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★MotoGP2016ヤマハ「ライバルに遅れをとっている」

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ヤマハはヴァレンシアのテスト以降、来年に備えてのプライベートテストを実施しませんでした。冬季休暇の前にある程度の情報を得て開発の方向性を探るという意味では、テストを実施したほうが良かったのかもしれません。 ライバルへの遅れを来年のテストでとり戻せるのかが気になりますね。

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500cc時代やMotoGPにおいてタイトル争いが最終戦にもつれるのは稀だ。またチームメイト同士がタイトルを争うというのは1957年以来のこととなる。これがヤマハにとって今年がユニークな年となった要因である。ホルヘ・ロレンゾとヴァレンティーノ・ロッシの2人がチャンピオンシップ争いを演じた事は、2人の関心を今年のチャンピオンシップに集中させ、シーズンが終了するまで2人の集中を来年から始まる技術的な変更点に向かわせなかった。

来年からブリヂストンに変わりタイヤサプライヤーとなるミシュランのテストで、2人とも何度も転倒しており、彼らがタイヤにあまり気が進まない事は理解出来る。ヤマハにとって今年最後のテストとなった先月のヴァレンシアテストで、ロレンゾのチームマネージャーのウィルコ・ズィーレンベルグはタイヤとECUの作業を始めた。これはヤマハにとって2015年のタイムに0.5秒かそれ以上のコストとなって帰ってくるだろう。ライバルがロスした時間は少ないとズィーレンベルグは語る。これはDucatiの4名のライダーがヘレスで行われたプライベートテストで上位を独占したことから来ている。なお、このテストにヤマハは参加していない。

 

ウィルコ・ズィーレンベルグ

「我々の2人のライダーはチャンピオンシップバトルをしていましたので、今年を諦めて来年に向けてテストをしていく事が出来ませんでした。その時はそんな事にかまっている暇は無かったんです。ライバルに遅れをとっているか?現状はそう思います。我々はいくつかのミシュランのテストを逃していますし、うちの2人はチャンピオンシップへの影響を考えてテストを恐れていたんです。ですから来年チャンピオンシップを戦う上で、タイヤは我々にとって不利な要素になると思います。他のメーカーにとっては「俺達には(チャンピオンシップは)関係ないから好きな事を試そう。」という事が出来たんだと思います。」


これらの懸念はロレンゾがセパンとムジェロで行われたミシュランのテストで大きな転倒をしていることからも明らかだ。そしてロレンゾが参加しなかったムジェロテストではロッシも転倒している。しかしロレンゾはロッシと同じくヴァレンシアのテストで転倒しなかった少ないライダーの1人であり、ヤマハライダートップとなる5位でテストを終えている。

 

「彼はとても慎重に走っていました。最初は慎重に走って徐々に調子を上げていくことが重要です。通常彼らは信頼できる材料で作業をすることに慣れていますが、いきなり良くわからない新しい材料で限界でプッシュしなければいけなかったんです。他に難しいところはシーズン中にも見て取れました。ロレンゾはミシュランを履くといつも転倒していましたが、これはブリヂストンを使用した直後だったんです。ブリヂストンと同じようにライディング出来ると思いがちですが、すぐに同じ乗り方では駄目だと気付きました。これはロレンゾだけでなく他のライダーに関してもね。明らかに別の方向性での作業が必要なんです。ヴァレンシアではレースの後に1日空けてのテストとなりましたので、ライダーはブリヂストンのリズムを忘れることが出来、我々もバイクをミシュランに合わせてセットアップすることが出来ました。これは以前のテストには無かったことで、以前はいつものセッティングでブリヂストンタイヤを外してミシュランタイヤですぐに走り出すという形でした。」

 

ウィルコ・ズィーレンベルグは1990年の西ドイツ250GPの勝者だ。そして次の世界選手権では4位を獲得している。彼はタイヤのキャラクター、エンジンの性格、ライディングスタイルの組み合わせが転倒を呼んでいると考えている。

 

「いくつかの転倒はブレーキング中でフロントが既にロックしてしまっているんです。他は中速コーナー。ここではスロットルを開けるとフロントから転倒しています。ですからこれはタイヤだけではなく、エンジンの性格とライディングスタイルにもよるところがあると思います。ダニを例に取ると彼はストレート上で強くブレーキングし、素早く旋回しすぐにマシンを起こします。これが彼のスタイルでミシュランに合っています。彼はそこまで長くバイクを寝かさないので、フロントに依存しない走りになっているんです。ホルヘやマルク、ヴァレンティーノは苦戦していますが、これは恐らく彼らがブレーキングを非常に強力に奥までかけるからでしょう。これが彼らがブリヂストンで行っていた走りです。彼らはこのライディングを忘れる必要があり、これは非常に難しいことなんです。」

 

ロレンゾがこれらの変化に適応出来るかという質問にはズィーレンベルグはこう答える。

 

「実際彼はそういうことが得意なライダーです。彼はいかなるセッティングでも速く走れます。彼の通常のセットアップから大きく異なっていたとしても、彼は良いタイムで走りますよ。別の話として彼はタイヤの限界を良く感じながら走っていますが、ミシュランの場合どこに限界があるのかを理解する必要があるんです。問題はタイヤが限界がどこなのかをあまり伝えてこない点にあるんです。これは現時点で皆に共通している点だと思います。ですから転倒が起こっているんですよ。」

 

ホンダ、Ducati、スズキ、アプリリアは11月の終わりに彼らのライダーとともにプライベートテストをECU、ミシュランタイヤという組み合わせで実施している。ヤマハに関してはプライベートテストを2016年に行なう。ロッシとロレンゾの次回テストは2016年の2月1日〜3日のセパンテストとなる。ヤマハはプライベートテストをその前となる1月13日、14日にかけてセパンにおいて行なうが、1月31日までは正規ライダーでのテストが禁止されている為、参加するのはテストライダーのみとなる。

www.crash.net

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