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★ホンダ、ヤマハ、BMWがバイク用ITSの共同開発に関して合意

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燃費問題によるハイブリッドエンジン、モーターによる駆動はバイクも避けられない流れだと思っていましたが、そう言えば車両間のコミュニケーションによって安全性を高めるというITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)も、車の世界では話題の一つですね。バイク乗りからするとあまり縁のない話と思いがちですが、メーカーは着実にこういった流れを進んでいるようです。ただ、紹介している記事中にあるような、ライディングの自由が失われるというようなものにはならないと思います。現在もリミッターカットなどのアフターパーツが盛んですので、将来的に”ITSカット”なんていうものが登場しそうではありますが。。

★ホンダ、ヤマハ、BMWがバイク用ITSの共同開発に関して合意

増加する車の自動操縦、車両同士の情報の共有、通信がスタンダードになるということを重ねて指摘してきているが、そこから考えると次のニュースを読んでも驚かないだろう。

”BMWモトラッド、ホンダ、ヤマハはコーポレーティブ・インテリジェント・トランスポーテーション・システム(C-ITS)のパワード・トゥー・ホイールス(PTWs)(※原動機付き2輪車ということかと思います。)への適用の拡大、コネクテッド・モーターサイクルに関する協会の設置に共同して動きだした。”

 

車やトラックが互いにアラームを出したり、車両間の通信、情報の共有が進むという事が、この流れ(※ITS)において重要な事だ。こうした流れにおいては遅かれ早かれ、モーターサイクルもこの流れに組み込まれるのは必然と言えるだろう。こうした物事は全て安全性という言葉で語られる。しかしこの3社合意の中に見られるのは、近い将来にライディングの完全な自由は失われるという未来だ。どこに行こうとも常にあなたの居場所は特定されるのだ。そうした事を気にしない人間にとっては何と悲しい未来だろうか。

 

ホンダ・プレスリリース
「BMWモトラッドとホンダ、ヤマハの3社はコーポレーティブ・インテリジェント・トランスポーテーション・システム(C-ITS)のパワード・トゥー・ホイールス(PTWs)への適用の拡大に関しての協力を開始します。2014年にACEM(欧州モーターサイクルメーカー協会)のメンバーの間で交わされた覚書によれば、C-ITSは2020年より展開される予定となっています。この動きを加速するため、3社がC-ITSの分野において一足早く協力体制の構築を開始します。」

 

この協力体制に発足に関するニュースは、フランスのボルドーにおいて2015年10/6に開催されたITS世界会議において発表された。3社は2輪車の将来の安全性の向上のために、他の2輪メーカーにもこの協会への加入を呼びかけている。

 

ホンダ オペレーティングオフィサー鈴木氏

「モーターサイクルの安全性に関する開発を加速するため、モーターサイクル、スクーターへのC-ITSの導入を協力して進めようと考えています。」

 

ヤマハ発動機 木村副社長

「我々はすでに車両間通信の分野において活発に活動しています。この分野で我々は自動車、トラックメーカーなどと協力を開始しています。確かにモーターサイクル分野からの要求の中にはこうした流れに組み込まれたくないという要望があるのは承知していますが、次のステップとしてはモーターサイクルをこの流れの中に組み込んでいくことなのです。」

 

BMWモトラッド副社長 Karl Viktor Schaller

「狙いとしてはITSシステムの導入によってモーターサイクルの安全性を高めることが出来る可能性があるということなんです。我々がこの協会に加盟したのは、そうした目的があってのことです。」

 

ACEMのAntonio Perlot氏

「この動きはACEMが考えている安全性向上に関する方向性と同じものです。そして各メーカーの動きはモーターサイクル業界がライダーの安全性向上について真摯に考えていることの現れであると言えます。」

 

ITSテクノロジーが正しく利用されれば安全性向上、交通システムの効率性向上に関して大きな可能性があると言える。ITSは交通インフラ、車両、ユーザーの情報やコミュニケーションの統合を必要とする。基本的に現代でも使用されているものの例としてはGPSがある。これは進行方向に渋滞が発生した時などに迂回路を提案するというような形で既に実用化されている。また今後車両間の相互通信が発達すれば、最適なルートの選択や混雑した都会の中で、より安全な運行が期待される。

 

今回の3社はコネクテッド・ビークル・テクノロジーの分野において、欧州においてフィールドテストの実績がある。これは車メーカーやサプライヤーと合同で行われたものだが、BMWモトラッドはsimTDと呼ばれるドイツのフランクフルトの広大なエリアで行われたフィールドテストに参加。ホンダとヤマハはDRIVE C2Xという欧州のITSフィールドテストプロジェクトに参加している。こうしたフィールドテストへの参加から考えても、今回の3社は今後はC-ITSをモーターサイクルの安全性向上のために導入するという流れの中にいると考えられる。しかし、ITSシステムは本来車の為に考えられたシステムであり簡単にバイクに転用出来るものではない。システムは限られた車載スペースに収まり、防塵、防水、耐震構造である必要がある。専用のソフトウェアやアルゴリズムの開発なども同様に必要となるだろう。

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