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気になるバイクニュース。

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★マレーシアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

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比較的長めのプレスカンファレンスとなりました。前回の激しいバトルについての質問が多いですが、シーズンを追うごとにロレンゾ選手のブラックジョークの切れ味がどんどん鋭くなっているのが面白いです。

 ニック・ハリス

「今現在の緊張感というのはかなり高いでしょうね。」

★マレーシアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

ヴァレンティーノ・ロッシ

「そうですね。非常に長いシーズンだと思っています。ホルヘとずっとチャンピオンシップを争っているシーズンだと感じています。あと2戦でたった11ポイントの差ですし2人のスピードの差はそこまでないですから、フットボールか何かの試合のように今回の前半戦と後半戦ヴァレンシアって感じですね。」

ニック・ハリス

「セパンでは素晴らしい戦績を残していますね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「セパンは素晴らしいトラックで大好きですね。殆どのライダーも好きだと思いますが、レイアウトが良いんですよ。昨年の路面グリップは低かったので、色々と大変だったんです。それに毎年とても暑いですから、アスファルトがとても高温になるんですよね。ただ同時にこのトラックでライディングをするのは楽しいですよ。」

 

ニック・ハリス

「昨年は最後の数周がとても難しかったということでしたが。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「練習走行での順位が低いと5位以上というのは難しいですし、決勝に関してもそうですよね。レースではいつも状況は変わりますし、最終ラップというのはタイヤも限界ですし、体の使い方も変わってきますしね。」

 

ニック・ハリス

「今回のレースは勝つチャンスがあるかと思いますが、レースに挑む心境としては今までと異なるのか、今までと全く同じなのかどちらでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「勝利するチャンスではありますが、プレッシャーもありますね。ここでポイントを加算してヴァレンシアに挑みたいという思いはあります。ただ、いつもと同じようにハードに挑む必要がありますし、練習走行から準備万端の状態で天候の事も良く理解して、そして何よりも日曜の決勝に完全な状態で挑む事が重要です。」

 

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。ホルヘ、これからの2戦プレッシャーが大きいんじゃないですか?」

★マレーシアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

ホルヘ・ロレンゾ

「いや、そんな事はありません。特にプレッシャーありません。今年はミサノで実質チャンピオンシップ争いは終わったと思っていたんです。(※ロレンゾ選手はスリックタイヤのマシンで出走後に転倒)それに今まで非常に複雑な戦いが続いてきましたからね。残りの2戦でポイントを回復しようと思っています。オーストラリアでは自分のせいで大きくポイントを挽回するチャンスを逃してしまいました。ただ、レースには勝てませんでしたが、ポイントの挽回は出来ました。チャンピオンシップではずっと後ろに立たされていたわけですが、勝利出来るチャンスがある状況ですので失敗を恐れずにベストを尽くしたいと思います。失うものはありませんのでね。」

 

ニック・ハリス

「昨年はレースが体力的にタフだったと語っていましたが、今年はタイトル争いがかかっていることもあって、しっかりと準備してきたということでしょうか。」

ホルヘ・ロレンゾ

「正直に言って昨年はトレーニングに関してミスがあって、準備不足だったんです。ただ今年は準備も出来ていますし、どのレースでも良いコンディションで挑めています。日曜のレースに向けても問題ないと思います。」

 

ニック・ハリス

「セパンでは250ccで勝利がありますが、MotoGPでは勝利していません。ヴァレンティーノも話していたように、ヤマハのバイクに合っているサーキットでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「ええ。悪くないですね。ただホンダのほうが強いとは思いますので、ダニやマルケスが非常に速いでしょう。ただ、ヤマハにとって相性が悪いトラックかと言うとそうでもありません。アラゴンでは3、4年勝利がない中で、今回を含めて2回優勝しましたし、何が起こるかはわかりませんよね。」

 

ニック・ハリス

「ホルヘありがとう。それではオーストラリアの勝者、マルケス。今現在、特に何も失うものがない状態ですね。」

★マレーシアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

マルク・マルケス

「そうですね。過去2戦は単純に出来るだけ良い順位で完走することでした。オーストラリアは最高の週末でしたが他のライダーも皆速かったですね。ここは冬期は速かったんですが、春から今まではバイクも自分のライディングスタイルも大きく変わっていますし、トラックコンディションも異なります。ですから今週もまたベストを尽くして日曜に勝つ事を目標にしたいですね。」

 

ニック・ハリス

「2016年の車体作りに関して既に実験を初めているなんてことはあるんでしょうか?」

マルク・マルケス

「いや、今はアッセンから基本的に同じものを使っていますよ。ただ冬期の頃とはシャーシ、スイングアーム、エキゾーストなども異なります。」

 

ニック・ハリス

「ヤマハの2人のプレッシャーに関してはいかがですか?」

マルク・マルケス

「正直に言って本当に面白い戦いですね。出来ることならバトルの中にいたいものですが、今はこのショーを外から楽しんで、ヴァレンティーノやホルヘが今の状況をどのようにマネージしていくかを見るのが楽しいですね。外側から見ていてもそうですが、トラックの内側から見ていても楽しいですね。」

 

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではオーストラリアで3位のイアンノーネ。鳥のことやヴァレンティーノを負かしたことなど色々とありますね。」

★マレーシアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

アンドレア・イアンノーネ

「厳しい戦いでしたね。MotoGPクラスの中で最も激しい戦いの一つでしたね。レース全体を通じて凄いボトルが展開されましたので、多くの人がレースの後にレースの事を語っていました。マルク、ヴァレ、ホルヘというライダーとのバトルはとても大変なものでした。自分はとにかく毎周ベストを尽くしていました。ただ、自分のパフォーマンスには満足しています。」

ニック・ハリス

「セパンではフィリップアイランドのガードナーストレートのような強みがありますでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「そうですね。Ducatiは今の状況では強力なエンジンを持っています。それに自分もバイクへのフィーリングが良いですし、チームも同様です。今週も表彰台を目指して戦いたいと思います。」

 

ニック・ハリス

「フィリップアイランドとはまったく異なる作りのサーキットですが、4〜5人のライダーのドッグファイトになると思いますか?」

アンドレア・イアンノーネ

「そうなると良いですね(笑)自分にとっては多くのライダーとバトルをする事は望ましいんですが、天候が暑いですから簡単ではないでしょうね。ベストを尽くして彼らについて行けるようにしたいですね。」

 

ニック・ハリス

「それではマーヴェリック・ビニャーレス、オーストラリアでの結果は素晴らしいものがありました。ここには良い気分でやってきたんでしょうね。」

★マレーシアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

マーヴェリック・ビニャーレス

「ええ。最高のレースでした。1周目はトップグループに近い位置で走行することが出来、イアンノーネからどのようにライディングをするのかを学習させてもらいました。多くの事を学ぶ事ができました。その後はダニやクラッチローとのバトルになり、今までで初めてバイクに対して良い感触を得ることが出来ました。こういう形でレースを続けていきたいですね。ただストレートが長いので難しいとは思っていますが。」

 

ニック・ハリス

「TVでは4位までの争いに集中してしまっていましたが、実はあなた達のグループもダニ、カルと素晴らしいバトルを繰り広げていたわけですよね。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ええ。ストレートの差が大きいので自分はコーナーで攻めていましたが、難しかったですね。ダニもクラッチローもブレーキングが非常に強かったんですが、スズキに移籍してから最高のレースだったと思います。」

 

ニック・ハリス

「セパンでは素晴らしい戦績を残しています。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ええ。ここは得意なんですが、今年は難しいでしょうね。ストレートが長くそこが弱点ですから。ただコーナーでいくらか挽回出来ると思っています。」

 

ニック・ハリス

「MotoGPでのデビューイヤーでスズキで参戦というのは簡単なことでは無いと思いますが、結果に対しては満足しているでしょう?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ええ。ポジティブに考える必要があると思います。ただもっと結果を出したいです。自分達のターゲットはもっと高いところにありますから。スズキのバイクはまだパワーが足りませんし、グリップも十分ではありません。」

ニック・ハリス

「マーヴェリックありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q
「前に優勝した時から時間が開いていますが、その時のヴァレンティーノと今の自分とでは、何が異なるでしょうか?」
ヴァレンティーノ・ロッシ
「覚えていませんね。(笑)2009年はホルヘとの厳しいバトルがありました。それにもっと成績が安定していなかったですね。今年は2人とも安定しています。2009年はインディアナポリスでミスをしてホルヘに追いつかれ、その後ホルヘがフィリップアイランドの確か1コーナーでミスをしたんですよ。今年はもっとスピードがありますしコンスタンに走行出来ています。毎年それぞれのストーリーがありますが、今年のほうがタイトル争いはよりタイトであることは間違いないですね。」

Q

「FacebookなどのSNSで、あなたへの侮辱的なコメントに関してはどのように考えていますか?これからのレースの仕方を変えたりという事を考えていますでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「FacebookやInstagramのコメントの90%は好意的な内容です。多くのファンに支えられている事を嬉しく思います。これからの2戦もそうしたサポートをいただける事を願っていますし、心配はしていません。」

 

Q

「ヴァレンティーノ、先ほどのイアンノーネへの質問に対してどのように考えていますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ああいうコメントをするファンというのは本当のサポートをしているとは言えないですよね。本当に愚かだなと思います。今はSNSの時代ですから、そういったくだらない意見であっても誰もが自由に語れるわけですよね。それに、皆自分よりも才能があってハッピーな人に対しての悪口言うのが好きなものです。自分も今までそういった愚かな人達から人生の事についてだとか、母親についての悪口を言われたりしましたよ。残念ながらそういった人達には直接言い返す事は出来ませんが。。ただ、話したところで時間の無駄になるだけでしょうけどね。今回の事はイアンノーネにとっては残念だったとは思います。ただ、レースの中で自分より前を走るライダーを抜こうとするのは当たり前の事ですよ。」

 

Q

「レースは何回くらい見返したんでしょうか?また、同じような展開が日曜にもあると思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「何度も見返しましたね。1つは素晴らしいバトルであったということですね。何回くらいオーバーテイクがあったんでしょうね?50回以上かな?」

ニック・ハリス

「52回ですね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「はっはっは(笑)ハイスピードで凄いバトルでしたね。もし前回のようなレースになるとしたら、マルケスと話さないとダメだね。なぜならレースの中では気づかなかったんだけど、見返す中でマルケスが自分達と遊んでいたなというのがわかったんですよ(笑)思うに彼の狙いはロレンゾを先行させて、自分よりもポイントを獲得させる事だったと思うんです。ですから、フィリップアイランドからホルヘが"新しいサポート"を得る事になったというのは明らかだなと思うんです。マルクは独走で勝てる可能性があるライダーですし、今後のレースはまた違う展開になるだろうなと思います。」

ホルヘ・ロレンゾ

「4人の最高のライダーが優勝をかけて最後まで高い緊張感の中で戦った素晴らしいレースであったと思います。自分は2回見返しましたが、特にラストラップの抜かれた瞬間。あれは嬉しくない展開でしたね。うまく説明するのが難しいですけど。。」

 

Q

「マルクがオーストラリアであなたを助けてくれたと思いますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「ええ。特にラストラップでね。(笑)」

(※会場大爆笑)

★マレーシアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

マルク・マルケス

「何度も見返しましたね。本当にフェアで素晴らしいレースだったと思います。自分のライディングも良かったですね。最後にどうやってホルヘに追いついたのかというところですが、彼を抜けると信じていました。今年最高のレースでしたし勝ちたいと思っていたので嬉しかったですね。」

アンドレア・イアンノーネ

「素晴らしいレースでした。ただ、自分もマルクは自分達と遊んでいたなと思います。15周以降の確か5コーナーで、やけに簡単に彼をパス出来たんです。あれが戦略だったのかはわかりませんが。ただ、バトルとパフォーマンスに関しては満足しています。ヴァレンティーノやホルヘとMotoGPクラスで戦えたのは初めてでしたし、嬉しいですね。」

 

Q

「あなたの"マニアック・ジョー"というアダ名の由来を教えてもらう事は可能でしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「ヴァレ、なんでだろうね?(笑)説明してもらえる?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「いやいや(笑)自分は知っているけど、逆に教えてよ(笑)」

アンドレア・イアンノーネ

「これはねぇ。。うーん秘密なんだよ(笑)」

(※会場大爆笑)

ヴァレンティーノ・ロッシ

「これは自分も知っているんだけど秘密ってことで(笑)」

 

Q

「マルク、彼らと遊んでいたんですか?そしてロレンゾを勝たせようとしています?」

マルク・マルケス

「もちろんそんな事はありませんよ。ロレンゾを助けるつもりなら最終ラップで抜こうなんてしないですし、限界までプッシュしないですよ。なぜそのように言われるのかはわかりません。レースで使用したのがソフトのフロントタイヤだったので、27周のレースをこなすのが非常に難しかったんです。確かにレースの中では、タイヤを冷やそうと瞬間もありましたが、同時にギャップを開こうとした瞬間もありました。自分のレースのスタイルとしてはスタートからフィニッシュまでずっと独走で勝つというものでは無いんです。とにかくベストを尽くしましたし、一番大事なことは自分達が勝利したという事です。レースの中ではペースをコントロールする事もありますが、自分が助けるとしたらチームメイトだけですよ。それ以外の場合は勝利することを目指します。」

 

Q

「日曜はタイヤマネジメントが鍵になると語っていましたが、あなたのスタイルは速いコーナリングスピードが特徴ですよね。こういった走り方を変えようと思っていますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「質問が少し分かりにくいので簡素化して言ってもらえるかな?」

(※質問者の英語がかなりわかりづらかったため。)

ニック・ハリス

「タイヤマネジメントの観点からライディングのアプローチを変えるかどうか?という質問ですね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「ああ、なるほど。高い集中力というのは自分の強みの1つですから、通常良いスタートからコンスタントなペースでリードを築く事ができる場合もあります。走り方を変える場合も今年では何回かありましたが、今回の天候や暑さなどでどうなるかは、まだわかりません。」

 

Q

「ホルヘ、このトラックでは勝利がないと思いますが、なぜなのでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「何回かは優勝出来そうなところまでいったと思うんです。例えば2010年なんかは。。」(※説明している最中に手がマイクにぶつかりマイクのスポンジ部分が落ちる。その後、マイクを直してから)

「マイクが壊れるまで戦いましたし(笑)」(※会場爆笑)

「ええと、その時はチャンピオンシップを戦っていたのでリスクを冒さなかったんですよ。ドヴィヅィオーソとヴァレンティーノとタイトル争いをしていたわけですけどね。2013年も途中まで優勝出来そうな走行で、昨年も同様でしたよね。このトラックがヤマハに合わないとか自分が苦手だとかは思わないですね。アラゴンやオースティンに比べたらね。マルクがオーストラリアでそうだったように、速いのにずっと勝てないという事はありますから。自分にとってはシルバーストーンやブルノのように得意なトラックではありませんけどね。」

 

Q

「このトラックではドヴィヅィオーソが速く、ダニもまた速いわけですが、混戦の展開のレースになると思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ダニは速いでしようね。それにドヴィヅィオーソもセパンをいつも得意としていますよね。今のDucatiのパフォーマンスもありますし。ただ、ウインターテストではイアンノーネのほうが少し速かったので、2人共手強いでしょう。ただホンダの2台も速いでしようから、今週もまた混戦になるかもしれません。とにかく自分達の走りが出来るように集中していたいですね。」

ホルヘ・ロレンゾ

「とにかく、最高の週末にしたいですね。ただマルクやダニ、Ducatiそれからスズキにも良い週末になると良いですね。ヴァレンティーノにとってはそうでない事を願っていますが難しいでしょうね(笑)2つのロングストレートがあるので、Ducatiが強いでしょうし気温のこともあります。ダニも強いし、マルクもです。スズキも速い可能性がありますし、確かに混戦になるかもしれません。フロントに小さな集団が出来る展開になると思います。」

 

Q

「最速のライダーがチャンピオンシップで優勝するわけではないという意見もありますが、それについてどう思いますか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「シーズンの結果というのはけして自分だけで決まるものではなくて、マシンやタイヤ、そして周りのライダーからの影響というものもあります。天候の問題もありますし、シーズンが自分にとってラッキーだという事もありますしその逆も然りです。ただ、基本的にはシーズンを通して速く、コンスタントに走行したライダーが最も結果を残すという事には変わりません。ただ、シーズンを通して不運に見舞われる事もありますし、酷い不運に見舞われる時もあれば、何もない事も、幸運な時もあるという事です。」

 

ニック・ハリス

「以上ですか?それでは、写真撮影をしましょう。」