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★レースディレクター マイク・ウェッブ「ロッシは故意に接触した」

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プレスカンファレンスの席でも「ヴァレンティーノは有名だからいつも罰則が軽いんだ。」とロレンゾ選手が語っていましたが、結果的に見るとロッシ選手はポイントの剥奪もありませんでしたし、選手権を最後まで興行として面白い形で進めつつも罰則を与えるという意味でのレースディレクションの思惑が透けて見えるようなペナルティ3ポイントの加算という罰則となりました。これでロッシ選手は最終戦ヴァレンシアは最後尾スタートとなります。

★レースディレクター マイク・ウェッブ「ロッシは故意に接触した」

MotoGPレースディレクターのマイク・ウェッブに、ヴァレンティーノ・ロッシがマルク・マルケスに”故意に接触した”として課せられた罰則についてセパンのパドックで聞くことが出来た。この接触によってマルケスは転倒しレースをリタイア。ヴァレンティーノ・ロッシは完走して3位を獲得している。

レースディレクター マーク・ウェッブ

「ライダーが語った言葉を引用する事はしませんが、我々が見たところによるとロッシは故意にマルケスをトラックの外に押し出そう、もしくは故意に彼を押してワイドなラインを走らせようとしたということです。両ライダーから話を聞きました。マルケスによると通常のライディングをしておりレースに集中していたということです。ヴァレンティーノに接触はしないようにね。またヴァレンティーノにまとわりつくというような意図もなかったということです。ヴァレンティーノはまったく別の話をしており、マルケスはヴァレンティーノにまとわりついてペースを落とそうと仕掛けてきたということでレースをするのが難しかったと。そこでマルケスから逃げるために、故意にマルケスにワイドなラインを取らせて彼から逃げようとしたと語っています。」

 

「最後にこれは両ライダーに非があるといえるでしょう。マルケスが何を語ろうと、彼が計画的にヴァレンティーノのペースを乱そうとしていたことは明らかです。ですが、マルケスはルールを守って戦っていました。現在のチャンピオンシップがどうであれ、彼はルールブックによると接触はしていなかったことになります。彼のパスはクリーンで、ルールに基づいたものでした。しかしヴァレンティーノが感じたものはマルケスからの挑発であり、残念ながら彼が取った行動はルールから外れていました。転倒を招くライディングをするというのは無責任でありますし、我々はあの接触は故意のものだったと考えています。彼はマルケスに転倒して欲しく無かったと語っていますが、彼のラインをワイドにさせたかったとは語っています。」

 

レースの最中に何らかのアクションが取られなかったのは、ウェッブによると両ライダーから話を聞いて映像を見返したかったためとしている。ロッシが蹴ったのか?という問題にたいしてウェッブは次のように語っている。

 

「ロッシの足は接触によってフットペグから外れたと(※ロッシ側の証拠としては)言えますが、ロッシの足が接触によってペダルから外れたのか、彼が故意に蹴ったのかについては明確なビデオがありません。確実な証拠と言えるものが無いんです。」

 

ロッシは3位で完走しているが、既に1ポイントのペナルティを持っているので、ヴァレンシアでは最後尾スタートとなる。

 

「前回このような事があった時は、故意にとった行動の結果として転倒が発生しています、(※ハニカとゲバラ)この事例では5ポイントのペナルティを課していますが、これはハニカが故意にやったと証言しており、他のライダーに対して腹を立てた結果としての行為だったからです。このケースではヴァレンティーノは故意にやったとは語っていません。しかし今回の状況を全ての事実から考えるに、彼は故意にワイドなラインで走行し、その結果としてマルケスとの接触が発生し、マルケスをトラックの外に押し出そうとしたと我々は考えています。ハニカは「ええ他のライダーに接触しようとしました。彼を傷つけたかったんです。」と語っておりヴァレンティーノは「ミスをした。」と語っていますが、結果としては転倒を招いた事に変わりはありません。

 

ロッシが5ポイントのペナルティを受けたとしても、ヴァレンシアでのスタート順位がグリッドの後ろになるだけであることには変わらない。6ポイントかそれ以上のペナルティを受けない限り、ピットレーンスタートなどそれ以上の制裁にはならないだろう。

 

タイトル争いにおいてロッシはロレンゾに対して7ポイントのリードであるが、ロレンゾはロッシへの罰則は不公平で、もっと厳しい処置が必要だとしている。マルケスとロッシの出来事は、ロッシがプレスカンファレンスで「マルケスはフィリップアイランドでロレンゾを助けた。」と語ったところから初まっている。

 

「フィリップアイランドの件はマルケスはフロントタイヤに関する問題を語っており、そのままレースで勝利したこともあり、あまり気にとめていませんでした。ですから彼が故意にロッシのペースを落とそうとしたという話は信じがたいですし、我々はそのようには考えていません。私はレースに対して別の意見を持っています。今日マルケスはそういった事をしようとしていたように思いますが、同じような事はどのクラスでも起きていることです。そしてそのような行為はルールにおいては禁止されていないということです。」

(※2015/10/26 8:54追記)

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