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★HIGH OCTANE SPEEDSHOP BMW HPnineT

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BMW RnineTは色々なカスタムが出来る事で人気の車両ですが、プロがコツコツと創りあげると、凄まじいものが出来るというような「HIGH OCTANE SPEEDSHOP」のカスタムバイクです。全て板金技術で作り上げたという美しい外装、そして直線の部分が全くないという特徴的な取り回しのエキゾーストが目立ちます。製作期間は6ヶ月とのこと。

★HIGH OCTANE SPEEDSHOP BMW HPnineT

ジェフリー・ソルのBMW RnineTはオランダのビッグツインバイクショーで登場して以来、ソーシャルメディアで話題を呼んでいる。Bike EXIFは最近このバイクを”今週のカスタムバイク”の称号を与えた。ジェフリーはHIGH OCTANE SPEEDSHOPを運営している。偶然にも筆者は同僚からジェフリーが自身のバイクについてインタビューを受けたがっていると聞き、喜び勇んで彼のBMW HPnineTの取材に向かった。

Q

「ジェフ、High Octane Speed Shopの成り立ちなどについて教えてもらえますか?」

ジェフリー・ソル

「High Octaneは2000年に自分だけで始めたショップで、自分がAudiでドラッグレースをしていたレースチームの名前から来ているんだ。それ以降同じ名前を使い続けていて、自分が作成したものは全てHigh Octaneの名前を付けているんだよ。High Octaneは自分1人だけでガレージで作業をしているんだ。小さい場所だけど、何をどう動かせばいいのかなど把握しているんでね。場所はNaardenのあたりの住宅地で、自分の仕事を見たいと思うお客さんのためにフロントドアが無いのは少し残念だね。自分が作り出すものは、ショップの名前を引き継いでスピードを要素として持たせているんだ。」

★HIGH OCTANE SPEEDSHOP BMW HPnineT

Q

「あなた自身のバイクの歴史とカスタムビルディングについては?」

ジェフリー・ソル

「免許を取ったのは8年前、26歳の頃だったね。なぜ26なのかって?それはスピード狂の自分自身を守るためだね。18歳の頃から競技車両を運転してきたんだ。最初はクラッシックとレースカーに情熱を注いでいたんだ。ただ自分ひとりで作業しているもんだから、車の場合は仕上げるのに数年かかるんだよ。だから車で新しいプロジェクトを進めようと思うとしっかりと準備をしないといけないんだ。バイクは第二の情熱の先という感じだったけど、バイクの場合は小さなプロジェクトで済むね。過去数年で友人や妻にカスタムバイクを作ってきたんだ。」

 

★HIGH OCTANE SPEEDSHOP BMW HPnineT

「自分のこういったスキルは12の事から。この仕事を始めたのは、車をいじっていた父の影響だね。長年色々な種類の車をいじってきて自分の限界を上げてきたんだ。ただ、最も多くを学び、最も辛かったのはドラッグレーシングだね。基礎的な板金のスキルは16の頃からあって、簡単な溶接くらいは出来たんだよ。板金の本を買ったり、イングリッシュホイール(板金に使用する大型の工具)などに関して勉強するなどしていったんだ。もっと勉強をしたかったんだけどインターネットが出来る前の年代ではそれが難しかったんだ。5年前にようやくイギリスで自動車車体製造工のマスターを見つけて勉強をした。その後自分でイングリッシュホイールを自作して色々な作成を始めたんだ。過去5年間は色々と板金に関する仕事をしてスキルを磨いていったんだ。その頃からバイクをよくカスタムするようになったんだ。バイクであればデザインも組み立ても早くできるからね。」

 

Q

「HPnineTはどのように組み上げたんでしょうか?」

ジェフリー・ソル

「BMWがオランダで開催したSoul Fuelチャレンジコンテストに参加したんだ。最終的には2位だったんだけど、自分のデザインを引き出しの中で眠らせておきたくなかったんだよ。だから自分のBMW Rockstarを新車のRnineTと交換したんだ。コンセプトは滑らかでエアロダイナミクスに優れた造形で、組み立てに伝統的な板金のスキルが必要とされること。自分の技術を試すためにも1位を狙っていたんだよ。艶があってポリッシュされていて、一点も曇りのないアルミニウムを使いたかったんだ。自分がバイクを購入したディーラーからBMWがプロジェクトを聞いたようでね。それで彼らのほうから、ビッグツインバイクショーでBMW Motrradのブースで展示しないかと誘ってきたんだ。このバイクに関しては自分が全て自分がやりたいようにやったからBMWは何も関係していないんだけど、彼らは自分のスケッチを見た段階で、BMWのブースに展示するに相応しいと確信を持っていたようだね。」

 ★HIGH OCTANE SPEEDSHOP BMW HPnineT

Q

「製造工程の中で使っている技術について伺っても良いですか?」

ジェフリー・ソル

「このバイクはだいたい6ヶ月で作ったもので、最初はアルミニウムのボディの型としてwooden buck(木の型)を作ったんだ。いつもデザイン・製造・機能の作りこみという3つのステージごとに作業をするようにしていて、この3つの工程はバイクを作り始めるまえに固めておく必要があるんだ。これはタスクをスムーズに進めるためにも必要なことなんだ。気分がいい時はそれからイングリッシュホイールを操作して、wooden buckをガイドにしながら作業を始めるんだ。大きなパーツはいくつかのパーツから出来ていて溶接で繋いでいる。細かい部分はそのほうが楽だから別々に作業を進めるんだ。その後はTIG溶接で1つのパーツにまとめていく。それから溶接痕をヤスリがけで綺麗にしてハンマーなどでなめらかに整形していく。そしてその後またヤスリがけをして、パーツの中で高い部分低い部分を作り出していく。このプロセスを完璧になるまで続けるんだ。」

 ★HIGH OCTANE SPEEDSHOP BMW HPnineT

「溶接、ヤスリ、ハンマー、ヤスリという具合にね。パーツの厚さ自体は変えずに高低差を付けていくのをピック&ファイルメソッドと言うんだ。サンディングは180番から始まって1200番まで磨いた後にポリッシュを行っている。いつも全ての外装がついた状態でバイクを眺めてから各部分の形を整える作業を始めるんだ。最終的に理想的な形になるまでね。一度に一枚の外装に集中してしまうということはしない。全体を眺めながら自分が望むようなラインの流れになっているかを確認していくんだ。ラインの流れというのは自分にとってはとても大事な事で、全てのラインとディテールはバイクのデザインを完璧にするものでなければならない。例えばエキゾーストは僅かなカーブを実現するために3台のホイールベンダーを製作して作っている。一点もストレートになっている点が無いようにしたかったんだ。エキゾーストはリヤシートフェアリングの中に組み込まれていて、オイルクーラーはサイドフェアリングに位置をずらしてあって、サイドフェアリングには冷却のために新たにダクトが新設してある。ボディワーク以外にバイクは特に手を加えていない。エアフィルターとエキゾーストはモディファイしてあるけどね。」

 ★HIGH OCTANE SPEEDSHOP BMW HPnineT

Q

「HPnineTを作るうえで、最もチャレンジングだったところは?」

ジェフリー・ソル

「フロントフェアリングだね。これはスタンダードなデザインじゃないし、航空機のようなリベットを付けたかったんだ。フェアリングのラインの流れを作るのは難しかったね。」

 

Q

「このバイクにおいて最も誇らしい部分はどこですか?」

ジェフリー・ソル

「このバイクにおいて最も気に入っているのはヘッドライトだね。オールドスタイルのヘッドライトカバーを付けたいと思っていたんだ。これには専用のビードローラーダイスを作ったり、ライトマウントに方法に関して色々と頭を使ったんだ。奥さんのオーブンとインストラクションビデオを見ながら作ったバキュームモールドを使ったんだ。自分が作りたいものを実現するためにこうした事をするというのは、カスタムビルディングの楽しみの一つだね。」

www.returnofthecaferacers.com

highoctane.nl