが変わったわかではなかっった。

 

最後の数戦では彼は適当にやっているようにも見えた。彼は既にプラマックDucatiと契約をかわしており、ホンダから離れてGP15に乗りたいと何よりも考えていた。ミシュランのテストからはレディングの選択は間違っていないようにも思えた。レディングは非常に競争力の高い速いレーサーだったが、2015年はそうではなかった。

 

ヨニー・ヘルナンデス/プラマックDucati

14位:56ポイント/スコア6
ヨニー・ヘルナンデスはプラマックDucatiのリードライダーとしてGP14.2でシーズンのスタートを切った。ダニロ・ペトルーチはGP14.1(2014年にクラッチローが使用していたバイク)を使用していた。ヘルナンデスのハードブレーキングとデスモセディチのリヤをスライドさせる様は見応えがあったが、装備に劣るチームメイトに徐々に離されていった。ヘルナンデスは予選順位は良くトップ10位に入ることもあったが、期待されていたような進歩を見せなかった。才能はそこにあるのに彼はその才能を伸ばさなかった。

 

進捗の無さによって彼の姿をプラマックで見かけることは出来なくなった。2016年彼はGP14.2でAspar Ducatiから参戦する。彼にとって自身の進化を見せる付けることが出来る別の機会ではあるが、彼にとってMotoGPのチャンスは尽きようとしている。

 

エクトル・バルベラ/Avintia Ducati

15位:33ポイント/スコア8
毎年ファンはバルベラがなぜ次の年もMotoGPで走っていられるのだろうかと疑問に思う。そして毎年バルベラは彼自身の居場所がMotoGPであると証明するのだが、彼がこのクラスでチャンピオンになることはあるまい。

 

2015年にバルベラはAvintia Ducatiでオープンクラスのチャンピオンで勝利することで、その他残りのライダーの中での彼自身の価値を証明してみせた。彼は予選でオープンクラスのソフトタイヤの使用もあり予選では好タイムを記録していたが、10位以下に入ったのは一度だけだ。オープンクラスのライダーであるということは辛いシーズンだっただろうが、彼はその他大勢のライダーの中ではベストと言えるライダーだ。

Rating The Riders, 2015, Part 4: The Espargaros, The Suzukis, Petrucci, Redding and Hernandez | MotoMatters.com | Kropotkin Thinks

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